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悪夢のゲームからぬけだせれるかしら?
日時: 2010/02/21 13:23
名前: そら☆ (ID: acQ6X1OT)

 ある神社に集まって、願いが叶うかもしれない
儀式をしたある子供達…
さて、このゲームからぬけだせれるのは
誰なのでしょう?

******************

 初めてここで小説を書かさせてもらう
そら☆です!
見ていってくれたら嬉しいですっ!

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       登場人物
小原 麻莉亜 【おばら まりあ】
年齢・学年*12歳 中1
 この小説の主人公 明るくて、
みんなのリーダー的になる存在


早瀬 瑞希 【はやせ みずき】
年齢・学年*12歳 中1
 大人しくて、麻莉亜にいつも
ひっついている
樹と雄太以外の男の子と話すのが苦手

織原 樹 【おりはら いつき】
年齢・学年*12歳 中1
 瑞希と同じく大人しい性格
名前も女の子っぽいので女の子と
間違われやすい

高木 雄太 【たかぎ ゆうた】
 明るくて、小さいときから麻莉亜の
幼なじみ ちょっかいだしたり、嘘ついたりするのが
大好き

*黒蝶の少女*
 悪夢のゲームを案内する
謎の少女

・小原 麻衣 【おばら まい】
 麻莉亜のお母さん
・小原 麻耶 【おばら まや】
 麻莉亜のお姉ちゃん 16歳 高1

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序章「知った怨み」 ( No.1 )
日時: 2010/02/21 13:22
名前: そら☆ (ID: acQ6X1OT)

 麻莉亜と瑞希と樹と雄太は同じマンションでいつも親同士も仲が良く、一緒だった。
 
 そしてある日の学校でこんな噂がはやった。
『願いを叶えてくれる女の子がいる神社って知ってる?』
この噂はあまり時間をかけないで広まった。
「なにそれ?」
給食時間、雄太がこう話しかけてきた。
「あるんだって! そういう神社が・・・」
「どこに?」
「急に鳥居がいっぱい出てきてその先にある神──」
「そんなのあるワケないでしょ〜?」
雄太の話も聞かないで麻莉亜はこう言った。
「その神社・・・あるんだよ?」
樹がひっそりと言う。
「ひゃ!? なによ!? びっくりした〜」
「あはは ごめん、ごめん。 でも、この噂は本当だって聞いた事があるよ」
「え〜 嘘〜」
「何はなしてるの?」
瑞希もさわいでる3人の中に入った。
「願いを叶えてくれる女の子がいるっていう神社の話をしてたの どう考えてもうそっぽいんだけどなぁ〜・・・」
「・・・嘘じゃないんだよ・・・その話・・・」
瑞希の表情が変わったように見えた。
「な、なんで〜?」
少しドキドキしながら聞き返す。
「だってね・・・・・・」
瑞希は落ち着きをみせながら話し始めた。

それはずっと昔、怨みを持ったまま死んだ少女がいた。
その少女は親がいなくて、親戚の人たちに預けられた。
でも、親戚の人たちは少女の面倒を見るのがとても嫌で、自分の子供にしか目がなかった。
そのうち、面倒をみるどころか虐待までするようになった。
その少女はこんな生活が嫌になり、
「本当の親は他にいる! 絶対迎えにきてくれる!」
と思うようになった。
そして、神社でいつも
「本当のお母さんとお父さんが迎えにきてくれますように・・・」
と毎日お参りに行った。
しかし、それが親代わりの親戚の人にばれると、暴力を振るわれた。
少女は言い返して
「お母さんとお父さんは他にいるもん! あなたたちのいいなりにはもうならない!!」
と勇気をふりしぼっていった。
でも、その言葉が親戚の人たちを怒りに染めた。
手を前に少女を突き倒すと、少女は倒れた。
打ち所が悪く、少女はそこで亡くなった。
「憎い・・・最低・・・死んでも死にきれい・・・」
少女の怨霊は親代わりの親戚に災いを次々起こした。
もしかしたら、自分は他の人の願いを叶えてあげられると思った。
しかし、過去の思いがあり、簡単に願いを叶えるのは面白くない なら、ゲームにしようということになり、最悪なゲームが生まれた。

「・・・なんか可愛そうな話だね・・・」
静かな空気になった。
「もう、その少女のせいで何人も行方不明者がでてるらしいよ」
「? どうして行方不明者が出るの?」
さっきの話には無かったことを言われたので、麻莉亜は不思議そうに聞き返した。
「そのゲームはね、負けると帰れなくなるの 断ったら災いがふりかかると宣言されるけどね」
まったく変な取引のゲームだった。
「まあ、その神社の前を通りかからない事だよね」
樹が言った。
「静かな場所で霧がたくさん出てきたらマズイってことだよな?」
雄太が瑞希に聞く。
「う〜ん・・・そうなったら手遅れの可能性もあるの・・・ どう対処するかはその時しだいよ」
「嘘〜〜」
麻莉亜は心細くなった。


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