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デュスノミアとデメテル
日時: 2009/12/31 13:08
名前: 琴莉 (ID: 9FsoS0Y.)

初めまして 琴莉(ことり)です

今から私が執筆するこの小説は

・多少の残酷・流血シーンが含まれる
・パクリや中傷は一切禁止!

以上のことを心得てくれる方に読んで頂けることを望みます

それではプロローグからどうぞ

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Re: デュスノミアとデメテル ( No.1 )
日時: 2009/12/31 13:10
名前: 琴莉 (ID: 9FsoS0Y.)

—プロローグ—
 
 経済が盛んなアメリカ合衆国。
 ここ、某州東部に位置するルヴァロンは、歴史ある貿易都市。欧州からの移民とその子孫が多く在住し、中でもイタリア系が多数を占める。
 そのため、禁酒法時代の頃からマフィアと呼ばれるイタリア系犯罪集団が浸透していた。そして、それは現在でも続いていることだった。
 
 公共開発、投資、各種渉外、暗殺、売春、麻薬、密造酒。そのマフィアは表から裏から地域を振興し、搾取を行っている。
 不正という不正、利権という利権に関わりながら、何よりも名誉を重んじるのがマフィアという組織の特徴である。
 
 そして————彼らの沈黙の掟・オメルタ。
 
 その掟を破りし者には——————死を。彼らの約束は固く、組織の内側を見せるようなことは皆無に等しい。
 ルヴァロンの表裏で様々な利権を他と奪い合いながら、イタリア系移民を庇護し続けるそのマフィアの名を『アルディアナファミリー』。
 構成員たちは自分の身体のどこかにアルディアナファミリーを意味する『AD』というタトゥーを刻む。
 ルヴァロンの利権をほぼ掌握するアルディアナファミリーは、勢力の拡大と急激な蓄財を進めていた。


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