ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 壊れた人形(ドール) (ヤンデレ)
- 日時: 2010/01/04 12:51
- 名前: 410 (ID: BdM.OEZp)
ヤンデレちゃんのお話になりますが、宜しいでしょうか?;(果たしてホラーなのか
ヤンデレちゃんの恋人目線となっています。
表現の仕方がまだまだ未熟で、謎の多い
話になってしまうと思います。
登場キャラの区別等、色々読むに当たって大変な点があると思います。
作者は未熟なのです。ご理解して頂けると
幸いです。
誤字、脱字等があると思います。すいません。
読んでくれる人いるのでしょうかね?
でも、読んでくれる人がいるならば、私は
その人にこう言います。
「ゆっくりしていってね!」
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- 壊れた人形(ドール) ( No.1 )
- 日時: 2010/01/03 20:58
- 名前: 410 (ID: BdM.OEZp)
彼女は、俺が意識を失う直前、こう呟いた。
「私は、存在価値のない人形なの?」
独り言のようだったが、俺の耳には、
しっかりと届いていた。
さっきのような、狂った声色ではなく、
落ち着いたいつもの“美緒”の声色だった。
そして俺の方を向いて微笑んだ。
…柔らかい、俺の好きだった笑顔で。
やっぱり“美緒”は何かに取り付かれて
いたんだ、と思った瞬間に、その考えは
狂った笑い声により、かき消された。
そして腹部にまた激痛が走り、意識が消滅した。
-その腹部の激痛は、彼女が彼の腹の傷口を蹴ったものによる腹痛だった。-
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1,-幸せへの誘い-
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「連〜?電話よ〜。」
二度寝をしようとしていた俺に、母さんが
声を掛ける。
ちなみに、俺の部屋は二階にある。いきなり、こんなこと言っても分からないか。
俺の家は至って平凡な一軒家だ。二階建てである。
一階はリビング、キッチン、風呂、等々。
二階は両親の寝室、俺の部屋、等々…。
な?平凡だろ?まぁ、だからと言って、
これ以上、これ以下の生活は望んでいない。俺には、これで充分なのだよ…、あぁ眠い。
あ、そう言えば、電話って言ってたな。待たせたら悪いな…、早くしよう。まぁ、本音は早く寝たい、なんだけど…。
一階に下りると、母さんがニヤニヤしながら待っていた。…なんだぁ?
「早くしなさいよ〜、彼女、待たせるなんて嫌ねぇ〜。」
もしかして、母さんそれを言うだけの為に
待ってたのか??暇なんだなぁ。
って、彼女を待たせてる??え?まさか、
「もしもし!?」
「あ、もしもし、連〜?遅いよー!」
俺だって美緒だって分かってたらこんなにのんびりしてなかったさ!
「んで、何の用?」
恥ずかしいから素っ気ない態度を取る俺って、自分で言うと気持ち悪いけど可愛いな、うん。
「えっとね、今日、映画見に行かない?」
おいおい、先に暇か訊けよ…。まぁ、暇なんだがなぁ。よし、眠気覚ましの変わりにからかおうか!
「勿論、」
「あ、からかわないでよ?」
「え。」
お前は人の心の中が読めるのかっ?!
美緒伝説だな…、怖い怖い…。
「あ、今日暇〜?」
それを、今訊くか?普通…。まぁいいや。
「勿論、暇だ。」
決定。
今日は、楽しくなりそうだ。
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