ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 咎人 Eternity
- 日時: 2010/03/10 20:40
- 名前: Silver ◆UitazO1LZc (ID: CaWj6tMz)
Hello!!
Click thank you!
改めてこんにちは(´∀`* )
Silverという者です。
この物語は、ファイナルファンタジーのような世界観の話が書けたらいいな、
という私の願望で書かせていただきますw^^*
ヘタクソな小説ですが、かんばって書きますのでΣo(・ω・´ )
どうぞよろしくお願いします!
〆Prologue_____
罪深き者が堕とされる永遠の闇。
その世界は、ただ無限に漆黒が続く空間。
光なんか届かない。
そこに在るのは真の“闇”だけなのだ。
そして、
そこに堕とされた者は時間と闇に蝕まれ、
闇と同化し、消えてしまう—————————
…その話が本当かは定かではないが、
恐らくその永遠の闇は
人を人の姿にとどめはしないだろう—————————
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- Re: 咎人 Eternity ( No.1 )
- 日時: 2010/03/16 21:25
- 名前: Silver ◆UitazO1LZc (ID: CaWj6tMz)
00話『終わり、そして再び』
私はなぜ、堕とされなければならないのだろう——————
『…では、貴方にはこの国のすべてを託して…あの方の下へ行っていただきます』
全ては不可抗力だったというのに。
『“ベテルギヴォス”の意思を、貴方の身をもってお確かめになれ』
でも本当は——————わかっていた。
『…はい、貴方の仰せのままに…』
私に、拒む権利など…無い事くらい。
私が‘生きていた’時代は、戦争の真っただ中だった。
私が16の時には戦争にかり出されるという、
何とも酷い世界だった。
しかし、その時代くらいからちょうど、
“異形”と言われる、後の“モンスター”と言われる存在が
姿を現すようになった。
それだけではない、人と獣がくっついたような、
醜い姿をした人間。
容姿は人だが、人格が崩れ、もはや獣とも言える存在であったり…。
そして、一番最初にこの世界に現れたのが“ベテルギヴォス”だった。
獣とも違い、人とも違う容姿で、
言葉で表すならば『神』とでも呼ぼう存在だった。
永遠の闇、となる所から生まれてきたベテルギヴォスは
その時私がいた国、“ロベスト”の地に力を貸し、
ロベストの戦争の相手国“ハイラツト”の地を、
跡形もなく消し去ってしまったのだった。
そのロベストの魔物の存在を知った国々は、
それを境に戦争を徐々に止めはじめ、
遂には戦争はなくなっていった…、
かに思えた。
その数年後、ロベストの魔物を奪い取れば、
我等の国の思うがままに世界は成る、
と考えた“ウルスェラ”という国の国王は、8ヵ国ともなる連合軍をつくり、
ロベストに攻め込んできたのだった。
しかし、ロベストがベテルギヴォスに力を求めても、
ベテルギヴォスはロベストの思う様にならず、力を貸しはしなかった。
8ヵ国ともなる連合軍にそのロベストは敵うわけもなく、
半分以上となる地を攻め落とされてしまった。
そしてとこで、ベテルギヴォスの意思を把握するし、
どうしても力を貸してもおらう必要があるとふんだロベストは、
私、ルーク・シルエットをその意思の認知にかり出したのだ。
でも、
私一人の命で国が、全てが救えたのなら、
それはそれで、本望なのかもしれない。
———…あの時のベテルギヴォスの意思、
それは実に恐ろしく、おぞましいものだった。
“『全てとなるものを永遠なる闇へ』”
ハイラツトの地と人々を闇へ堕としたのは
ベテルギヴォスにとって、
世界というもの自体を消す、単なる序章にすぎなかったのだ。
しかし、それは覆った。
私のちっぽけな命一つで全ては守られた。
理由はおそらくベテルギヴォスしか分からないであろう。
そして、
そこで、
再び“あの場所”で私は、
ゆっくりと目を覚ました。
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