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- マリアの救済
- 日時: 2010/01/02 07:22
- 名前: しおん (ID: upXvIKCB)
えげつなーいグロにカニバ描写が少々入る予定です☆
幼い私がこっちを振り向き嘲笑している。
「かわいそう、おおきくなったあたし。」
「ふざけないで。あんたに何がわかるの。ほんの数年しか生きてない癖に。」
「あたし、周りからの愛情過多だから。飢えてるおねーちゃんとはおおちがい。顔も中身も愛され大事にされてるんだから。」
「私は未来のあんたよ。そんなこと言ってられるのは今だけなんだから。」
「未来なんてわかんなーい。あたしはおねーちゃんみたいに成長しないから安心して、歪んだおねーちゃん。」
批判・感想などなどバシッっといってやって下さい。
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- Re: マリアの救済 ( No.1 )
- 日時: 2010/01/02 20:16
- 名前: しおん (ID: upXvIKCB)
ばっ。勢いよく上半身を起こす。閉じていたはずの瞼は大きく開かれ瞳孔も拡張している。
あははははは。
冷汗で背中はぐっしょりと濡れ気持ちが悪い。
ふー。と長い長い息を吐き心臓の鼓動を正常に戻してやる。
何度目だろうか、このどろどろとした夢をみるのは。この夢を見ると必ず目が覚めてしまう。だから寝不足なんてしょっちゅうだ。目が覚めた後当分の間眠ることが出来ず、やっとまどろんだと思えば携帯のアラームが容赦なく鳴り響く。身体中が痺れた感覚を騙し騙し身体を起こした後重たい四肢をひこずって台所へ。食器棚から適当にティーカップを取り出しインスタントコーヒーを濃いめに入れお湯を注ぐ。猫舌を我慢しながら一口飲むと熱が食道を通り胃に溜まる。熱は呼気にも伝わり顔の周りを暖める。その暖かさに安心しカーテンを開けると朝日が目に突き刺さり思わず眉をひそめる。太陽が嫌いなわけではないが、あまりにも無神経に全てを照らすので時々隠れたくなる。特にこの夢をみた朝はそうだ。雨雲が空を覆っているくらいが私に相応しいと思う。
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