ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- †*。____復讐の満月
- 日時: 2010/03/06 20:57
- 名前: *・+空乃+・* (ID: GpNW5AXi)
プロローグ
復讐をしたい人は満月屋にお任せを。
全て代わりに引き受けます。
代償は多額の報酬と大事な物を貰っていきます。
おや・・・・今日も誰かが復讐を願っていますね。
ご利用ありがとうございました。
「またのご依頼、満月屋までっ!!」
キャスト
千堂 汐莉 ♀
復讐屋をやっており、店の満月屋を開いている。
いつも偽名を名乗っていて、誰も本名を知らない。
黒髪のストレートロングが似合う美少女。
冷静で冷徹の毒舌家でドライで計算高い性格。
口癖は「またのご依頼、満月屋までっ!!」
必ず復讐を遂げるがその代わりに満月の日だけ。
その為、被害が増えたりする場合もあるけれども、
影で未遂に終わらせているので、本人曰く大丈夫だと
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- Re: †*。____復讐の満月 ( No.1 )
- 日時: 2010/03/07 10:41
- 名前: *・+空乃+・* (ID: GpNW5AXi)
01. 【親友の裏切り】
「・・・許すもんかっ!!」
彼女はそう呟いて、手にナイフを隠し持っていた。
そして自宅らしき場所に入ろうとするが・・・・・・
アタシは彼女の肩に手を置いた。
すぐに驚いてアタシの方を振り向く————。
「復讐などは満月屋まで・・・」
彼女に呟くように言って、名刺を差し出す。
そのまま、アタシは彼女の前から去った。
翌日。
表向きはアンティークレストランに彼女は居た。
名刺を握り締めて、店に入る。
カララン♪
「・・・いらっしゃいませ」
「復讐などを引き受ける満月屋はここですよね?」
「えぇ」
アタシは言うと、ソファーに依頼者を座らせた。
「・・・ならば、復讐をしてくれませんかっ!?」
「理由は?」
「・・・親友の渡辺舞沙が私の彼氏を奪ったんです
散々親友の振りして・・・バレたら、一気に悪女っ
許せますか・・・・・・? 絶対に許さないっ!!!
・・・どうか、舞沙と彼氏の優に地獄を見させて
お願いっ!!! 見返してやりたいのよ・・・っ」
「まずはアナタのお名前と彼氏のお名前を」
「・・・私は月丘怜奈。元彼の名前は西崎優です」
「ご依頼の料金は1億2千万で大切な物を貰いますが?
それでも、よろしいのでしょうか? 月丘さんは」
「・・・大丈夫です、祖母の遺産が残ってますし
大切な物って・・・・・何を奪うのでしょうか?」
「それは極秘です」
そんな・・・と彼女は言うが、すぐにアタシを見て。
「では、よろしくお願いします・・・・っ!!」
———ご依頼、引き受けた。
「しかるべく、承知しました」
「では・・・失礼します」
彼女、月丘は店から軽々しく楽しそうに出て行った。
本当に彼女は復讐心が満足したのかしら?
知ったとしても、また満月屋を利用すれば良い。
金と大切な物があるならば・・・・・の話なんだが。
続く
- Re: †*。____復讐の満月 ( No.2 )
- 日時: 2010/03/07 14:11
- 名前: *・+空乃+・* (ID: GpNW5AXi)
01−2. 【満足心】
—満月—
さて、今宵の月は満月だ。
依頼を果たす時が来た。
アタシはターゲットのマンションへ向かった。
インターホンを押す。
ガチャッ...。
「はーい・・・・どちらさまで?」
「復讐を引き受ける満月屋です
——月丘怜奈さんのご依頼により
復 讐 さ せ て 頂 き ま す 」
「はぁ・・・!?」
———ドキュンッ!!
アタシは拳銃でターゲットの頭を撃ち抜いた。
ドサッと鈍い音で血の海を作り、倒れ込む。
音を聞いて駆けつけた第2のターゲットが来た。
ターゲットの遺体に驚いて、立ち竦んでいる・・・・
「復讐を引き受ける満月屋です
——月丘怜奈さんのご依頼により
復讐させて頂きますから・・・ご愁傷様ですね」
「・・・・っ!? 怜奈が・・・・?」
アタシはそう言うと後ろからヤクザ達が来た。
要約、来たらしいわね・・・・・・・
ヤクザ達は男を麻酔薬で眠らせて、袋に入れた。
「姐さんっ!! これで良いですよね?」
「えぇ、ありがとう。
アラブでも中東でも何処でも適当に売れば良い
コイツならば、きっと女王や王女に気に入られる」
「この顔はあっちでは美男子ですからねぇ
でや、失礼しやす。親分が姐さんによろしくと」
「そうか、分かった」
ヤクザの子分達はそう言い、その場を離れた。
アタシも用が無いので、その場を離れる。
—翌日—
依頼者のマンションに着いた。
アタシはインターホンを押す。
ガチャッ...。
「はーい・・・あ、アナタは・・・・!!」
「ご依頼、完了しました」
「ありがとう・・・大切な物は奪えた?」
「えぇ。渡辺舞沙を殺しておきました」
「ありがとう。で、大切な物は奪うのでしょ?」
「もう奪いましたよ・・・西崎優を売りました
アラブか中東の大金持ちの貴族の奴隷としてです」
「・・・・・!?」
如何やら、予想通りに彼と復縁するつもりらしい。
だけど、もう願いは叶えられないわ。
「またのご依頼、満月屋までっ!!」
アタシは背を向いて、歩き出す。
後ろで立ち竦む音が聞こえた。
けれども、歩みを止めるはずも無く、歩き出した。
END
- Re: †*。____復讐の満月 ( No.3 )
- 日時: 2010/03/07 14:15
- 名前: みみ (ID: XiewDVUp)
面白いです!
あの、すいません
>>2の最後が よく分からないのですが・・・
- Re: †*。____復讐の満月 ( No.4 )
- 日時: 2010/03/07 14:30
- 名前: *・+空乃+・* (ID: GpNW5AXi)
みみさん
ありがとうございます♪
最後が分からないですが・・・すいません;
つまり、簡単に言えば。
怜奈は依頼で復讐を頼んだのですね、はい。
そして満月屋の復讐者は復讐をしました。
怜奈を裏切って彼氏を奪った舞沙を殺します。
そして、彼氏の優も復讐者の手によって・・・・・
彼女の知り合いのヤクザ達に彼を渡しました。
理由はアラブや中東の貴族に彼を売る為です。
彼の顔はこの小説の設定では凄くモテる顔だから、
ヤクザ達はそれを知ってますから、中東の奴隷として
売りました。
つまり、復讐者は依頼者の大切な物を奪いますよね?
それは「彼」だったのです。
依頼者は邪魔な元親友を排除して、彼と復縁しようと
していましたが、復讐者はそれを見抜いていたので、
彼を売りました。
「彼女」にとって「彼」は「大切な物」なのです。
復讐者は「多額の報酬」と『大切な物』を貰います。
この小説で最初に復讐者は語っていますよね?
ですから、復讐者は依頼者の「大切な物」・・・
つまり「彼」と復縁できなくする事で復讐の代償を
貰ったんです。依頼者の「大切な物」ですから。
長文、失礼しました;
意味不明ですいません・・・・
ですが、今度ともよろしくお願いしますっ!!
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