ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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桜の樹
日時: 2010/02/04 17:22
名前: 舞美 (ID: rNQHbR8H)

初めまして♪シリアス・ダーク小説は初めて書きます。
楽しんでもらえたら嬉しいです!(あっ!でもシリアス・ダークだからムリか・・・)

ちなみに、この話は友達から聞いた話で、それを少しアレンジしました。
(多少グロイことを書くかもしれないので、怖いのが苦手な人はあまり来ないで下さい)

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Re: 桜の樹 ( No.1 )
日時: 2010/02/04 17:40
名前: 舞美 (ID: rNQHbR8H)

【人物設定】

・羽口 月haguti tuki
夏休みにかくれんぼをした5人の中の1人。
なんでもポジティブに考えるタイプ。

・仲野 佑nakano yuu
夏休みにかくれんぼをした1人。
スポーツ万能で、みんなのリーダー。

・真鍋 翠manabe midori
夏休みにかくれんぼをした1人。
小さくて妹みたいな存在。双子の青の姉。

・真鍋 青manabe ao
夏休みにかくれんぼをした1人。
身長が高くお兄ちゃんみたいな存在。双子の翠の弟。

・桜井 愛美sakurai ami
優しくてまじめで皆に好かれていた。
夏休みにかくれんぼをして・・・



       。*。*′まえがき`* 。* 。

    ある廃校になった小学校は、冬に桜が咲く。


    その樹を見つけた人には何でも願いが叶う。


    けれど・・・ある『もの』を引き換えに・・・

Re: 桜の樹 ( No.2 )
日時: 2010/02/05 18:21
名前: 舞美 (ID: rNQHbR8H)

  第1話『かくれんぼ』


 今は夏休みの真っ只中。

 今日は、子ども会のキャンプで近くのキャンプ場に来ている。
 私と佑と翠と青と愛美は同じ5年生で仲良し5人組み。

 「ね〜ね〜!かくれんぼしようよ〜!」
 「い〜ね い〜ね!やろうぜ!」
 私がみんなに問いかけると、佑が元気に返した。

 「範囲はどうする?」
 「このキャンプ場の駐車場と料理をする所以外でどう」
 しっかり者の翠と青が範囲を決めた。

 「じゃぁ、ジャンケンして鬼を決めよう!」
 愛美の声でみんなでジャンケンした。

 「「「「「じゃ〜んけ〜ん ポン」」」」」

 私はグーで、みんなはパーを出した。
 「はぁ〜・・・私が鬼・・・」
 「そういうときもあるよ!それじゃぁ 60秒数えたら探しに来てね!」
 愛美が慰めて、みんなはかくれにいった。

 「い〜〜ち に〜〜ぃ さ〜〜ん ・・・・・

  ・・・・・ごじゅぅはち ごじゅぅきゅぅう ろくじゅぅう! よし!探すぞ〜〜!」
 自分に問いかけて探しに駆け出した。

 「いないな〜・・・?みんなどこにかくれてるのかな〜?」
 すると、木の後ろに人影が見えた。
 「あっ!翠みっけ〜!」
 「あ〜あ・・・みつかちゃった・・・みんなみたいに木登りとか出来ないんだもん・・・!」
 頬を膨らませた翠と一緒にみんなを探した。

 そうしてるうちに、青はテントの中に居て、佑は大きい木に登っているのを見つけた。
 あとは愛美だけだった。

 「愛美どこだろ〜?」
 「愛美は木登りできるし 少し小柄だからどこにでもかくれるんだよね」
 「みつかんなかったらギブアップもアリだぜ!」
 「それは佑でしょ!」

 けれど、愛美はいくら探しても見つからない。

 10分・・・20分・・・と、どんどん時間はすぎていく。

 「もうだめ〜!ギブ!」
 「しかたない ケータイに電話しよう」

 そういって、青がケータイを取り出した。

 『プルルルル・・・・・プルルルル・・・・・
 お客さまがおかけになってる番号はただいま使われていません・・・・・』

 青は不思議そうな顔をした。
 「おかしいな〜?愛美いつの間に番号かえたんだ?」
 「えっ!愛美番号変えてたの?」
 「愛美のお母さんに聞きにいく?」

 そういって愛美のお母さんに聞いても「変えた憶えはない」との返事が返ってきた。

 「とりあえず みんなで手分けして探そう!」

 みんなは散らばって探しにいった。
 けれど、6時になっても愛美の姿は現れない。

 その時、月のケータイが鳴った。
 『もしもし月!翠だけど大変なものが見つかったの!』
 「本当!今ドコ?」
 『第2テントの近くの川だよ!』
 「いますぐいくね!」
 電話を切ると、私は走って目的地にいった。

 すると、そこにはみんないて、翠は泣いて、佑と青は顔を下に向けていた。

 「月・・・これ・・・愛美からだと思う・・・」
 泣きながら翠は私に小さい紙切れを渡した。その紙は前に私が愛美に渡したメモ帳だった。
 文字が書いてあり読むと

 ミ  ン  ナ  タ  ス  ケ  テ

 それは血で書かれていた。

 「うそ・・・!いやっ!あみーーーーーーーーーー!!!!!」


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