ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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彼女の恨み 【四話更新】
日時: 2010/02/07 15:20
名前: まさブラ (ID: 1z7c.Tqt)
参照: http://コメント下さい

初めましてor久しぶり。
どうも、まさブラです。

【留意事項】
・荒らし,パクリ,チャット行為禁止
・文章が下手
・更新が遅い
・まさブラが嫌い
・ホラーなのに怖くない
以下に当てはまる方は速やかに退室願います。

【自己紹介】
名前 まさブラ(偽名)
歳 14歳しかし今年6月で15歳
好きなホラー小説 スイッチを押すとき

【目次】

登場人物>>5

第一話 彼女の死>>1

第二話 謎のメール>>4

第三話 事件>>6

第四話 死>>7

スレッド開設日 2009年1月22日18時

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Re: 彼女の恨み 【一話更新】 ( No.3 )
日時: 2010/01/23 13:13
名前: まさブラ (ID: G3bbAK5P)
参照: http://コメント下さい

コメ返し

>裂嘩さん
すごいだなんて……。
いやいや裂嘩さんの方が上手いですよ。

こちらこそコメントありがとう!

お互い頑張ろうね!

Re: 彼女の恨み 【一話更新】 ( No.4 )
日時: 2010/01/23 15:05
名前: まさブラ (ID: G3bbAK5P)
参照: http://コメント下さい

早朝7時。
まだ信吾は、ベッドから出ていなかった。

「はあ、大学に行く気がねぇなー」

信吾は、昨日から一睡もしていなかった。
ずっと、彼女の事を考えていたのだった。

————彼女が死ぬなんて……。
その悔やむ考えが頭を廻っていた。
でも、家にいるよりやっぱり学校に行った方が楽だと思ったのか支度をし、家を後にした。
そして一歩外に出てみるとすごく寒かった。

「うう、さみぃ。まっ、冬だから当たり前か……」

そして俯き加減に信吾は歩いていた。
その時、後ろから男の声がした。
振り向いてみると同級生の須藤 健だった。
彼は、高校からの人で明るさと元気がとりえの一言で言ってバカだった。
俺は、いつもの如くめんどくさそうに対応する。

「なんかよう……?」

健もいつもの様に明るく大きな声で言った。

「おまえもさ彼女が死んだのは悲しいと思うけどそう暗くなるなって」

「別に暗くなんかない……、しかも、俺には関係ねぇ……」

健は、俺の肩を突いて言った。

「またまたー、ほんとは彼女に未練を残してんじゃねぇの?」

とうとう俺はイラッときて健を押した。

「お前に何が分かる? わからねぇくせして未練を残してるとか言うんじゃねぇ!」

そう言って、信吾は健を残しさっさと学校へ向かった。
そして早歩きになり、少し経った所で学校に着いた。
その後、授業も一応参加したが耳に入るはずなんてなかった。
そして帰り際、研究室に行こうと思ったがこの状況で行くのは少し戸惑ったのでやっぱり家に真っ直ぐ帰る事にした。


家に着いて、早速信吾は横たわった。

「一体いつになったらこの気持ちは消えるのだろうか……」

そう呟いた後、急に瞼が重くなりとうとう眠ってしまった。
起きたのは夜10時になった頃だった。
特にする事も無かったので携帯を覗き込むと7時頃にメールがきていた。
宛先は、新しい彼女からだった。

信吾くんへ
今日どうしましたか? 研究室に姿を見せなかったので心配しました。
信吾くんの声が聞きたいです。
もし良かったら電話ください。

            花音より

電話くださいと書いてあったが無視した。
今の状態で電話したって彼女に心配を賭けてしまうと思ったからだ。
彼なりに彼女の事を考えたつもりでもあった。

信吾が、もう少し寝ようとした時またメールがきた。
宛先???。
誰だろうと感じ携帯を覗くとびっくりする事が書いてあった。

信吾くんへ
私はあなたを諦めない。
そう、永遠に……。

           ???より

内容はこれだけだった。

「なんだよ、気持ちわりぃなー」

そう信吾は軽くしかそのメールの事を考えていなかった。
それが、後で大変な事になるともしらずに……。


         続く

Re: 彼女の恨み 【二話更新】 ( No.5 )
日時: 2010/01/23 15:26
名前: まさブラ (ID: G3bbAK5P)
参照: http://コメント下さい

    *登場人物*

・新田信吾(にった しんご)
大学1年。クールで少し優しい一面がある。あきらめやすい。

・紺野紫(こんの ゆかり)
信吾の元カノ。成績優秀な優等生。信吾と別れた時に事故死した。信吾を死んでも愛し続けている。

・有森花音(ありもり かのん)
信吾の今の彼女。成績優秀では無いが笑顔がかわいい女の子。信吾の事はまだ深入りしていない。

・須藤健(すどう けん)
信吾の友達? 元気で活発な大学生。実は本物の恋をしたことが無い。

変な登場人物……。
進んでいく事に人物も増えるかも。

Re: 彼女の恨み 【二話更新】 ( No.6 )
日時: 2010/02/06 17:48
名前: まさブラ (ID: 1z7c.Tqt)

早朝6時。
信吾は、もうベッドから出て、洗面所で歯磨きをしている。
そして信吾は昨日のメールの事をまだ気になっていた。


「あのメールは一体……」

昨日の謎のメールが気になって夜も寝れなかったのだ。
歯磨きも終え、鞄を持って信吾は外に出た。

チュンチュンと鳥のさえずりが聞こえてくる。

————しーんご!
と後ろから自分の名を呼ぶ声がする。
振り返ると、今の彼女の花音だ。

「何……?」

そっけない返事をする。

「もう! 彼女になったというのにどうしてそっけないの?」

「いや、その、なんかごめん……」

彼女は、明るい声で言う。

「なーに? もしかして私のメール、無視した事くやんでる? 別にそんな事気にしなくて良いよ。そりゃー、私も無視された時は正直悲しかったけど今はぜんっぜん気にしてないから」

「わりィー」

「うん、そうだ! 私達、恋人同士なのにデートまだ一回もしてないよね? 今週の終末遊園地でも一緒に行こ」

「ああ、場所はどこで、何時に集合?」

「うーん……」

彼女は少し考えた末結論を言った。

「じゃあね、朝9時に海が浜公園に集合」

「分かった」

信吾は、笑顔になって言った。
その後、授業を受け、今は研究室。

「これが、こうなって、ああなって……」

教授が、喋ってる時信吾は無視していた。
やっぱりあの謎のメールが気になっていたのだ。
ちなみに授業もそっちのけで考えていた。

「あのメールは一体なんなんだ……」

その事をずっと考えてる内に研究は終わった。
時刻は、夜8時。

「もう、そんな時間か……」

信吾は、鞄を持って研究室を出ようとした時、花音が呼び止めた。

「信吾くん、一緒に帰ろう」

「うーん、分かった」

そして二人は研究室を後にした。
公園の前を通り掛かった時、花音が口を開いた。

「ねぇ、信吾くん」

「んっ?」

「研究室にいた時も、授業の時も何か考えてた?」

「何故だ?」

「いや、なんか浮かない顔だったし……」

信吾は、心配かけないように気にしなくていいとだけ言った。
その後、二人は黙々と歩き、分かれ道で最後にした。

「じゃあ、また明日」

「おう、明日な」

明日は日曜日、デートの日。
信吾は、階段を上り自分の部屋の戸の鍵を開け、中に入った。
中に入ったと同時にメールがきた。
宛先は、昨日と同じ不明。
信吾は、さっそくメールを開いて読んだ。


信吾くんへ
明日、彼女とデートに行くらしいね。
でも、デート行けないかも……。
だって、彼女はもうすぐ死ぬから。
ふふふ、彼女が死ねば信吾くんは私のもの。
ふふふ ふふふ ふふふ

           ???より


彼女はもうすぐ死ぬ……。
信吾は、何か胸騒ぎがした。
彼女がいや、花音が危ない。
信吾は、咄嗟にドアを開け、外に出た。

彼女が家に行く道を必死に探す。

「どこなんだよ」

1時間…2時間…3時間と時間は過ぎて行く。
家にも電話してみたが誰も出ない。
彼女の携帯も……。


そして、大分探した時彼女は見つかった。
海が浜公園のベンチに座ってるように見えた。
遠くから一回声を掛けてみたが反応無し。
近寄ってみると彼女の姿が一変していた。
あのかわいい彼女が今は、胸を殺傷され死んでいた。

「花音…花音…。おい、起きろよ! 起きてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

つい先ほどまでいた元気な彼女はもうそこには居なかった……。
信吾が、泣き崩れているとメールが鳴った。
宛先、不明。

信吾くんへ
ふふふ、彼女死んじゃったねぇ。
ふふふ、これで本当に信吾くんは私のもの。
あっ! あと忠告してあげる。
信吾くんに近づく女は殺してあげる。

         ???より

「誰なんだよ、誰なんだよぉぉぉぉ!!」

すると、ある事を思い出した。
その宛先にメールをすればいい。
真っ先に信吾は謎の宛先にメールを送った。
しかし、返信出来ませんと書かれた。

信吾は立ち尽くした。

「俺はどうしたら……」

信吾は、またもや泣き崩れた。
死んだ花音の前で……。

             つづく

Re: 彼女の恨み 【三話更新】 ( No.7 )
日時: 2010/02/07 15:18
名前: まさブラ (ID: 1z7c.Tqt)

朝9時信吾は、葬式会場にいる。
そう、花音の葬儀だ。

「花音……、ごめんな守れなくて……」

信吾は、まだ焼かれる前の花音が入ってる棺を見て泣きながら言った。
その時、葬儀の人達がいいですか?と言ってきた。

「いや、もうちょっと待ってて下さい」

葬儀の人は、困った顔で言う。

「ワタシ達もスケジュールがあるんですよね。だから、この時間で焼かないと……」

葬儀の人は、信吾を退かし棺を窯(?)の中に入れた。

「花音ぉぉぉぉぉぉ!!!」

信吾は、入れられた後もずっと泣いた。
そして、花音の骨を箱に入れた後、信吾は帰った。

そして信吾は、部屋に入った途端、ベッドにうつ伏せになった。

「花音、ごめんごめん……」

信吾は、何度も何度も本人はもう居ないが謝った。
守れなくてごめんと……。
そして、最後に言った。

「彼女を殺した犯人絶対見つけてやる!」

そう誓った後、メールが鳴った。
中を覗くと、また宛先は不明。


信吾くんへ
犯人なんて見つからないわよ。
そう、永遠に……。
だから、彼女の事なんかもう忘れて私を見て。

           ???より

「……っ誰なんだよ。一体誰なんだよ!」

信吾は、泣き喚いた。
今日は、夜まで泣き喚いたのだった。

              続く


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