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腐った彼は、笑わない。【03うp】
日時: 2010/01/06 14:57
名前: 宵子 ◆OKoRSyKcvk (ID: tk7FG1Mp)
参照: 自重しろ。

あれだ、グロテスクな表現含んじゃうと思います。
後、お願いだからマナーとルールと常識は大切に。

……あれ、小説関係なくね(・ω・`)?

@腐った彼は、笑わない。 
   ・目次・

story−00 【プロローグ代わり】>>2
story−01 【腐った平社員は働かない】>>5
story−02 【腐った社長は笑わない】>>9
story−03 【腐った正義は許さない】>>12

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Re: 腐った彼は、笑わない。 ( No.3 )
日時: 2010/01/03 13:02
名前: 宵子 ◆OKoRSyKcvk (ID: 7KibeQxc)
参照: 自重しろ。

>>Dear.貴羅様

 早速コメント有難うございます。
 題名だけとって付けちゃった感があったんですけど、そういう風にとらえてくださって真に有難いです。

 話は正直全然考えてないんですよね。
 無計画人間なので。しかも今まで完結した作品は一切ないという。

 そんなんですから、小説カキコ設立時からずーっと色んな方々の作品見てきてますけど、やっぱ他の人の完結作品みてると憧れるんですね、ハイ。

 ……あれ?話脱線してる?

 何はともあれ、コメント有難うございました。

Re: 腐った彼は、笑わない。 ( No.4 )
日時: 2010/01/03 13:34
名前: ジョーカー (ID: 4eYiKgWv)
参照: おちつけ俺!

おもしろいですね!

更新頑張ってください!

Re: 腐った彼は、笑わない。 ( No.5 )
日時: 2010/01/03 20:52
名前: 宵子 ◆OKoRSyKcvk (ID: 7KibeQxc)
参照: 自重しろ。

story−01 【腐った平社員は働かない】


 「篠紫野、お前の心の引き出しには上司へのマナーというものを仕舞っているのか?」
 「すみません、クリーニングに出してます。多分1週間で戻ってくると思うんですけど」
 「早く電話かけて今戻ってくるようにしてもらえ」
 「いや、一週間後には僕、そのマナーに醤油ぶっかけて汚す予定なんで」
 「……その前にお前を血で汚すぞ」

 そう言うと病葉 迷(わくらば まよい)は、神経質そうに眉間に皺を寄せた。綺麗な顔が台無しだといつも言っているのに、この上司は。
 
 そう思いつつ視線を迷に送ると、迷はぎっと目を三角にしたまま、怒りの鉄拳を僕の頬に叩き込んだ。その勢いのまま、首はごきりとなって180度回った。
 
 「ちょ、痛……」
 「なあ篠紫野、扉を見てみろ」

 迷の言葉に素直に従いながら、みちみちとなる首のまま、自分の背中越しにある扉に、視線を這わした。
 広い書斎の扉には、白い半紙に荒々しく筆で「社長への心得」と書かれたものが、セロハンテープで貼られてある。
 そしてそれに関するもの数十枚が壁にまで進出しているので、無理矢理貼ったことがわかる。

 顎に右手をあて、何か思考しているようなポーズを作り、「ふむ」と口を開いた。


 「……つまり、迷は大雑把だという」
 「成程、首が曲がるのが好きらしいな、篠紫野は」

 ごきごきっ


 ……人間の首は270度までは可能だということがよく分かった。
 迷は僕のリアクションがないことがつまらなかったのか、首を曲げるのをやめて、ふんぞり返って自分の椅子に寄り掛かってしまった。
 
 ふむ、しかし本当に首が痛い。
 迷はリアクションがなかったから面白くない、と捉えているようだけど、実は悲鳴が出そうな程痛かったのだ。いててて……。

 優しく自分の首を撫でていると、迷はそれを満足気に眺めながら、口も開いた。
 

 「まあ良いだろう、今回のは許してやるさ。だからと言って、お前が許されたわけではないけどな。……ということで、ホットケーキとコーヒー。作れ平社員」
 「はあ?」

 命令口調の迷の視線を辿ると、壁に立てかけてある古く細長い時計があった。時刻は———丁度午後3時。一般的にはおやつ時、だろう。

 「分からないか? ホットケーキ、コーヒー。早くしろ。俺は無能は嫌いだ」
 「……はいはい。イコールお子ちゃまってことだ」
 「ぐだぐだゆーな、三下平社員。またの名をただの部下。言っただろ、無能は——」

 迷が最後の言葉を紡ぎ終える前に、書斎の扉を後手に閉めた。扉の向こうから僕についての罵倒が聞こえるけど……。
 それよりさっさとホットケーキを作ろう。
 後コーヒーだったっけ? 迷は甘党だから、砂糖多めで……。

 と、そんなどうでもいいことを思案していると、視界の端に、小さな写真立てが映った。古びていて、プラスチックの花で彩られている。
 セピア色の、中に飾ってある写真には、幼き僕と————……


 「———分かってるさ」


 自嘲気味に、そう呟く。
 分かっているからこそ、思った。




 「無能は、いらない。だろ?」


 迷の皮肉じみた言葉が、聞こえたような気がした。

Re: 腐った彼は、笑わない。 ( No.6 )
日時: 2010/01/03 13:57
名前: 貴羅 ◆7KR.e180t. (ID: tVCgD/M1)

*§宵子s§*

プロローグ、面白いですね。
依澄さんが壊れてしまうのも、分かる気がします。
自分の親が死んでしまったところを幼いときに見てしまったなんて、残酷ですね。

私も無計画人間ですよ。続きまったく考えないで展開進めてしまいますから((

やっぱ、完結しているの見ると羨ましいですね。私もできるだけ完結はしたいと思っているんですけど・・・・宵子sも、完結頑張って下さい!

あはは★小説が面白いと、書いた本人まで面白い方なのですね。見てて楽しかったです^^

これからも、鬱陶しい程コメントさせてもら((刺
とにかく、続き頑張って下さい。

Re: 腐った彼は、笑わない。 ( No.7 )
日時: 2010/01/03 17:02
名前: 宵子 ◆OKoRSyKcvk (ID: 7KibeQxc)
参照: 自重しろ。

>>Dear.ジョーカー様

コメント有難うございます。
プロローグだけでそのように言ってもらえるのは、非常に恐縮ですね…;
訪問有難うございました!

>>Dear.貴羅様

ホントはこういう子はあんまり出したくないんですけどね(・ω・`)
私は笑顔が可愛い小さい女の子が良いと思います。あれ、事実としては間違ってないのに口リコンみたくなってるぞ。
やっぱ完結させたいですね…多分学校とかで無理でしょうけど;

お、面白い!?ほんとこんな奴の会話でそんな褒め言葉……まことに嬉しゅう御座います。

いえいえ、鬱陶しくないです。むしろ快k……げふんごふん。
コメント有難う御座いました!


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