ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- フリートホーフへようこそ
- 日時: 2010/03/02 20:32
- 名前: 沙奈 (ID: GpNW5AXi)
*+——紹介——+*
こんにちわァ♪
久しぶりにシリアスへ来ました(笑)
この小説はドイツ語で「墓場」を意味している題名で
その通りに墓場に関するホラーを書きます。
オニバスム(1話完結)で通しますんで☆
そういう訳でよろしくお願いしますねっ!!
+*—沙奈の紹介—*+
・沙奈 (偽名だォ) ♀
・趣味:パソコン、小説書き、読書
・その他:下手ですが、よろしくお願いしますね♪
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- Re: フリートホーフへようこそ ( No.1 )
- 日時: 2010/03/02 21:03
- 名前: 沙奈 (ID: GpNW5AXi)
*01* 誰か助けてくれぇ・・・・
—江戸時代—
ある国の美しい姫が満月の日に部屋で織っていた。
姫は満月の日にしか貴重で美しい布を織らなかった。
そこにはある理由が・・・・・・
「満月の夜に絹糸を買い、満月の日に布を織る
満月の日に出来上がり、満月の日に相手に渡す
満月の日にその者を墓場へ連れて行かせる・・・」
姫は両親ばかり溺愛される弟君が憎くてやっていた。
そしてある日、美しい満月の日に出来上がった。
それはとてもとても美しい着物だったと言う・・・
姫は弟君の部屋まで来て、着物を着させる。
「・・・どうかしら?」
「桜宮姉上、とても素晴しいですっ!!」
「ねぇ・・・キモ試しに行きません事?
男ならば、これくらい断る理由が無いでしょ
うふふ・・・・私と一緒に付いて行きます事?」
「いいえ、僕は行かせて貰います
桜宮姉上に連れて行って貰う必要はありません
では、さっそく墓場まで行きましょう・・・・」
「えぇ」
姫はさっそく家来と一緒に墓場へ行った。
「では・・・お先にどうぞ」
「はい、言って参ります」
「お気をつけて」
しかし、弟君は二度と姫の目の前に現れなかった。
姫は家来を殺して、すぐに城へこっそり戻る。
そして、両親2人分の着物を用意した・・・・・・
両親の部屋に入り、両親をキモ試しに誘ってみた。
「お父様、お母様、行きません事?
夕紀麻呂が懸命に墓場で頑張ってますから」
「おぉ、行こう。よくぞ知らせたな、姫」
「では、参りましょう」
また家来を連れて墓場に行かせた。
今度は違う墓場で————・・・・・・
また姫は家来を殺して、城に戻る。
それから両親と弟君は行方不明になった。
姫は国を治める女主人となった。
けれども、両親や弟君に逢いたくなってしまった。
それからはというと・・・・・・・・・
満月の日に姫は必ずあの墓場に向かう。
「お父様っ!! 夕紀麻呂——っお母様——!!」
「姫や」
「姉上・・・」
「桜宮姫や」
この声を聞いて後ろを振り向いた処————
それは両親でも弟君でも無い。
3人の魔物だったと言う。
当に3人は魔物に食われてしまっていた。
姫は魔物に食べられた。
この呪いをやった者は必ず後悔をする。
そして。
この魔物に餌食になってしまうのだった。
それを知っていた婆は最後に呟いたのを姫は知らない
「——・・・魔物にくれぐれも気をつけるんじゃぞ」
*完結*
- Re: フリートホーフへようこそ ( No.2 )
- 日時: 2010/03/02 21:20
- 名前: 沙奈 (ID: GpNW5AXi)
*02* お地蔵様
アタシ、大山実花、16歳。
親友の滝川舞と大喧嘩をしてしまった。
ポツンと下を向いたまま通学路を歩いていると・・・
寂しそうだけど幻想的な墓場を見つけた。
キンモクセイの匂いがとても良い香りだった。
つい墓場に足を向かしてしまってけど、気にしない。
「うわぁ——・・・このお地蔵様、可愛いね」
だけど、小さい子や赤ちゃんの供養の為だよね??
でも、本当に可愛いなァ・・・・・・・
アタシは見惚れていた処に。
「お姉ちゃん」
「え・・・?」
アタシは後ろを振り返ったら、着物の子が居た。
可愛い男の子だった・・・でも時代が違うような?
「あのね、ここにずっと居ちゃダメだよ
早く行かなきゃ、あれが来ちゃうから
・・・・一緒にあそこまで行くからさっ!!」
「え・・・・・っあ、はい」
手を引っ張られ、墓場の入り口まで連れて行かれた。
男の子は最後に必ずお守りを持ってと言った。
「うん、ありがと・・・う?」
男の子は居なかった。
気味が悪くなりその場所を離れてしまったんだ。
しばらくして、お婆ちゃんに逢った。
アタシはお婆ちゃんに今までの事を全て話すと。
「それはきっとお地蔵様の事だよ
時々お前さんを水子と間違えるからなぁ
そのこはきっとええ子だったんじゃろうな
とにかく、お前さんはその子にあえて良かった
・・・たまにはお菓子などで供養してやってくれ」
「へぇ・・・・」
アタシはお婆ちゃんにお礼を言い、また家に戻った。
その途中で聞こえた気がする・・・・・・・
「またね、今度はお菓子を持っていってね」
ね? 水子に血の繋がりを無視して供養させてよ。
きっと、水子はいざと言う時に助けてくれるはず。
だけど。
お地蔵様には人間だときっぱり言ってね?
じゃないと、お地蔵様が大変でしょ・・・・・・・
*完結*
ほのぼのにさせてみました♪
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