ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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   腐った世界と壊れた僕達   
日時: 2010/02/04 21:49
名前: 荊咲 (ID: xMvaNGDO)

○プロローグ○


“腐った世界”には
         “壊れた僕達”が生きている。

壊れた人間。
狂った人間。
可笑しな人間。
この“腐った世界”に潜む生き物。
それは、愚かで脆弱な人間。

そう…まさに僕達——

始まりが僕達なら、終りも僕達。
だから僕達は今日も人を殺すんだ。
如何なる理由があろうとも。
この世界を終わらせる。


○人物○

ケイ(僕) ♂ 13才
レン(俺) ♂ 13才

ユキ(あたし) ♀ 13才
ジュリ(僕)  ♀ 13才


○挨拶○

ちわーっす!
荊咲イバラザキっす。
よろしくね☆
自分、文の才能ないですけど頑張ります!!
やる気だけは人一倍ですから((嘘です))
誤字脱字だらけだけど気にしないでね((汗))
 

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Re:    腐った世界と壊れた僕達    ( No.1 )
日時: 2010/02/04 22:01
名前: 荊咲 (ID: xMvaNGDO)

01:腐った人間


僕の目の前で人々が紅く染まる。
まるで絵の具で塗り潰したように。
紅く、紅く、なおも華やかに散る。
美しく哀れに…

死してなお美しく散る。
桜の様に。

僕の手も身体も顔を全部血塗れ。
少し気分が悪い。
腐った人間の血を浴びるより、美しい人間の血で塗れた方がまだまし。

「汚い…」

僕の手からは血がポタリと垂れる。
まだ、まだダメ。
もっと殺さなくちゃ。
この世界を終わらせるんだ。

「ケイ…戻ろ?」

「うん。待ってレン」

長い長い廊下の闇から現れた少年レン。
この子も僕と同じ。
創られた人間に過ぎない。

「ユキ、ジュリ、こっち」

「待って。ケイ」

「ユキちゃん、置いてかないで」

僕達は、長い長い廊下の闇に消える。
その姿は誰の目に触れる事もなく。

  

Re:    腐った世界と壊れた僕達    ( No.2 )
日時: 2010/02/04 22:07
名前: 荊咲 (ID: xMvaNGDO)


大きな建物の中は静まり返っている。
外も闇に覆われている。
窓の外の月明かりが僕達を照らす。
『哀れだ』と言うように…

「どーする?ケイ?」

「ワカラナイ」

「まず、この身体じゃダメ。服を探してこよう」

「うん」

「僕とレン、ユキとジュリで各自の服を探すんだよ」

「わかった」

窓の外の月が黒い雲に覆われていく。
そろそろ雨が降るな。

「急ごう」

そして僕達の世界潰しが始まる。
  


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