ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 題はまだ不明です。
- 日時: 2010/03/11 21:28
- 名前: 椿 (ID: r9bFnsPr)
- 参照: http://ameblo.jp/tubaki-rika/
-私なんてもう生きている意味がない-
そう思いながら杏里は一歩一歩、階段を上っていく。
-あと三歩-
コツ・・・
-あと二歩-
コツ・・・
-あと一歩-
杏里は目の前にあるドアを迷いなく開けた。
フワァッ・・・
闇のない青空に澄んだ空気。
この屋上こそ最適だと杏里は確信した。
一歩一歩さびれた柵へ近づく。
そして、その柵へ手をかけた。
-もうすぐ・・・もうすぐで-
杏里が柵を上ろうとした瞬間・・・
神崎 柚姫の優しい声が頭をよぎった。
ダメだ・・・自分にはこんなこと・・・
だが、この絶ちたい思いは消えず、
そして、柵を上ろうとした瞬間・・・
キィィィィ
杏里が閉めたはずのドアがゆっくりと開いた。
「ぉぉ、杏里じゃねぇか」
その声に杏里は耳を疑った。
---------続く------------------------
初投稿です。。。
はじめまして!
椿 揚羽といいます。
これから小説を書いていきます。
よろしくです!!
姉のブログも
よろしくです☆
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- Re: 題はまだ不明です。 ( No.1 )
- 日時: 2010/03/11 21:14
- 名前: 椿 (ID: r9bFnsPr)
- 参照: http://ameblo.jp/tubaki-rika/
杏里は恐る恐るその声がする方へ目を向けた。
杏里のいつもの優しい目から想像もできないくらい冷たい視線のむこうに立っていたのは、
杏里のクラスメイトで女子に一番モテる、
如月 葵だった。
「杏里。こんなところで何してんの?」
いつもはみんなに見せない冷たい表情で葵は杏里の肩に手を触れた。
- Re: 題はまだ不明です。 ( No.2 )
- 日時: 2010/03/11 21:24
- 名前: 椿 (ID: r9bFnsPr)
- 参照: http://ameblo.jp/tubaki-rika/
「ひゃぁっ」
杏里は悪魔を見るかのような表情を浮かべる。
その表情からは、冷静な怒りさえ見えてくる。
「おい、なんだよ・・・。そんな表情(カオ)して・・・」
葵は杏里をギュッと抱きしめた。
杏里は抵抗しようとしたのだが、葵の
「抵抗したらどうなるか分かってるんだろうなぁ」
という言葉に抵抗したくても抵抗できない。
助けを求めたくても、屋上は立ち入り禁止になっているため誰も来るはずがない。
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