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- 君の記憶がなくなったとき
- 日時: 2010/02/08 15:36
- 名前: 杏里 (ID: IsQerC0t)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=view&no=13285
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こんにちは!! 社会問題系で「12才のキャバ嬢」書いてる杏里です♪
『君の記憶がなくなったとき』悲しい・・・どこかぞくっとするお話だと思います。
最後までよろしくです。
*☆*お客様*☆*
*☆*常連様*☆*
>>5 みあみ 様
+ 現在、1人の方が見てくれています +
ありがとう♪
*☆*目次*☆*
*☆*宣伝*☆*
『12才のNo.1キャバ嬢』ものも書いています。よろしくです((アド・参照
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- Re: 君の記憶がなくなったとき ( No.2 )
- 日時: 2010/02/07 14:25
- 名前: 杏里 (ID: IsQerC0t)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
1
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君の記憶がなくなったとき、僕はとても嬉しかった。
病院の白いベッドの上で、戸惑いながら言ったね。
「あなたは、誰・・・?」
君の小さな頭には真っ白な包帯が巻かれていて、痛々しいその姿は壊れた人形のように愛らしかった。
「僕は君の恋人だよ。覚えていないの?」
寂しそうに笑って答えると、君は酷く申し訳なさそうな顔をした。
「ごめんなさい。覚えていないわ・・・」
僕は心底悲しそうな顔をしたけれど、本当は踊り出したいくらいに嬉しかったんだ。
だって、何一つ覚えていないから。
僕が君にしてきたことを・・・。
*☆*つづく*☆*
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- Re: 君の記憶がなくなったとき ( No.5 )
- 日時: 2010/02/08 07:18
- 名前: みあみ ◆96VUIsgLxw (ID: h4O0R2gc)
杏里c! 来たよ!!
わぁ〜 恋人!?
え!?
君にしてきた事!?!?!?
何だろう・・・気になる〜!!!
>>3 >>4さん
荒らしですか??
だとしたら止めてください
- Re: 君の記憶がなくなったとき ( No.6 )
- 日時: 2010/02/08 15:35
- 名前: 杏里 (ID: IsQerC0t)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
>>5
来てくれてありがとぉ♪
続きも見てね♪
荒しは削除依頼したので、気にせずに♪
- Re: 君の記憶がなくなったとき ( No.7 )
- 日時: 2010/02/10 18:51
- 名前: 杏里 (ID: IsQerC0t)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
2
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「脳に異常は見当たりませんから、おそらく一時的なものでしょう」
医者の話を聞いた時、少し焦った。
君が記憶を取り戻さない内に、手を打たなければ。
鳥籠から逃げた小鳥を、早く捕まえないと・・・。
退院した君に言った。
「一緒に暮らさない?記憶がないと、色々不便だろうし・・・」
「え!?でも・・・」
困ったように眉を寄せた。そんな表情は変わらないね。
君はよく困ったように僕を見ていた。僕は君を困らせてばかりだ。
「ごめん。君にとって僕は、知らない男なんだよね・・・」
「ううん!違うの。私、不安で・・・。でもあなたが側にいてくれたら嬉しい」
君は恥じらって頬を染めながら僕を見上げた。
そんな表情は久しぶりに見たよ。
僕は泣きそうなくらいに嬉しかったんだ。
僕 は 小 鳥 を
再 び 鳥 籠 に 戻 す こ と に 成 功 し た
*☆*つづく*☆*
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- Re: 君の記憶がなくなったとき ( No.9 )
- 日時: 2010/02/10 18:52
- 名前: 杏里 (ID: IsQerC0t)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
3
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僕たちは一緒に暮らし始めたね。
君はご飯を作って待っていてくれた。
僕は残業なんて無視して、飛んで帰った。
愛しい君の待つ鳥籠へ。
「お帰りなさい」
「ただいま」
柔らかな微笑みを浮かべた君のエプロン姿は、可愛くて可愛くて、僕は幸せ過ぎておかしくなりそうだった。
そんな微笑みなんて、もう長い間見ていなかったから・・・。
君は僕といる時、いつも震えて怯えていた。
どんなに愛を伝えても、一方通行だったんだ・・・。
それが今はどうだろう。
君は僕を愛しそうに見つめ、名前を呼んでくれる。
それだけで、心が満たされるんだ。
嗚呼・・・愛しているよ・・・。
*☆*つづく*☆*
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