ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- スプリッツハント
- 日時： 2010/02/13 13:07
- 名前： マック ◆PQ5dvOhHxk （ID: DwPPAIwb）
※ご覧になる皆様へ
多少グロテスクな表現を含みますので
それを確認のうえ読んでください＾＾
そういうシーンが苦手な方は注意して読むか
読むのを控えましょう！（任意）
(個人的には読んでほしい自分・・・。)
登場人物
闇蜘 星羅 (ヤミクモ セイラ 女)
主人公。剣豪の娘として生まれ、その剣の才能を引き継いでいる。
闇蜘 楓馬 (ヤミクモ フウマ 男)
星羅の父親。ジパング一の剣豪として称されて「る程の腕。
闇蜘 沙羅 (ヤミクモ サラ 女）
星羅の母親。言霊を使った回復術を得意とする僧侶。楓馬の支えとなる。
霧舟 陽炎 (キリフネ ヨウエン 男）
星羅の通う剣術学校の先生。幕府軍を一人で千人斬ったという伝説がある。
沢宗 吹雪 (サワムネ ブブキ 男）
大地を操る風水師。沙羅の兄で天才と名高い風水術を使う。
曙 翔力丸 (アケボモ ショウリキマル 男）
薬師。薬草から毒薬までほとんどの薬を作れる。根は優しく、剣術学校の専門医。
神沢 千獣 (カミサワ センジュウ 男）
神に仕えると言われる預言者。ジパングで知らない人はなく、幕府も彼に逆らえない。
言語
言霊：言葉に魂を吹き込み、霊として操る。
操れるものは妖術の強化や治癒術として
使用するが、完全習得するために魂を亡くし
抜け殻となるものも多い。
妖術：妖怪の魂を自らに取り込み、我が物として
操ることで、その妖怪の力を得る。
妖怪が強ければ強いほど殺人的な力を得るが
普通の人間ではそこまでの力を得ることはできない
風水術：大地の精霊を操り、自然の力を得た術。
ときに炎を放ったり、津波を起こしたり、
草の蔓を相手に絡めたりといろいろな
使い道がある。ただし、精霊を慣らすのは
純粋な心と何事にも怯まぬ忍耐力が必要。
剣術：刀を手にして戦う、ジパングで最も多い戦術。
自分の魂を刀に宿すことで独自の剣術を得る。
だが、魂を宿すにはその刀の手入れや保管など
の刀に対する強い思いと、自分の魂の力を操る
ための究極の体力が必要。そのため、今では剣
に魂を宿すものは少ない。
薬師：さまざまな素材から薬を作る人。薬の材料は、
全部で387種類ある。だが、伝説と言われる素材
(一角獣の血肉,神龍の髭,鳳凰の尾)も含めると
400種類となる。上三種類の元となる一角獣、
神龍、鳳凰は1000年前にジパングからは絶滅し、
今では中国へ渡らないと手に入らない。
高度な技術と、名声がなければ、ろくに素材も
集まらずに職とならない職業でもある。
ジパング：日本の呼び名。
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- Re: 武士 〜もののふ〜 ( No.1 )
- 日時： 2010/02/11 14:12
- 名前： マック ◆PQ5dvOhHxk （ID: DwPPAIwb）
あらすじ
ここは江戸の日本「ジパング」
ここから約200年前。
ジパングの大和(奈良県)の幕府軍の若者が自分の力を
最大限に引き出し、このジパング全土を支配しようと
魔族に魂を売ったのだった・・・。
その若者はとうとう世界までも支配できる力を
手に入れるが、その力を自分で支配することが
できず、魔族に身も心も占領されてしまうのだった・・・。
しかしそれをとある若者が、仲間とともに退治し、
その身を大和のどこかに封印したのだった・・・・・。
そして今。
ここ武蔵(埼玉県)では、なんの問題もなく、
世界に名の知れた剣豪「闇蜘 楓馬」がその剣豪という身分を隠しながら
嫁と子供とで幸せな家庭を築いていた。
だが身分を隠しているのにはひとつ理由があった。
それは。
これから起こりうることが自分の家庭に響かぬよう。
そして自らの家庭を巻き込まぬようにするためであった・・・。
- Re: 武士 〜もののふ〜 ( No.2 )
- 日時： 2010/02/11 14:01
- 名前： マック ◆PQ5dvOhHxk （ID: DwPPAIwb）
第一話 瓦版
ククククク・・・・・・・・・・・・。
これでまたひとつ。
新しい魂が我が血肉となり力となった・・・。
我はジパング全土を支配し！
いずれ世界をも我が手中に落としてくれよう・・・。
————————————————————————
「ハッ！」
私(星羅）は目を覚ました。
朝からいやな夢を見たなと思う。
「ジパングを支配するなんて・・・。いやな夢だ。」
私は夢などはあまり気にしない方なのだが
今日の夢はどうも違った。
だが私は両親に挨拶をし、剣術学校へ行こうとした。
なにやら外が騒がしい。
いつもの瓦版かと思い、身を乗り出して
賑わうほうへ目をやった。
*「瓦版だよ〜瓦版だよ！なんとジパングで最も
薬師の多い領土、大和で！神隠しが発生した！
この神隠し！ただの神隠しじゃなく魂の神隠し
ときたもんだ！体はすぐそばにあるのに中身は
まるで抜け殻のように喋らずにボーっとしてるだけ!
今、この事件に対して、幕府が変な薬を出したんじゃ
ねえかとか妖怪が乗り移ったとかさまざまな噂が
ジパング中を駆け巡ってるよ〜」
私は正直驚いた。
夢に関係するものなのか？
しかしこれも瓦版。
ガセネタということもあろう。
私はあまり気にしないことにせず拾った瓦版に目をやった。
〜〜〜〜〜〜瓦版〜〜〜〜〜〜
新種の妖怪か！
悪幕府の仕業か！？
薬師の多い大和で神隠し発生。
その神隠しは身体ではなく魂
を隠すというなんとも信じが
たい内容。
幕府はこれに対しては何の受
け答えもせず、神の子孫と名
高い預言者である神沢 千獣
先生は
「神は新たなる悪がこのジパ
ングを支配すると言っている。
しかもそれはこの大和の幕府
の若者が関連しているが誰か
は予想もつかない。」と述べ
ている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「神の預言がジパングを支配すると述べるだと!?
私の見た夢はもしかして・・・・。」
星羅は気になりつつも剣術学校へ遅れてはならぬと
焦りながら剣術学校へ向かった。
だがこれから悪夢が正夢となることを
わたしは知るよしもなかった・・・・・。
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