ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- veritable
- 日時: 2010/02/08 18:43
- 名前: right (ID: zuIQnuvt)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=13433
どうも、『刃』もやっている受験生な女、rightです。
マフィアモノをやってみようと思います。
設定・ストーリーは…
アメリカ、サンジェイ。その町は、あるマフィアによって平和が保たれていた。名は『クロム=レディガー』。最強と言われていた小規模なマフィアだ。しかし、五代目頭領(カポ)、ワイーズ・R・ディッシードが、『クロム=レディガー』に敵対するマフィア、『サイレント』により殺害され、サンジェイの治安は悪化し財政的にも厳しくなってしまった。
そんな町を舞台とし、五代目頭領(カポ)の息子、レオン・A・ディッシードが後を引き継ぐこととなり、『サイレント』との戦いが始まる。
登場人物>>1
プロローグ>>2
phase1.[始まりは必然的に訪れるもの]>>3
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- Re: veritable ( No.1 )
- 日時: 2010/02/08 18:03
- 名前: right (ID: zuIQnuvt)
- 参照: きっと扉は開くと…思うよ?
登場人物 とりあえず、五人幹部の方々だけを…。
名前【レオン・A・ディッシード】
年齢【二十四歳】性別【男】国籍【イタリア】
誕生日【六月九日】血液型【AB型】
身長【百七十六センチ】体重【六十七キロ】
性格【情が厚く、感情的。格好や体面、細かいところは気にしないタイプ】
容姿【金髪でツンツン頭、瞳も金色。上下黒のスーツ、中は黄色のワイシャツ、ネクタイは黒。いつもスーツを着崩している】
武器【銃】
備考【ディッシード家の長男。兄弟がいる。『クロム=レディガー』の六代目頭領(カポ)、跡継ぎ候補。『クロム=レディガー』の五人幹部の一人】
名前【ゼスト・ゴーダット】
年齢【二十七歳】性別【男】国籍【イタリア】
誕生日【八月一日】血液型【O型】
身長【百九十四センチ】体重【八十三キロ】
性格【気風がよく、細かいことはこだわらないが逆に高圧的で、高慢。自分に絶対の自信を持っている】
容姿【赤い髪で少しだがしばっている、瞳は明るい茶色。ロングコートに黒のマフラー、上下スーツ】
武器【銃】
備考【妻子持ちだったが、『サイレント』に殺された。そのため『サイレント』をかなり憎んでいる。『クロム=レディガー』の五人幹部の一人】
名前【シェリフ・オウド・サマー】
年齢【二十三歳】性別【男】国籍【イタリア】
誕生日【三月二十五日】血液型【A型】
身長【百八十九センチ】体重【七十五キロ】
性格【好感をもたれるタイプだが、人としゃべることがあまり得意ではなく、仲間のことはどうでもいいと思っている】
容姿【美青年。髪は紫のような色、瞳も同じく紫。スーツに酷似した服を着ている。中は灰色のTシャツ】
武器【ナイフなど】
備考【レオンを慕っている。レオンの幼馴染。暗殺一家に生まれた一人っ子。ピアノ、バイオリン、など、何でもできる頭のいい青年。殺しが大好き。『クロム=レディガー』の五人幹部の一人。殺し担当】
名前【ジャバード・ユルジス】
年齢【三十二歳】性別【男】国籍【アメリカ】
誕生日【十一月三十日】血液型【A型】
身長【百九十センチ】体重【七十八キロ】
性格【義理堅く、レオンとブラックジョークを言い合うことが多い】
容姿【茶髪でロングヘアー、瞳は青色。眼鏡をかけている。黒のコートとズボン。中は紫のワイシャツ】
武器【ない】
備考【仲間から『オッサン』、『ハゲ』と言われていることが多い。最近、抜け毛が気になるらしい。(ハゲてはいない)情報収集が得意。『クロム=レディガー』の五人幹部の一人。情報収集、計画担当、五人幹部ではリーダーのような存在。レオンとは十年の付き合い】
名前【ロイド・ビコル】
年齢【二十歳】性別【男】国籍【アメリカ】
誕生日【九月十日】血液型【O型】
身長【百七十八センチ】体重【七十キロ】
性格【野心が強く、強引。短気で切れやすく、五人幹部の中では唯一のいじられキャラ】
容姿【薄い水色の髪に瞳も水色。スーツのような服を着ている。中は髪と同じ色のTシャツ。スーツを着崩している】
武器【銃】
備考【親に捨てられた、孤児院出身者。フィアンセがいるという。(認めてはいないが)七つ年下らしい。細かい作業は嫌いではない。『クロム=レディガー』の五人幹部の一人】
- Re: veritable ( No.2 )
- 日時: 2010/02/08 18:42
- 名前: right (ID: zuIQnuvt)
- 参照: Let's go !! byレオン
プロローグ
親父が撃たれて、死んでしまったのは二年前。
俺は何もできなかった。何もできない自分にイライラして、悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて、逃げることぐらいしかできなかった。
自分が本当に無力だと感じさせられた。
六月九日、それが親父の命日となってしまった、俺が生まれた日。
『サンジェイを守れ』
親父の、最後の言葉が頭からずっと離れなかった。
——俺の名はレオン・A・ディッシード。
『クロム=レディガー』、六代目頭領(カポ)跡継ぎ候補。
よく、その頭に刻み込んどけ。
俺たち『クロム=レディガー』が最強だということを。
- Re: veritable ( No.3 )
- 日時: 2010/02/08 20:09
- 名前: right (ID: zuIQnuvt)
- 参照: Let's go !! byレオン
phase1.[始まりは必然的に訪れるもの]
サンジェイの賑わう表通り『018』。子供がきゃあきゃあと走り回り、いつどこにぶつかってしまうか、転んでしまうかと心配なる。それを注意する親たち。客を呼び込む、店の主人。通りを包むハンバーガーの匂い。
しかし、それは表面上の世界。
裏では、常に殺しや盗み、子供の誘拐、人身売買、クスリの取引が行われている。しかも、表通りのすぐ近く。誰も近づかない、裏通り『019』。サツでも対応できないほどの大量の犯罪が、今現在でも行われている。
これが、サンジェイの現状だ。
全ては『サイレント』が引き起こしたことだ。二年前までは、平和だった町。
『あの時』を思い出すだけでも、自分自身にも、『サイレント』にも腹が立つ。
吸っていたタバコを靴で思い切り踏んでやった。
表通りにでかでかと建つ、『クロム=レディガー』の本部。それほど目立った色をしてなく、でかでかといっても七階建てで、いわゆる、普通の企業が使っているような普通のビルだ。
その玄関ドアを開け、二階の広間へ行く。
意外にキレイにしてある。そりゃそうだ。部下がやってくれているからだ。ありがたい。
その広間のソファに座っていたのはゼストだ。ヤツの好きなフランス産の高級ワインがテーブルに置いてある。
昼間っから酒かよ。でも、酒を昼から飲むということは、彼が機嫌のいいときだという印である。
「よっ」
「…レオンか。お前も飲むか?」
上機嫌な声。
暇だし、少しぐらいはいいよな。
「じゃ、飲ませていただきますよ」
テーブルにいくつか用意してあったワイングラスをひとつ手に取り、注いでもらう。
キレイな、濃い紫色だ。
「んで、計画のほうは進んでるぅ?ゼストの兄貴♪」
彼をからかうのかのように、質問する。彼はふ、と鼻で笑った。まるでそれが遊びかのように。
誰にも知られてはいけない、計画。
さて、何でしょうねぇ。
これはまだ、始まりにしかすぎない。
続く
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