ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ......もののけ......
- 日時: 2010/02/11 10:05
- 名前: 雛罌粟 ◆FzxQRce/bY (ID: nLPrrFyW)
— 我は人間は好まない。
いっその事、いなくなってしまえばいいのだ。
我は人間ではない、「鬼」になったのだから。
さぁ、人間狩りを始めよう。
クリック頂きまして有難う御座います。
初めて小説を書かせて頂く雛罌粟、と申します。
普通に小説を読んで頂けるだけで嬉しいんですが是非、感想を仰って頂ければ感謝です。
※オリジナルキャラクターの提案については常時受け付けております。
.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.
名前 : 【 】 読み : 【 】
類 : 【人間/鬼/神獣/その他】
キャラの詳細 : 【 】
例 : フジの仲間 など、分かりやすくお願いします。
.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.
ご提案有難う御座いました。
物語に出させて頂きますので楽しみに待っていて下さい。
※多少、シリアス・ダークを超えた表現が含まれている場合が御座います。気分を悪くなさいましたらすみやかにページをお閉じになって下さい。
******登場人物のご紹介******
フジ ⇒ 物語の主人公。生まれてから数時間も経たない内に捨てられた、悲劇の孤児。人間を憎み、人間を滅ぼす為には命も惜しまない。
刀銘 ⇒ 天照
エン ⇒ フジと同じ状態で捨てられた孤児。フジと同じで人間を憎み、フジと共に人間を滅ぼそうとする。
刀銘 ⇒ 魅力丸
宵藍 ⇒ 蒼きツノを持つ鬼の頭。フジとエンを育てた親。既に1000年以上は生きている。
月狼 ⇒ 「老い」を司る、神獣。人間打破の為に宵藍やフジに力を貸し、人間を老いの力で滅ぼしてきた。
梢 ⇒ 澄色のツノを持つ鬼。とても気さくで優しいのだが、戦闘になれば自分の命も惜しまず人間を滅ぼす為に全力を尽くす。
刀銘 ⇒ 鳳凰
解号 ⇒ 華天双蓮 啼け鳳凰
大蛇丸 ⇒ 梔子の長。時に乱暴で、10年前フジとエンの両親の命を奪った者。長としての誇りのままに動き、人を殺める事を気晴らしとする。
紅鬼 ⇒ 蒼鬼と共に戦った鬼。しかし人間の赤子を護り死んだ。鬼の一族全てが信頼する存在だった、それゆえ、代償は重く蒼鬼は赤鬼を思いフジとエンを助けた。
白夜叉 ⇒ 神鬼。月狼と同じ類だが力を授けたり、と特別な術を使う。神と謳われる存在だが月狼と違い人前に姿を現す事はない。白髪で振袖を着ていて美しい女の姿をしているらしい。
******END******
勿論、その他にもキャラはいるのですが後々更新致します。
それでは本編をお楽しみ下さいm(_ _)m
Page:1 2
- Re: ......人間狩り......(もののけ寄り) ( No.2 )
- 日時: 2010/02/10 17:44
- 名前: 雛罌粟 ◆FzxQRce/bY (ID: nLPrrFyW)
◆第2話◆
その後、月狼と宵藍は月狼の森へ戻った。
そして梔子(大蛇丸が長をつとめる縄張りの1つ)では復旧作業が続いた。
それから10年の月日が経ち、藤と艶も10歳になった。
あの日から蒼鬼に育てられた藤と艶は物心ついた時から蒼鬼への感謝と人間への憎悪の念をいつも抱いていた。
当時は赤子ながらその曇りなき眼(まなこ)に悲劇の瞬間は途切れる事なく刻まれ、憎しみと怒りの炎は消える事なく燃え続けた。
ある夜 — 。
フジ : 母さん。
宵藍 : フジ。
フジ : あたしとエンは母さんと一緒に戦う。人間は嫌い。あたし達の母さんと父さんは殺された、目の前で。大蛇丸に。許せない。それにあたしとエンは母さんの子。森が死ぬ時は一緒に死ぬ、森と一緒に戦う。
宵藍 : それでいいよ、フジとエンがそう決めたのならね。
フジ : 母さん、でもあたし達戦った事ない。どうすればいい?
宵藍 : 今日、澄鬼が梔子を襲う。ついて行くといいよ。
エン : 梔子・・・。
宵藍 : 澄鬼は強い、あと100年もしたら追い越されてしまうだろうね。きっとお前達の事も考えてくれるよ。それとエン、お前はフジを護りなさい。お前がフジを護りたいと願うのならばきっとこれも扱える。
エン : これは?
宵藍 : 「星砕」、持つ者の心で強さが変わる不思議な剣(つるぎ)だよ。お前が護ろうと思うならその為に強くなるし、挫ければただの偽刀に過ぎん。お前にフジが護れるか。
エン : あぁ。
フジ : あたしは・・・・。
宵藍 : いきなり戦うんだ、今日は澄鬼と共にいるといい。大丈夫、フジ、エンしっかりやりな。澄鬼、こっちに来な。
— タタタッ。
梢 : お初にお目にかかります、澄鬼の梢です。
宵藍 : 話は聞いていたのだろう?
梢 : ふふ、お分かりだったんですか?フジちゃんとエンくんの事が気になったのよ。
フジ : 梢様、今日はよろしくお願いします。
エン : よろしくお願いします。
梢 : うんうん、分かってるわ。梔子はあの大蛇丸率いる縄張りよ。宵藍、初めてなのにいいのかしら?この子達を護るのは容易い事だけれど・・・心配だわ。
宵藍 : 案ずるな、梢に任せる。
梢 : もう、宵藍ったら・・・。フジちゃんにエンくん、初めてとはいえ梔子は石火矢衆がいつもいる危険な縄張りよ。夜明けを狙うけど気を抜かないでね。
エンくんはフジちゃんを護る事だけを考えなさいね。
エン : はい。
梢 : うん、フジちゃんは私と行きましょう。
フジ : 分かりました。
エンとフジは梢(澄鬼)と出会い、夜明けに梔子を急襲する為に備えていた。
梔子への急襲攻撃、その瞬間まであと少し。
- Re: ......もののけ...... ( No.4 )
- 日時: 2010/02/10 16:06
- 名前: 海鼠 (ID: HiDlQ61b)
こんにちは、コメありがとうございます(´`*)
小説見させてもらいました。
私のと違って「(人の名前):」となっているので
とても読みやすいです。斬新ですねv
私も初心者なのでお互い頑張りましょう(・ω・〇)
- Re: ......もののけ...... ( No.5 )
- 日時: 2010/02/10 17:06
- 名前: 雛罌粟 ◆FzxQRce/bY (ID: nLPrrFyW)
海鼠sama
此方こそコメントどうも有難う御座いましたm(_ _)m
是非、仲良くして下さいね(笑)
- Re: ......もののけ...... ( No.6 )
- 日時: 2010/02/10 18:58
- 名前: 雛罌粟 ◆FzxQRce/bY (ID: nLPrrFyW)
◆第3話◆
梢とフジとエンは梔子近くの森で隠れていた。
梔子急襲では失敗は許されない、そう言い聞かせながら。
梢 : そろそろ行くわ、私は何度も宵藍と襲撃してきたの。顔は知れてる、だから貴方達がカギなのよ。
勿論、私が援護はする、2人で戦えないかしら?ピンチの時は勿論私が護るわ。
フジ : 分かりました。
梢 : ・・・・・行くわね。先に。
エン : えっ?
梢 : 3人で行くよりも私が先に行った方が油断するじゃない?
フジ : え・・・。(そうか?むしろ警戒するんじゃないのだろうか?)
エン : な・・・。(俺達は梢殿と行くのではなかったのか?フジの事を護るなんて初めてなのに1人じゃ・・・)
梢 : ・・・何かご不満でして?
フジ・エン : ひっ!
フジ : あ、や、何の不満も御座いません∑
エン : も、申し訳ありませんでした。
梢 : ふふ、いいのよ。石火矢衆が動き始めれば石火矢の音が嫌でもココに届くわ。そしたら来なさい、待ってるわ。
— タタタタタタッ。
フジ : あっ・・・・行ってしまわれた。
エン : いきなりだな・・・・。
隠密機動の一員 : 出たぞぉぉぉ、澄鬼だぁ!
梢 : ちっ、早いわね。10年前とは勝手が違うと言う事ね。
— タタタタタタッ。
隠密機動総司令官 : 澄鬼、ココは完全に包囲した!神妙にしろ!
梢 : ・・・・私がその程度で退くタチだと思われまして?
隠密機動総司令官 : なっ・・・。
梢 : 華天双蓮....啼け鳳凰!
— ゴゴゴゴゴッ!
隠密機動総司令官 : な、なんなんだコレは・・・・ッ!
梢 : あら、ご存知なくて?でも新しい総司令官さんだもの、当たり前ね。これは私の刀、刀銘は鳳凰。能力は——死を呼ぶ事。
隠密機動総司令官 : ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!
梢 : 解放すると対象者の体内に入り込み、肉を腐らせ骨とする。刀の形が月狼と似てるから油断されてたのかしら?駄目よ、油断しちゃ。
隠密機動総司令官 : くッ・・・・許さん、許さんぞ・・・ッ!
— バタッ。
— タタタタッ。
隠密機動の一員 : 司令官!くそっ・・・よくも・・・くらえぇぇぇっ!鎖錠鎖縛!
梢 : まだこんな古い術を使ってるの?昔と同じだと思っちゃ嫌よ。
— パキパキパキッ。
隠密機動の一員 : な・・・鎖錠鎖縛が砕けた!?何をした?!
梢 : 別に何もしてないわ、私の能力の範囲内に触れたからよ。ホラ、あなたもね。
その瞬間、隠密機動の一員は一瞬に骨になり砕けた。澄鬼の手によって。
その後も襲ってくる隠密機動を一掃していく、澄鬼の鳳凰の情報は既に大蛇丸の耳に届いていた。
そしてとうとうフジとエン、出陣の時—。
フジ : 今の聞こえた?石火矢の音よ、私達の出番よ。
エン : 分かってる。
フジ : 行こう、2人なら最強だよ。
エン : あぁ。
— タタタタタタッ。
石火矢衆 : むぅ?何か音がせんかったか?
石火矢衆 : そうか?気のせいだと思うがな。
石火矢衆 : そうか・・・空耳か。
— カンカンカン!
石火矢衆 : 新たな刺客だ!今度は人間だぁぁぁぁ!
村人 : 何だ、何だ?人間だと?
エン : ・・・そうだ。
村人 : なっ・・・お前は誰だ!
エン : 名乗る必要はない。
— グサッ!
村人 : くっ・・・・・しかしじきに大蛇丸様が来る・・・俺の分まで戦ってくれ・・・・る。
— バタッ!
フジ : 大蛇丸・・・か。
エン : 俺達の母さんと父さんを・・・ッ。
フジ : あたし達で必ず、倒そう。梢様の手を借りずに。
エン : 分かってるよ。
— タタタタタッ。
大蛇丸 : むぅ?来たか?
フジ : 大蛇丸、今日この日で復讐を果たす!
大蛇丸 : そういうお前は誰だ?
エン : 10年前、お前に母と父を殺された・・・涙衣と雅の子供だ!
大蛇丸 : な・・・!い、生きておったのか・・・。
フジ : はぁぁぁぁぁぁっ!
エン : フジっ!フジっ!
— カンカンカンッ!
大蛇丸とフジは火花を散らしながら戦う。
フジは10年前の記憶が蘇り怒りで我を忘れている。
大蛇丸 : ふん。その程度で同様を誘えると思うてか。
フジ : ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
— ドッ。
一体何が起こったのか。
2人はがっくりと倒れ、現れたのは澄鬼・梢。
梢 : フジちゃん、やめなさい。大蛇丸、今日は命拾いしたと思いな。次来る時はお前の終焉だ。
エンは驚きと悔しさと怒りが入り混じりどうすればいいのか分からずその場に立ち尽くす。
野次馬となっていた村人も恐怖で動けない。
梢 : エンくん、・・・帰るわよ。
梢の一言で我に返ったエンは慌ててフジをかかえ、澄鬼が手招きすると素早く梢の背に乗り、去っていった。
- Re: ......もののけ...... ( No.7 )
- 日時: 2010/02/20 13:54
- 名前: 海鼠 (ID: HiDlQ61b)
久しぶりに覗きに来ました(・ω・〇)
最近更新がないので心配しています(←
忙しいと思いますが頑張ってください!
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。