ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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卍《怖》その本を開くと—卍
日時: 2009/12/30 16:15
名前: 氷柱 ◆thZwLPvxMw (ID: CzWb5kfF)

  初めまして! 氷柱(ツララ)です><

この話は、簡単に言うと怖い話の短編集です。

下手ですが応援してくださったら嬉しいです(^^♪


        ☆お客様★

   『』人の方が見てくれました<(_ _)>


    第一章『ケ イ タ イ』

第一話>>1
第二話>>2

Page:1



卍《怖》その本を開くと—卍 ( No.1 )
日時: 2009/12/30 16:19
名前: 氷柱 ◆thZwLPvxMw (ID: CzWb5kfF)

    第一話『新しいケイタイ』

「どのケイタイがいい?」

 お母さんが聞いてきた。

ここはケイタイ屋さん。前のケイタイが壊れたから、新しいのを買いにきたんだ〜。

「由美? 聞いてるの?」

 言い忘れてたね。私の名前は『雨季山 由美』(ウキヤマ ユミ) 

「聞いてるよ。う〜ん……これがいいな!」

私は、真っ黒いケイタイを指差した。

「これでいいの? ピンクとか、もっと可愛いのもあるのよ?」

「いいの!」

 もう中2なんだし、ピンクなんてださいよね——

「これください!」

黒いケイタイをつかみ、店員さんのところへ持っていく。

 そして、そのケイタイを買った——

買ったときの店員さんの顔は薄気味悪かったが、そんなことは気にも留めなかった——

  
 そう、これが悪夢の始まりであることもし知らずに——




      第一話終わり

Re: 卍《怖》その本を開くと—卍 ( No.2 )
日時: 2009/12/30 16:14
名前: 氷柱 ◆thZwLPvxMw (ID: CzWb5kfF)

   第二話『とあるサイト』

“バタン”

 家に帰るとリビングを通り越し、自分の部屋へと入った。

「新しいケイタイに、さっそく友達のアドレス入れちゃおーと」

そういって、友達のアドレスを入れていく。

“ピロロロロ”

 ケイタイが鳴った。

 まだ友達には、アドレスを教えてないのにいったい誰だろ?

そんな好奇心から、私はケイタイのメール箱を見た。

 そこには、こう書かれていた——

 ______________________

To,12227

件名,友達になりませんか?

本文,僕と友達になりませんか?

 ______________________


何? 変なメール……。

 12227って誰よ。ケイタイの機種? …なわけないしね——

そんなことを思っていると、何だかこの人ともっと喋りたくなってきた——

 ______________________

To,雨季山 由美

件名,いいですよ♪

本文,ぜひとも、友達になりましょう(^_^)v

 ______________________

私は、そう返事を返した。

 お母さんに言ったら怒られるけど、内緒にしてたらばれないよね?

こうして、私はメールのやり取りを始めることに決めた——




      第二話終わり 

Re: 卍《怖》その本を開くと—卍 ( No.3 )
日時: 2009/12/30 22:01
名前: 氷柱 ◆thZwLPvxMw (ID: pqtrX.PI)

   第三話『12227』

 私がメールを送ってすぐ、返事が返ってきた。

 _____________________

TO,5555599999111888?

件名,知りませんよ?

本文,後悔しませんか?

 ______________________

 
何?  宛先が変わってる……。

 けど、別にいいよね?

私はそう思って後悔しませんとメールを返した。

宛先について気になったが、私の家は大金持ち。

 泥棒なんて入れないし、大丈夫よね?

そんな小さな思いが、あんな結膜を迎えるなんて……。

  
       =数日後=

 私とあいは、毎日のようにメールのやり取りをした。

あいって言うのは、メールのやり取りをしている相手。

 あいって読んでって言われたから……。

けど、宛先は毎日のように変わる——

「ねえねえ、由美知ってる?」

「何を?」

 友達の亜美が聞いてきた。

私は、ケイタイに夢中で適当な返事を返した。

「あるケイタイに、悪魔が宿っていてね。そのケイタイに12227って人からメールが来るんだって」

亜美が言った。 その言葉に、私は不信感を抱いた。

12227って、あいの始めの宛先と同じ……。

「それで?」

私は、ケイタイから目を離し、恐る恐る聞く。

「友達になったら宛先が毎日のように変わって、その番号をケイタイで打つと——」

 私は怖くなりその場から逃げ出した——

始めは、『12227』その次は『5555599999111888』そして、最後は…『2222299999333』。


 

      第三話終わり

 
 


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