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ソルト〜初めての名前〜
日時: 2010/01/20 19:08
名前: 蒼緋 ◆QdmU9GKv4w (ID: l4scGqhv)

初めまして。
初投稿です。

蒼緋(そうひ)ともうします。

よろしければ
読んでいってください。


でわでわ
宜しくお願いします。


目次

序章   >>06
第一章1 >>07
第一章2 >>09

お客様

爽涼様

Page:1 2



Re: ソルト〜初めての名前〜 ( No.5 )
日時: 2010/01/17 20:39
名前: 爽涼 ◆CwIDAY6e/I (ID: BL8fZ.Pl)
参照: 爽涼に変更ww 

なんじゃよ。
あ、名前変えたから〜。

なんで敬語?

序章 ( No.6 )
日時: 2010/01/20 18:41
名前: 蒼緋 ◆QdmU9GKv4w (ID: l4scGqhv)

 「お前はどうしてここにいる。」
薄暗い路地裏から声が響く。
「………。」
一人の大男が立っていた。
「もう一度聞こう。何故ここにいる。」
ひどく低く響く声だった。男の声。
まるで心を揺さぶろうとするような、そんな声だった。
「…わからない……。」
声はひどく幼い、まだ5、6歳くらいだろう。
暗いから良く分からないが、髪は無造作に伸びている。性別も見た目ではわからない。
男は、眉をひそめてこういった。
「名前は?」
「わからない。」
すぐに返ってきた。
「年は?」
首を横に小さく振った。
「親は?」
「わからない。」
(仕方ねぇな、せめて性別は確めよう。)
「お前は男か?女か?」
反応が遅い。が応えた。
「…男。」
男がいった。
「そうか、わかった。なら、俺の家に来い。」
少年が見上げてきた。
こうしてみると、意外と整った顔つきをしている。
「何故だ?」
少年が訊く。
「行き先がないんだろ?なら来い。俺がお前を面倒見る。」
男は少年の方に手を乗っけた。
「いいだろう?」
少年は、縦に首を振った。

「それから、お前の名前は、今からソルトだ。名前がないと困るからな。」

ソルト 第1章 〜廃坑の街〜 ( No.7 )
日時: 2010/01/17 21:17
名前: 蒼緋 ◆QdmU9GKv4w (ID: l4scGqhv)

   〜*〜*〜*〜 

 この国は、どうしてこんなにも不穏な感じがするのだろうか。
フレイトと名のついた王国はかつて、華やかで穏便な国だと聞いた。
世界の中でも、美しさにおいて指折りクラスなはずだ。
しかし、目の前に広がる風景は、そんな話から遙かに遠いものだった。
家は錆びれ、木々は枯れ果て、黒い霧のようなものに包まれている。人の気配も感じられない。
 そんな中に二人の人影があった。
一人は黒い服に黒いコート黒い靴に黒いズボン、髪までも黒な青年、よくみると眼だけは深い色をしている。
もう一人は、白銀の髪に白を重心とした少女だ。
なんともいえなく対象的な二人だ。
「こんな所に本当にあれがあるのか?」青年が話しかけた。
「はい、あります。この紋様はソルトが知っての通り、間違えたことはないですから。」
少女ははっきりといいきった。
「カナルの言う通りだろうな。」ソルトは軽くあやまった。

Re: ソルト〜初めての名前〜 ( No.8 )
日時: 2010/01/18 16:47
名前: 爽涼 ◆CwIDAY6e/I (ID: BL8fZ.Pl)
参照: 爽涼に変更ww 

面白いね。
名前のセンスいいし。

よかったらウチの小説も見に来てね。

ソルト 第一章〜廃坑の街〜2うp ( No.9 )
日時: 2010/01/20 18:20
名前: 蒼緋 ◆QdmU9GKv4w (ID: l4scGqhv)

 〜*〜*〜*〜

トントン...カチャ...
「…失礼します、陛下。」
青年が戸を開け軽くお辞儀をし入ってきた。
「……何事だ。お前が、ここに来る時は、一度も良いことはなかったが。」
陛下と呼ばれた男が明らかに不機嫌な顔をした。
「何者かが、この街に侵入したようです。」
青年は報告を淡々と述べていく。
「この街は私の力で一般人は入れないようにしてあります。しかし、そのもの達は、何もなかったかのように平然と通り抜けました。おそらく、相当の力の持ち主だと思います。」
男の顔に明らかな不安が一瞬映し出された。
「そうか。人数は?」
「2名だとおもわれます。」
「!」
男の顔には驚きが明らかに映し出された。
どうやら、感情がすぐに顔に出てしまうようだ。
「少ないな。目的は何だと思う?」
青年は答えた。
「わかりません。しかし、目をつける必要はあるでしょう。」
それは、そうだ。目をつけなければいけないだろう。もし、相当な力の持ち主ならば、何をされるかもわからない。
「そうだな。引き続きマークを頼む。」
「御衣。」

 〜*〜*〜*〜


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