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少年と少女の念 【呪い編】
日時: 2010/04/08 20:27
名前: ありさ (ID: lqooIEvM)
参照: http://akatukiarisa.web.fc2.com/sousin.html

クリックありがとうございます。
今回、この小説は「呪いと謎」をテーマにした小説にしていこうと思っています。
最初は暖かめにしていこうと思います。
楽しんでいただければ幸いです(´ー`*)


*⌒†⌒*主な登場人物*⌒†⌒*:;;:*⌒†⌒*
川上 竜平(かわかみ りゅうへい)
川上 悠平(かわかみ ゆうへい)
平岡 華奈(ひらおか かな)
竹内 利花子(たけうち りかこ)
空野 美羽(そらの みわ)
響崎 麗雄(ひびきさき れお)
見名 修太(みな しゅうた)
*⌒†⌒*:;;:*⌒†⌒**⌒†⌒*:;;:*⌒†⌒*


殺人薔薇女も宜しくお願いします。
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少年と少女の念 【呪い編】① ( No.1 )
日時: 2010/01/08 15:27
名前: ありさ (ID: zr5xYoWQ)
参照: http://akatukiarisa.web.fc2.com/sousin.html

*⌒†⌒*プロローグ*⌒†⌒*

僕は川上竜平。悠平の双子の兄。
都会から栄恵村へ引っ越すことになった。
栄恵村は人口の少ない村で、とても自然が豊かな村だ。
今日はその栄恵村に引っ越す当日。
僕は楽しみで仕方がない。


車で約3時間ほどかかって到着した。
出て、空気を吸ってみる。
「・・・なんていい空気」
とつぶやいた。
「すっげぇ田舎だなぁ兄ちゃん」
と悠平。
実は、僕達は初めて栄恵村に来たのだ。
お母さんとお父さんが秘密にしていた。
「あぁ、そうだな・・・よし、家で手伝いするか!」
「おうっっ」
僕達は家へ向かった。


荷物をあさっていると学校の制服が出てきた。
今日は土曜日。月曜日から学校なのだ。
制服はとても普通の制服。
だけど・・・早く着て、学校に行ってみたい。

僕らは学校を楽しみにしていた。


*⌒†⌒*プロローグ*⌒†⌒*

少年と少女の念 【呪い編】 ( No.2 )
日時: 2010/01/08 15:59
名前: ありさ (ID: zr5xYoWQ)
参照: http://akatukiarisa.web.fc2.com/sousin.html

*⌒†⌒*第一話『学校』*⌒†⌒*
今日は学校へ行く日。
待ちに待った制服を着る。
「よいしょっと。うぉぉーピッタリじゃーん」
悠平も喜びを隠せないようだな。
「早くご飯食べないと間にあわないわよーっ」
「はーい」「へーい」
もぐもぐもぐもぐ・・・
僕らはご飯を食べて学校へ。


そして、待ちに待った教室へ。
「今日は転入生が来きますよ」
『えぇーーーっ』
「さ、静かに。それでは入ってください」

ガラガラガラッ
教室へ入る。
「川上竜平さんと悠平さんです。それでは自己紹介でもどうぞ」
うーっこういうの緊張するなぁ・・・
「僕は川上竜平です。東京から来ました。宜しくお願いします。」
「僕は川上悠平です!皆さん仲良くしてくださーい」
パチパチパチパチパチパチ
みんなの拍手が心に響く。
「では、空いている席へどうぞ」
窓側の方の席が前と後ろで二つ空いている。
僕たちはその席へ座った。

すると、隣の女の子が話しかけてきた。
「私は平岡華奈だよ。宜しくね」
女の子は笑ってみせた。
彼女はショートヘアで紺のカチューシャをしている。
その笑顔はとても優しい。
「うん、よろしく」
僕も笑ってみせた。

緊張する時間も過ぎて、五分休みの時間になった。
すると、華奈を含め5人が話しかけてきた。
「こんにちはーっあたしは竹内利花子だよ。よろしくー」
この子は長い髪を、黒いシュシュで一つ結びにしている。
「あたしは空野美羽だよぉ宜しくぅぅぅー☆」
この子は髪の毛がカールしている。髪の毛も長め。
「僕は響崎麗雄といいます。どうぞ宜しく」
この子はメガネをかけている。彼は少し吊り目でクールな子だ。
「僕は見名修太ですぅ。竜平くん、悠平くん、宜しくねぇー」
「呼び捨てで呼んでいいからねーっ」
この子は少しポッチャリしている。何気に可愛い。
「あはは、皆宜しくね」
「よろしーくーだぜぃ」


皆で何気ない会話をしているなか、突然
「うわああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
修太が大声を出して、泣きだしたのだ。
僕も悠平も驚いている。
ど、どうしたんだよッ。
「やだやだやだやだぁぁぁぁぁぁばかばかばかばかばかばかばかばかばかあああああ」
頭を抱えながら、振りまわっている。
何故か利花子と麗雄は驚きもせず、修太をじっと睨んでいる様に見ている。
ダッ。
「お怒りをお沈めくださいませ、お怒りをお沈めくださいませ、お願いします美代子様美代子様美代子様美代子様」
利花子がよくわからない事を言っている。
そして先生が来た。
「修平くん!と、とにかく保健室へ!」
「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
先生が何人かで運んでいった。


今のは一体何だったんだ?
そして、異常者のように泣きまくる修平は?
利花子の言ってた美代子って誰のことだ?
僕は呆然と立っていた。


*⌒†⌒*第一話『学校』*⌒†⌒*

Re: 少年と少女の念 【呪い編】 ( No.3 )
日時: 2010/01/21 20:22
名前: ありさ (ID: zr5xYoWQ)
参照: http://akatukiarisa.web.fc2.com/top.html

【修正】
異常者のように泣きまくる修平

異常者のように泣きまくる修太

です、すみません;

Re: 少年と少女の念 【呪い編】 ( No.4 )
日時: 2010/01/21 20:41
名前: ありさ (ID: zr5xYoWQ)
参照: http://akatukiarisa.web.fc2.com/top.html

*⌒†⌒*第二話『呪い』*⌒†⌒*

教室が沈黙している。
嫌な空気が流れている。
みんな目を伏せるようにしている。
そんな中、竜平は勇気を出して
「・・・あのさ、どうしたの?」
と聞いてみる
すると利花子が
「いや。。。あのね、この村には呪いがあるんだよ」
「・・・え?」

また教室がシン...とする。

すると今度は華奈が話し出した。
「あのね、5年前に美代子っていう子が、この村で死んでしまったの。
何でかはよくわからないんだけど・・・
それで、毎年、美代子さんの霊は3人を呪ってしまうの。。。
今年の一人目が修太くんで・・・」
「・・・そ、そうなのか」
呪いなんて、有り得ない言葉が出て僕は引いてしまった。
「呪いとか・・・すげぇ!!」
悠平は相変わらず無邪気。
竜平はふと、もう一つ思い出した。
「じゃ、じゃあ・・・利花子が何たら言ってたのは・・・?」
「実は、美代子さんは利花子ちゃんの親戚なの・・・
だから、念というか・・・そういうのがわかるみたいで」
「つまりー利花子はミステリーアース!ってなわけなんだな!!
でもなぁー美代子ってヤツもひでぇなぁー!
何で死んだか知らんが、呪うほどじゃねぇだろーな」
悠平はのん気。
だが、華奈は何かを恐れているような顔をした。

その時、先生が帰ってきた。
「修太くんは大丈夫ですよ。
 さ、授業を再開しますよー」
『はーいっ』


呪いなんて話を聞いた竜平は、授業など集中している場合ではなかった。

*⌒†⌒*第二話『呪い』*⌒†⌒*

Re: 少年と少女の念 【呪い編】 ( No.5 )
日時: 2010/01/24 20:24
名前: ありさ (ID: zr5xYoWQ)
参照: http://akatukiarisa.web.fc2.com/top.html

*⌒†⌒*第三話『異変』*⌒†⌒*
呪いということを知った。
だが、修太は週に1回ほどしか呪いの症状を出さなかったので
ほとんど普通に生活できるようだ。
なので、毎日毎日、皆で楽しい時を過ごしていた。



あれから月日が経ち…秋になった。
この時期、異変が起きる。


なんと修太の呪いの症状は毎日毎日現れ・・・
そして、悠平が何故か急に高熱を出したのだ。
学校は色々な事情があって休止している。
呪いの効果が薄れてきたあたりで再開するようだ。

今日も僕は悠平の看病。
「悠平大丈夫か?」
「う・・・ん。大丈夫だよ、にーちゃん」
ピピピピッピピピピッ
体温計の音が鳴った。39.8度だった。
「うーん・・・ちょっと高いなぁ・・・」
「・・・」
悠平は布団の中にもぐり込み、動かなくなってしまった。
きっと寝たのだろう。

ドガンゴズンドシャーーーッ

外で物音がした。悠平も起きた。
外を見てみると…

「うわぁああああああああああああああああああんっ
 かわかみいいいいいいりゅうへい出て来いやあああああああああああああおらあああああああっっ!!!」

修太が僕の家の庭を荒らしている。
花が抜かれ・・・植木も折れてる。
急いで外へ出る。
「ちょっ!やめてくれ!!!」
「うるせんだよぉぉぉぉぉぉぉ」
修太の目が恐ろしいほど真っ赤。
「う、、、目を覚ませよ!」
「うるせえってのおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ブンッ・・・・!グサッ。
修太の振り回した木が、僕の腕に刺さった。
「うっ・・・!」
じわじわと痛む。血も流れている。
「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
修太は僕の傷口を狙って攻撃してくる。
ベシャッ!
「うわぁぁぁっ」
再び、傷口に当たってしまった。
貧血でクラクラしている。もう倒れてしまうと思った時。
「呪いよ!静まれーーーーっ」
利花子だ。
「うぎゃあっ」
木を投げて、修太は逃げていった。
「あ、あ、ありがと・・・利花子」
「当然のことだよーっ」

あれ?
クラクラするな・・・





バタンッ

「竜平ーーーーーーーーーーーーーーっ」

*⌒†⌒*第三話『異変』*⌒†⌒*


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