ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Creatures Chronicle
日時: 2010/01/22 23:09
名前: 天道 (ID: WdWwmA38)

シリアス・ダークで書くのは初めての天道です〜

1,荒らし、喧嘩したい人、チェンメ、作者嫌いな人は帰って下さい

2,あまりシリアスにできないかもしれません

3,アドバイスよければ下さい

てな訳でスタートです〜

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Re: Creatures Chronicle ( No.1 )
日時: 2010/02/14 23:24
名前: 天道 (ID: WdWwmA38)

キャラ紹介欄

店主(名前無し)
自らを化け物と呼称する化け物染みた強さを持つ男性、兵器は一通り扱え、
料理の腕は星三つで表すなら星四つ(ェ、科学にも精通している完璧超人である

Re: Creatures Chronicle ( No.2 )
日時: 2010/01/22 23:25
名前: 天道 (ID: WdWwmA38)

                     〜序章〜


ここはある料亭、見た目はあまり派手ではないがリーデッティ、通称影ノ国で一番と言われている。
しかし裏の顔は────

「店長ぉ!ちょっと頼みがあるんだけど!」

炒飯を食べている男が急に店長を呼ぶ

「ん〜?なんだ?」

現れた店長は、身長は180cm前後、金髪で髪はボサボサのイケメンだった

「・・・・・・バッド」
「・・・・・・ご用件は?」
「闇ノ国の情報、報酬は光ノ国の最高級ロース1年分だ」
「了解」

店長はメモ帳に先程依頼された事とその報酬を書き込む
この店長の裏の顔、それは────読んだそのまんまの意味の何でも屋である

Re: Creatures Chronicle ( No.3 )
日時: 2010/02/14 23:20
名前: 天道 (ID: WdWwmA38)

一章〜御免約束守れない〜

「……酷く眠い、酷くダルい、酷く臭い、一体何なんだ、この場所は」
「知ラン」

今店主と会話しているのは人工知能ロボ。店主が自作した、他人曰く高性能、自分曰く手抜きロボである。
ちなみに店主が何処を歩いているかというと、ヘリオン、通称闇ノ国の下水道である。

「……待て、今お前俺にタメ口聞いたな?」
「ソレガ何カ?」

店主はその反省の様子がまったく見られないロボを睨みつける

「……帰ったらウイルスの刑、分かったな?」
「ソ、ソレダケハゴ勘弁ヲ!」
「許さん、俺が一体何度お前に慈悲を与えたと思っている」
「イイジャナイデスカ、ホラ、怒ルト寿命ガ延ビマスよ?」

今、約3年のロボの命が終わった。店主はロボを情け容赦無く粉砕する。

「……今ので敵に場所がバレたかもな……足音が聞こえてきやがった」
「た、助けて下さい!」
「!」

店主が振り向くと、そこに息を切らした幼い少女が立っていた。

「……」
「ちょ、ちょっと!無視しないで下さいよ!」
「黙っていろ、敵に見つかる」
「あ、それならもう遅いです、私敵に追われてきたんですから」

少女の言葉に店主は嘆息した。

「あの、私を光ノ国まで届けてもらえませんか?」
「……成る程?俺の隠密行動連続成功回数ストップさせた癖にそのような任務を依頼する……と?」

少女は店主の放つ何か執念の様な気迫か何かに怯えた。

「あ、あの、その」
「……まぁ俺に付いてくるのは構わん、だが行き先は政府だ、それでもいいか?」
「は、はい!」

少女は店主の質問に若干迷いながらもキッパリとした口調で答える。
それを見ると店主は問答無用で少女を抱え、ソニックブームが発生しない程度の速さで走りだした。

「え?!ちょ、ええ?!」
「どうしたガキ!」
「さ、寒いです!」
「我慢しろ!ガキは風の子なんだろ?!」

店主は更に問答無用で走り続ける。凄まじい悪臭が二人の鼻を衝いた。

「臭いです!」
「我慢しろ!」
「寒いです!」
「さっきも言っただろう!我慢しろ!」

店主が更に走り続けると、右手に梯子が見えた。店主は梯子を使わずに跳躍する。

「……あ、臭くないです」
「当然だ、お偉方が政治をする場所が臭い筈が無い、まぁ香水の匂いを除けばだが」
「じゃあ‥‥ここは……」

少女が不安そうな顔をすると、扉から兵士が大量に出てきた。

「……雑兵共が、消えろ」

店主が一瞬消えたかと思うと、再び現れ、周りの兵士が全滅していた。

「さぁ、行くぞ」
「嘘……!こんな事流々さんにもできるかどうか……」

店主は伸びを一回すると少女を担いで上階に駆けだした

「えっと、何処に行くんですか?」
「情報管理室だ、影ノ国に持ち帰る」
「え……」

少女は絶句した。

「ま、待って下さい?!貴方何処の出身ですか?!」
「ん?影ノ国だけど?」

少女は再び絶句した。本来影ノ国に入れば有毒な影のせいで光を浴びると消えてしまう。
だが最近では特殊なスーツである程度は防御できるらしい。
だがこの男は黒いジーンズに蒼いコートを羽織っているだけである、それだけで影ノ国から外国へ移動するというのは異常である。

「あの、貴方何者ですか?」
「俺か?名無しの化け物さ」

Re: Creatures Chronicle ( No.4 )
日時: 2010/02/15 23:34
名前: 天道 (ID: WdWwmA38)

一章〜御免約束守れない〜

「おやおや……数だけ多いな、数だけ」
「そんな挑発する様な事言わないで下さいよ〜っ!」
「いや別に本当の事だろ」

店主は少女を抱え、兵士の頭を踏みつけ飛び越える。

「ルーキー、突っ立てるだけじゃただの的だと思うが?」
「だからそういう事を言わないで下さいっ!」

少女は泣きそうな顔で店主に言うが、店主は無視して突き進む。

「む、無視しないで下さいっ!」
「あ?独り言じゃなかったのか?」
「何でこの状況で独り言を言わなきゃいけないんですか?!」
「ガキだから?」
「普通独り言を言うのは、おじいさん、おばあさんです!」

店主が会話に疲れて立ち止まると、少女を上に放り投げた。

「ひゃあああああ?!」
「奇声を上げるな!」

すると、店主が突然拳銃に手を掛け、柱を撃ち砕いた。

「出てこようぜ?最近強い奴に飢えてるんだ」
「……奇遇だな、俺もだ」

店主が拳銃に弾を込めると、煙の中から男が斬りかかって来た。店主はそれを拳銃で受け止める。

「……けど俺の望みには答えてくれない」
「な?!」

店主は俊足の蹴りを相手の腹部に入れた。

「ガハッ!」
「まぁ……祈っていてくれ、俺の望みが叶う事を、天国でな……」

店主は宙に浮いた敵を撃ち抜いた。

「……平気か?」
「へ?あ、はい、平気です……」

少女は力無く声を出す。店主は少女が嘘を吐いているのが分かったが、追求はしなかった。

「……じょ、情報管理室まではあと少しだった筈です、急ぎましょう」
「ん?随分と狭いんだな」
「貴方が速過ぎるんです」

少女が笑いながら言うと、その言葉に店主は苦笑した。

「まぁ、そうだな、それより早く行くぞ」
「はい」


/*******/


「あ〜!何で動けないんだよ!」
「あれで一応同盟国だし、仕様が無いって」
「幾らなんでも姫さらうってのは無いだろ!」

ここはフレンネル、通称光ノ国の政府等である。ここで二人の女性と一人の男性が会議を行っていた。

「姫様大丈夫かしらね」
「あ〜、もう!F-1なら入れるんじゃないのか?!」
「いやそりゃ目的が私なんだから入れるんでしょうけど」

F-1と呼ばれた女性が苦笑しながら男性の言葉をあしらう。

「失礼します」
「ありゃ、どったの?」
「闇ノ国から謝罪の手紙と、姫様の無事を証明するディスクが届いております」

男性が乱暴にディスクと手紙を奪い取り、ディスクをプレーヤーに挿入する。

「こらシキィ!女の子怖がってるじゃないのよ!」
「うっせぇ馬鹿ニコ!さっさと無事を確認しなきゃ不安で仕方ねえんだよ!」

シキと呼ばれた男性とニコと呼ばれた女性が睨み合うが、それをF-1が仲裁する。

「スタートっと」

F-1がディスクを再生すると、そこには少女と店主が映っていた。

「姫様はいるけど……誰?この人」
「知らない」
「知らへんがな」

F-1が手紙を読み上げる。

「この件に関しては誠に申し訳無く思っております、私共の中の数名の首を飛ばされても、
仕方の無い事だと承知しております、また、妃殿下に同行していた男については存じ上げません、
この度はどうもすいませんでした……ってさ」
「まぁ、十中八九、馬鹿王子の仕業だよね……」

三人は闇ノ国の重役になった事を想像し、重い溜息を吐いた。


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