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—— 吟遊詩人レミの物語 ——
日時: 2010/03/04 20:42
名前: 白魔女 (ID: Eda/8EBL)

クリックありがとうございます(。>ω<。)ノ
ファンタジー大好きっ子の白魔女です。特に魔女が……。


吟遊詩人って、知っていますか。
知っている人は、ご注意ください。これはあくまで私が勝手に考えたものですのでww

私の記憶が正しければ、吟遊詩人とは、『各地を回って詩をうたう者』です。まあ、もちろんこの小説は、少し、それを改造するんですがね。


グロは、ないと思います。いや、たまーにヒステリックになるかも……(‾ω‾;)


久々の小説ですんで、どうなるかはわかりませんが、気に入ってもらえれば光栄です。

同時進行で、『Jack the Ripper』も書いているので、どうぞお見知りおきを……。

読んでくれた方、もし、も〜し、よろしければ、コメントください。作者はコメントがないとやる気が起きません(←えw

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プロローグ  >>1

——序章——  >>2
  Ⅱ  >>5

—— 一章——  >>11


では、どうぞ(。・ω・。)ノ

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Re: ——吟遊詩人レミの物語—— ( No.1 )
日時: 2010/02/27 01:19
名前: 白魔女 (ID: Eda/8EBL)


**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆** プロローグ **☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**


 一人の吟遊詩人は詠う。



 神は我らに仕事をお与えになった。

 “地”には、ありとあらゆるモノを支える仕事を与え
 “水”には、生き物達の喉を潤す仕事を与え
 “風”には、生き物達を涼しくさせる仕事を与え 
“火”には、生き物達を温める仕事を与え
“木”には、生き物達の食欲を満たす仕事を与え
“生き物”には、『生きる』という仕事をお与えになった。

 ならば我らは詩を詠おう。
 様々な者達に喜びを与えよう。

“地”の様に勇ましく
“水”の様に安らかに
“風”の様に滑らかに
“火”の様に荒々しく
“木”の様に楽しげに
“生き物”に、“生”の素晴らしさを伝えよう。

 それが我ら、吟遊詩人。



 吟遊詩人は息を吐いた。最後にまた小さく詠う。



 そして、神は我らに、詠う以外の特別な能力をお与えになった。それは、
——詩を詠い、魔法を出すこと——。

 吟遊詩人が歌い終えると、その手元には、元々なかったはずの暖かな火があったのだった。

Re: ——吟遊詩人レミの物語—— ( No.2 )
日時: 2010/02/27 13:36
名前: 白魔女 (ID: Eda/8EBL)


—— 序章 ——


——Ⅰ・赤毛の少女


 森の奥の小屋に、一人の少女が訪ねてきた。それは、まだ十三・四歳であろう、若い娘。夜もかなりふけているというのに、少女は一人だった。

 そんな少女を見て驚いたのは、森の奥の小屋に住んでいるソレットだ。ソレットは、娘のカトリーヌと共に、この小さな小屋に住んでいた。


「夜遅くにすみません……一晩だけ、泊めてはもらえないでしょうか」


 赤毛の少女だった。目は、漆黒だ。それを抜かせば、どこにでもいる女の子。そんな子が、いきなり泊めてくださいなんて。ソレットは戸惑ったが、考えるより先に口が動いてしまった。


「外は寒いでしょう。中へお入りなさい」


 これでは、泊めてあげると言っている様なものだ。仕方ない、泊めてあげよう……ソレットは、少女の肩に手をかけながら思った。

 少女は、小さな体の背中に、大きなリュックを背負っていた。それも、かなりの重さだ。これをずっと背負って来たのか。ソレットは、少し首を傾げたが、気にしないことにする。

 そんな母とは裏腹に、娘カトリーヌは楽しげに少女に話しかけた。


「あたしと同い年じゃない? うわあ、嬉しいな」


 カトリーヌは、ベッドに寝たきりのままはしゃぐ。


「こんな森の奥に住んでるから、他の人に会うことなんて、滅多にないの。それも、子供になんて全く!」


「……そうなんだ」


 少女はそう言うとニコッと笑った。ソレットもそれを見て安心する。子供がこんな時間に尋ねてくるのもおかしいが、所詮、子供だ。
 その後、三人は夕食を食べ終え、ソレットは片付けを始めた。その間、二人は色々とおしゃべりをしていた。


「あの……さぁ」

 カトリーヌが重々しく話しかける。

「これ、私の代わりに持っててくれないかな」


 相変わらずベッドの上で寝たきりのカトリーヌは、自分が見につけていたペンダントを、はずし、少女の手にのせた。薔薇の形をした、ペンダントだ。


「ありがとう……可愛いね。でも、どうして?」

「えっ……いや、ふ、深い意味はないんだけど……」


 しどろもどろで答えるカトリーヌを、少女は目を細くして見る。そして小さく、はっきりと言った。



「カトリーヌちゃん、病気だよね」


Re: ——吟遊詩人レミの物語—— ( No.3 )
日時: 2010/02/27 14:12
名前: カレン (ID: 1/l/Iy6H)

先程は、コメントありがとうございました!

白魔女さんの小説、素敵です。書き方も読みやすくていいと思います^^

(↑私なんかが言うのも…)

また読ませてもらいますね。

ありがとうございました。


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