ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Mother Goose
- 日時: 2010/01/28 17:33
- 名前: 瑠花 (ID: Ph.vqMvA)
さぁさ 小鳥さん達集まって
楽しいお歌を歌って遊びましょ
喉が枯れても 涙が枯れても
楽しいお歌を歌いましょ
【Mother Goose】
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始めまして。
瑠花と申します/
まず最初に言っておきますが
まず文章力はありませぬ←
・それでもいいよー
・気にしないわ!
・おkおkおkおk
な感じの心が太平洋くらい広い方、暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
更新はマイペース。
こんな物に期待してもいい事は無いです
むしろ読むに値しねぇよゴラァとかコイツ馬鹿じゃね?的な感じでお願いします。
で、私がこんな性格なのでお前いちいちウゼェとか思ってらっしゃる方が多くなるかと思われます。切実に。
生暖かい目で見守ってやってください。
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- Re: Mother Goose ( No.1 )
- 日時: 2010/01/28 17:44
- 名前: 瑠花 (ID: Ph.vqMvA)
主要登場人物
・舞沢 茜 / まいざわ あかね
15歳 A型
・早峰 拓也 / はやみね たくや
15歳 O型
・綾瀬 幸 / あやせ さち
15歳 AB型
・窪 鞠亜 / くぼ まりあ
15歳 B型
・音梨 花乃 / おとなし かの
15歳 A型
・山口 寿樹 / やまぐち としき
15歳 A型
- Re: Mother Goose ( No.2 )
- 日時: 2010/01/28 17:55
- 名前: 瑠花 (ID: Ph.vqMvA)
クラス名簿:男子
1番 赤木 俊矢 / あかき しゅんや
2番 井上 涼 / いのうえ りょう
3番 井沢 貴史 / いざわ たかし
4番 尾崎 夕真 / おざき ゆうま
5番 九乃木 康光 / くのき やすみつ
6番 笹野 明 / ささの あきら
7番 谷口 光希 / たにぐち こうき
8番 丹坂 大貴 / にさか だいき
9番 野口 弘人 / のぐち ひろと
10番 早峰 拓也 / はやみね たくや
11番 久野 剛 / ひさの つよし
12番 比佐野 浩太 / ひさの こうた
13番 山上 旭 / やまうえ あさひ
14番 山口 貴史 / やまぐち たかし
- Re: Mother Goose ( No.3 )
- 日時: 2010/01/29 19:56
- 名前: 瑠花 (ID: Ph.vqMvA)
クラス名簿:女子
15番 赤神 凛 / あかがみ りん
16番 綾瀬 幸 / あやせ さち
17番 音梨 花乃 / おとなし かの
18番 柿沢 由美 / かきざわ ゆみ
19番 窪 鞠亜 / くぼ まりあ
20番 小西 亮子 / こにし りょうこ
21番 坂谷 亜矢 / さかたに あや
22番 園咲 李奈 / そのざき りな
23番 高野 未怜 / たかの みれい
24番 津田 舞子 / つだ まいこ
25番 戸田 梓 / とだ あずさ
26番 夏木 明日香 / なつき あすか
27番 星野 加奈 / ほしの かな
28番 舞沢 茜 / まいざわ あかね
29番 矢崎 瑞穂 / やざき みずほ
30番 山田 柑那 / やまだ かんな
31番 山中 百花 / やまなか ももか
- Re: Mother Goose ( No.4 )
- 日時: 2010/01/30 10:51
- 名前: 瑠花 (ID: Ph.vqMvA)
01/Humpty Dumpty
—授業を知らせるいつものチャイムの音が鳴る。
生徒達はまだ喋ったりふざけたりして、教室の雑音は止む事が無かった。
「茜〜、今日遅かったけどなんかあったん?」
席を立とうとして椅子を引いた茜に、鞠亜が正面から話し掛ける。茜は少しばかり驚いたような顔をした後、「あ、そだ」と口にした。
「・・・まぁ、寝坊ってのもあるんだけど。」
鞄に手を掛け、チャックを開けながらそう言う。鞠亜が不思議そうに鞄を凝視する。
その途中で茜が鞄を開けるのに手を止めると、近くに居た亜矢と梓と幸と柑那の4人を呼んだ。
「面白い物?何それ、見たいかもっ。」
「茜、何なんー?」
何だ何だと周りが聞くが、その度茜は曖昧な笑みを返すだけ。
「あーった。」
やっと茜が何かを見つけると、鞄をどさっ、と机の上に置く。5人が早くと言わんばかりに机に手を付く。その何かを鞄の中に入れたまま隠した後、取り出して机に出した。
「何でしょーかぁ?はいそちらに居る鞠亜さん!」
「え、何そのタイミング。うーん・・・?てゆうか、ただの本やん。」
「もう関西系の癖にノリ悪い!」
「本は本でしょ。」
「いやまず内容じゃよ!」
「「じゃよ」って何やじゃよって。」
「鞠亜、細かい事気にするとハゲんだかんね。」
「・・・・とにかく、その内容って何?」
鞠亜が声を少し低くし、さっきまで床に座っていたのを立ち上がった。茜の机に手を付くと、長く伸ばした髪が机に触れた。
「聞きたい?」
両手で頬杖を付きながら顔を横に向けて茜が言う。
「あーもうアンタうざいはホンマ。」
「はぁ?ウザくなんか無いし!なぁ柑那!」
「え・・・ええ?・・・」
少しの間シケt・・・・いや沈黙が続くと、会話の中に寿樹が入ってくる。空気を読めと言いたくなった。
「面白い物」がある、と言うと、まるで幼稚園の子供みたいに何だ何だ言っていた寿樹だったが、それがただの本だと知るとがっくりと残念な用にうなだれた。
内容内容。茜がそう言うと今度はへぇ・・・としか言わなかった。
確かに、寿樹は本とか嫌いだしなぁ。
「・・・しゃーね。もう教える。」
「何がしゃーねだアホ!」
鞠亜が茜に指を指して叫ぶと、周囲から笑いが零れる。
「はいはい良かったなー鞠亜。落ち着け落ち着け。」
「寿樹は来んな!」
「わぁ嫌われた。可哀想に寿樹。」
「ムカつくなオイ。」
「・・・まぁ、此処までにしといて、コレの事なんだけど。」
本は薄い濁りの掛かった茶色をしている。茜は、その本を持ちパラパラと開いた。
「マザー・・・グ、マザーグース?」
幸がそう声を出す。
「題名は当たり。」
「・・・まずこの本、市の図書館にあったの。敗れたり読めなくなったりして、捨てちゃう本あるでしょ?偶然、そうゆう本の置いてある所を見つけてね。」
「それが何だよ?」
茜は視線を本から寿樹に移す。
「・・・マザーグースって、童話でしょ?でも、コレ、は途中までしか書いてないの。」
「しかも、ぜーんぶ人の字で。」
「・・・何で?」
鞠亜がそう聞く。
茜は、開いた本を机の上に置いた。
「1ページ目はSolomon Grundy。ソロモングラディね。」
「次はThe Queen of Hearts、「ハートのクイーン」、そういうのが28ページまで続いてる。あとは全部白紙。」
「私コレ英語だから最初全然分かんなくってさ。マザーグース、だけ読んだから調べてみたのね。そしたら、全部マザーグースの詩。ね、もっと調べてみたくない?」
「へぇーっ面白そう・・・やけど、何か調べて意味あんの?」
「つうかお前図書館から盗んでねーか。」
「はぁ?ちゃんと借りましたぁ! ね、皆、面白そうでしょ?」
「「うーん」」
幸と柑那の声が重なる。
「えー、じゃあ、面白い話をもう一つ。」
「もういいやろ・・・。」
「そうそ、俺疲れたから〜」
がらがらと教室のドアが開くと、先生が入って来た。教室内が静かになると、また、「いつものよう」に、今日が始まる。
もし神様が居たのなら、どうして私達をこんな目に合わせたのかと問いたい。
—だけどそれは、もう出来ない。楽しくて、平凡だったけど、友達が居て。
そんな毎日が、消えていく事になるなんて。
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