ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- LIFE-GAME〜光と闇の交差点
- 日時: 2010/02/15 16:30
- 名前: クロン (ID: 66DLVFTN)
多少のグロ表現有り。
あらすじはその内書きます。
<登場人物>
★ショウ♂
主人公
★シキ♂
ショウの親友
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- Re: LIFE-GAME〜光と闇の交差点 ( No.1 )
- 日時: 2010/02/23 17:07
- 名前: クロン (ID: 66DLVFTN)
<プロローグ——LIGHTorDARK>
「じゃあな〜」
「おぅ、明日」
『生徒は寄り道や、買い食いをせずすみやかに……』
夕方、五時。
生徒達はぞろぞろと、校門を出て行く。
下校の放送が校内に響き、生徒達の足音が遠ざかると、そこには何もなくなる。
————子供の世界は終わる。
「うっぜえ」
ショウはつぶやいた。
「うぜえんだよ。……どいつもこいつも同じじゃねぇか」
むしゃくしゃしたので、近くの壁を蹴飛ばした。
ひびが入るわけでもなく、ただ自分の足に衝撃がくるだけだった。
———痛みという衝撃。
誰かが見ていたのか、叱ってくる声がした。
ショウはそれを無視して、帰り道を急いだ。
だんだんと早歩きになって。
ショウは上着をぬぎ、胸元を開け広げた学校指定のYシャツ姿になった。
風がスッと通り抜けた。
冷たさに顔をしかめると、今度は走って通りを抜けた。
『XX駅』
この街の駅。
毎日、来る場所。
切符を買い、改札を抜けるとビラ配りの青年にティッシュと紙を渡された。
「なんだこれ」
ペンダントがあった。
不思議と、引き付けられた。
紙とティッシュの間にあった————
(選べよ少年、生か死か)
そう刻まれていた。
なんだか気味が悪かったから捨てようと思った。
でも、なんだか惹かれる。
ふしぎな魅力があった。
ポケットにペンダントを滑り込ませると、ホームの階段へ向かった。
「選べよ少年、生か死か」
手すりのほうから声がした。
振り向こうとすると、体が傾いた。
「え?」
周りの人のざわめきが聴こえた。
落ちる———
ホームの底へ……?
いや、違う。
ブラックホールか?
闇が渦を巻いて待ち構えていた。
声を上げるまもなく、吸い込まれていった。
意識を失う直前に聴こえた言葉
「選べよ少年、生か死か。…………ようこそ、LIFEGAMEへ」
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