ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 呪本
- 日時: 2010/02/08 20:36
- 名前: パックン ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)
初めましてパックンと申します
更新速度はえげつないほど遅いですけどよければ支援をお願いします
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- Re: 呪本 ( No.1 )
- 日時: 2010/02/09 18:00
- 名前: パックン ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)
1
俺の名前は秋元 浩助(あきもと こうすけ)13歳。今年で中学2年になる。自分で言うのもなんだけど俺は普通の人間だ。普通に学校に行き。普通に友達を作り。普通に勉強して普通の点数を取る。強いて言うなら本を結構読む。変わった所と言えばそれぐらいだ。そんな俺なんだけど、ある一つの出来事がきっかけで、俺の人生は普通じゃなくなる。
5月3日月曜日 午後7時43分。俺は自転車に乗って学校に向かっていた。時間に余裕を持って家を出たのでそんなに急ぐことも無く、ゆっくり自転車のペダルを漕いでいた。そんな時
パサッ・・・・・
どこかで軽い何かが落ちた音がした。
学校に行く途中の道に公園がある。名前は無く。遊具も無い。雑草すら生えてない。周りには今俺が行ってる中学校の旧校舎しかない。公園というよりはもはや広場だ。そんな広場の真ん中には柳の木が一本ポツンと生えている。すごく寂しく不気味な場所だった。噂では幽霊が出るらしい。昔そこで誰かが自殺したとかしてないとか。
その公園の柳の木の下に黒い何かが落ちている。
「ん?」
好奇心が恐怖心に勝ち。本を取りに行ってみることにした。
「本?なんでこんなとこに・・・」
それは正方形で結構大きな黒革表紙の本で表紙には何も書かれていない。落ちてる場所も場所だし不気味すぎるぐらいのその本を開いてみることにした。
「・・・・・?」
何も書かいてない・・・いくらページをめくっても白紙だった。誰かのいたずらだと思って、本を閉じようとしたとき。最後のページに描写が見えた。そのページを開いてみる。そこで分かった。俺は逆向きに本を持っていたのだ。
「うっ!・・・なんだこれ」
すごく生々しい絵だった。人が首を吊っている。場所は机といすがたくさんあり、奥に黒板らしきものがあるから多分どこかの教室だろう。あまりにリアルすぎて今にも動き出しそうな絵だった。リアルな絵もそうだったけど、俺はこの絵に何か引っかかるものを感じた。でもそれが何か分からない。その絵が気持ち悪かったので、本を捨てようと思った。しかし何故か手放せない。この本がとても大切なもののように思えてきたのだ。ますます不気味だ。思えば初めからおかしかった。俺が初めにいた場所からこの本が落ちる微かな音など聞こえるはずが無い。そもそもどこから落ちてきたのかすら分からない。そんな怪しい本を何故か手放せなかった。頭の中で葛藤していても仕方が無いので、そのまま学校に行くことにした。
- Re: 呪本 ( No.2 )
- 日時: 2010/02/09 19:23
- 名前: パックン ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)
今日は書けませんごめんなさい。
追伸。記事を一部修正しました
- Re: 呪本 ( No.3 )
- 日時: 2010/02/10 23:13
- 名前: パックン ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)
2
学校に着くとまず目にしたのはパトカーだった。駐車場スペースに入りきらなくなったらしいパトカーが校庭にも止まっている。校門から見える廊下の窓からは慌しく廊下を歩き回る警官が見える。一番人が集まっていた場所は一年生の教室前廊下あった。
「何かあったのかな?いや無かったらあんなに人は集まらないか・・・」
俺は一人でそう呟き、自転車を駐輪場に止めて鞄を持って校舎に向かった。
鞄を持ったまま校舎に入って人が密集しているところに行ってみた。そこは1年2組の教室で教室の中で何かがあったようだった。職員の大半は警官と話している。すごい数の人がいるのでその中に加わって教室の中の様子を見るのは無理だと思った。仕方なく自分の教室に向かおうとしたとき、後ろから声をかけられた。
「お、浩助じゃん。」
振り返ると親友の梅原 雄大(うめはら ゆうだい)がいた。
雄大とは小学校の頃からの友達で、ずっと仲良くしてきた。雄大は情報通で常に新しいことを知っている。どこからそんな情報を仕入れたの?と聞きたくなるほどいろいろ知ってる。
「何があったんだ?」
俺は自分の教室に向かいながら雄大に聞いた。
「何のこと?」
雄大はいつも焦らして来る。毎回毎回もったいぶるのだ。
「とぼけんなよ。朝のこと」
「朝?朝俺は4時に起きて」
「お前の朝の出来事じゃなくて・・・ってお前4時に起きてんの!?」
「うん」
「はやっ!!・・・じゃなくて雄大まじめに答えろよ」
ちなみに俺が雄大との会話で主導権を握れたことは無い
「分かった分かった。実はな女の子が首吊ったらしいんだ」
その瞬間、俺の頭の中であの本の絵が浮かんだ。・・・・そんなはずない・・・・そんなのありえない。しかし雄大は俺にとどめの一撃を食らわせた
「そういえば写真を入手したんだよ。ほら」
雄大が差し出してきた写真をひったくった。そして写真を見て驚愕した
「同じだ・・・・」
俺の呟きを聞いて雄大がすこしキョトンとした感じで聞いてきた
「何とだ?」
「あの本の絵と」
頭の中で完璧に本の絵と今もっている写真が一致した。
- Re: 呪本 ( No.4 )
- 日時: 2010/02/12 20:23
- 名前: パックン ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)
すいません今日は書けません
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