ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- WHITE
- 日時： 2010/01/29 20:49
- 名前： 白 （ID: bJXJ0uEo）
白。
純粋で素直。
これほど綺麗なものは他にあるだろうか。
これほど変わりやすいものは他にあるだろうか。
今から何色に変わるのだろうか。
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- Re: WHITE ( No.1 )
- 日時： 2010/01/29 21:19
- 名前： 白 （ID: bJXJ0uEo）
第一話 「闇のデータ」
「実験成功だ。」
水野 空（みずの そら）（２０）（男）は、
言った。
近年、人間が苦しまされてきた病は
これで終わる。
薬品を開発したのだ。
空「お疲れ様でした。」
空は研究室を出た。
栄光を置いて・・・。
・・・・・・
空は家に帰宅し、
ソファーに腰を下ろした。
テレビのリモコンを手に取る。
空「（・・・）」
何もせず、再び元の位置に戻した。
テレビをつけても話題は同じだと思ったからだ。
その話題。
それは空の父、正時（せいじ）と
大きく関係していた。
正時は一ヶ月前、この世を去った。
正時はとても偉大な科学者だった。
たくさんの物を作り上げ、
たくさんの人々を救ってきた。
人間性もとてもいい人だった。
正時は不死の体を作る実験に失敗し、
有毒ガスを吸って死んでしまったのだ。
実験は正時の予想をはるかに超えていた。
有毒ガスは膨大なエネルギーを発生させ、
実験室を溶かしたのだった。
不死の体。
そんなものは作れたのだろうか。
それは一つのデータに託された。
そのデータは正時が使っていたものだ。
今、そのデータはどこにあるのか分からない。
誰もがほしい。
そのデータは世間でこう言われている。
「闇のデータ」と・・・。
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