ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

〜絶体絶命〜 …だけど負けない…
日時: 2010/03/11 21:25
名前: きり ◆P2B2iZNmo2 (ID: CKpJ5zkK)

こんにちわ☆
小説を書くのは初めてに
近いので 少々ズレてしまっている
ところもありますが
よろしくです!!

コメントどんどんくださいw


*登場人物*

主人公∞藤堂 尋toudou hiro18歳(♀)
 尋は4人のリーダー的存在、みんなに信頼も
 されている…だが ある事件のせいで
 弟の竜と友達4人にしか心を開かなく
 なってしまった。


弟∞藤堂 竜toudou ryuu10歳(♂)
 毎日飲んだくれ暴力する父親から
 自分をずっと守ってくれている
 姉、尋のことを1番心配している。
 

友達1∞和多利 美衣watari mie17歳(♀) 
 キャバ嬢の人気トップをとるほどの
 美人で口がうまい尋の自慢の 
 友達、でも晴にだけちょっと辛口。


友達2∞安藤 奈々子anndou nanako
17歳(♀) 
 IQがとても高い どこぞのお嬢様
 しかし、毎日どこに行くにも
 お付きの人がいて、なにをするにも
 すべて決まっている…
 そんな生活が嫌になり、ネットカフェで
 毎日を過ごしている…。


友達3∞神雪 晴kamiyuki sei15歳(♀)
 捨て子で家がな スーパーで
 万引きの毎日、みんなを
 元気ずけるなごませキャラ。


友達4∞砂冬 井緒satou io15歳(♀)
 同じく捨て子、だが井緒は
 晴と違い万引きすることができず
 晴に自分の分も持ってきてもらっている。


  っとユー感じなのですが…
  がんばりたいですw
  
    

Page:1



Re: 〜絶体絶命〜 …だけど負けない… ( No.1 )
日時: 2010/03/11 21:48
名前: きり ◆P2B2iZNmo2 (ID: CKpJ5zkK)

…Prologue…
≪大きくなったらみんなで暮らそう…
 もちろん竜くんもねっ≫
≪うん!6人だけの約束ね≫
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この街はおかしい…

親に捨てられ泣いている子供
お金が無く万引きやひったくりが
普通の街…

そして…

親が家で過ごし、子が働く…。
そのお金でお酒を買うの?
おかしすぎるよ…

もう、嫌だ…死にたいよ…

でも
私が死んだら竜はどうなるの?

あの…約束もー…

Re: 〜絶体絶命〜 …だけど負けない… ( No.2 )
日時: 2010/03/12 09:13
名前: きり ◆P2B2iZNmo2 (ID: CKpJ5zkK)

0*虫の知らせ…

__pm5:00

「お姉ちゃん…今日も帰るの?」

 っと言いながら
竜は尋の顔をジィっと見る

「うん…しょうがないよ
 今日帰らなかったらもう二度と帰れないからね」

尋は笑いながらそう言った

「…でも」
「大丈夫、竜は絶対守るから…
 あと竜にもしもの事があったらあんな親父
 背負い投げして気絶させちゃうんだから!!」

「あはははは!!」

竜はまるで“無理だよ”とでも言うように笑った

「あ〜!!そんなに笑う?もう!!あまく見てると
 そのうち痛い目見るよぉ!」

「ゴメッふふ、おっお腹痛い」

「お腹痛くなるほどおかしい事言った?」

苦笑い状態で家にむかう…
このあと…あんなことが起きるなんて
この時はまだ…夢にも思ってなかった…。


だが、何かを知らせるように
色々なことがおこっていたり…
虫の知らせが回っていた…。


____ネットカフェ___

カチャ カチャ

「…………尋?」

なんだろう…今日はやけに胸の
ザワザワ…が止まんない…
嫌な予感がする…。

__キャバ嬢__

「美衣ちゃん14番様のところに
 赤ワイン持っててくれるかしら?」
「あっ!は〜い」

「お待たせいたしました、赤ワインでッ!!」

ガチャン   バシャッ
「なっ!!」
「も、申し訳ありません!!」
 
手を滑らせこぼしてしまった
「すぐタオルを!!」

「あの美衣が珍しい事もあるのね〜」
「そうね〜」

あの…美衣がね…。

__スーパー前___

「せっちゃん!!が、がんばってね!
 この店初めてでしょう?」

「まぁ!いつもどうりやりゃぁ楽勝だよ!!
 だいたいこの店、防犯カメラねぇし」

っと余裕こいたまんま1人スーパーへ向かう晴…。

。。5分後。。

「遅いなぁ〜せっちゃん…。」
いつもならとっくに帰ってきてても…

すると向うからなにか怒鳴り声が…

「!せっちゃん!!」

せっちゃんが胸倉つかまれてるっ!どうしよう…。

「お前いま何とった!?出してみろ!!」
「チッ!!」
  ゴソ  ゴソ

「やっぱりな、じゃあ昨日もお前の仕業か…。」
「!?昨日っ?何言ってんだよ!!
 昨日ここになんて来てねぇよ!!」

だってこの店は初めてのはず…

「盗んでばれるとみんなそう言うんだよな
 たちの悪ィ!!お前は今から牢入りだ!!」
「!!??」

あんな所に…

すると何かが男にむかって飛んできた
ヒュッ ガンッ!!!

「痛ッ!!」

見事、男の頭に命中!!

「お見事…」
「せっちゃん!!感激してないで早くこっち!!」
「う、うん!」

  タッタッタ
「い、井緒なんかやってたの?」
「え?なにお?」

「たとえば、百発百中選手権大会とか…」
「やるやらない以前にないと思う…」
「だ、だよね!!あは、あはははは〜」

にしても、あのせっちゃんが
万引き失敗?まぁ人間だから失敗くらいあるけど
前の人の濡れ衣まできせられかけた…。

…なんか変よね。


Re: 〜絶体絶命〜 …だけど負けない… ( No.3 )
日時: 2010/03/12 11:05
名前: きり ◆P2B2iZNmo2 (ID: CKpJ5zkK)

01*悲劇

「竜いい?家に入ったらすぐに部屋に行くんだよ?」

尋は低調にそう言った

「う、うん」

不安そうに答えた竜を笑顔で励ましながら
家の中に入る…

ガラガラ ヒュッ!

「なっ!」
「お姉ちゃん!」

ガシャーン!!

2人が家に入ると一升瓶が飛んできた

「何やってたんだ!!さっさと酒買ってこい!!酒ぇ!!」

酔って尋を怒鳴り散らす

「お姉ちゃん、大丈夫??」
「竜、早く部屋にいきなさい…」

父親から目を離さず、竜を部屋に行かせる…
…すると

「今日はいくら稼げた?」
「言っとくけど私はアンタの酒を買うために
 働いてるわけじゃないんだよ…」

ドンッ!!

「お前調子のんなよ…俺はな、お前らのために
 行ってた会社くびになったんだよ…」
「………。」

何も言わない尋に腹を立てて

「その父親を養うのが当然だろぉ!!」
「アンタがいつ私達のために働いたんだよ!
 給料でクラブいってその金で浮気して…
 母さん出てったのもアンタのせいでしょ!!」

そしたら、いきなり尋の父親は手を上げ
   ゴンッ!!
「うっ!」
「おねぇちゃっ…」

隅で見ていた竜の前で、父親が尋を殴っている

「いい気になってんじゃねぇよ?
 ここまで育てたのわ誰だ?ここまで…
 育ててやったのわよう!!」

もう1度殴ろうと手を上げた…

“もう駄目だ!!”と思ったその時

ドゴッ!!
「…え?」

尋は目を疑った…
だが、間違いなく殴られたのは…

「…りゅ…う…竜?」

反応がない!

「竜!!竜ぅ!!」
「………。」

そんな…竜が…死んだ?

「そんな…」

尋は床に座り込む…

「俺は殺してねぇぞ…おめぇか?フ、フハハ
 今110番してやる!!」
「………。」

私が、今まで守ってきてものは?

こんなに…もろく儚いものだったの?



…殺してやる…


「ここの住所は…」

ダメだよ…何考えてんの…

殺しちゃダメ…でも…。

…竜…

「殺してやる…」

尋は横にあったナイフを手に取り…

「今来るってよ…これでさよなッ…!!」
「はぁっ…はぁっ…」
「…尋、お前…。」

   ドサッ
尋の父親は床に倒れ、
尋も床に座り込んだ…。

沈黙の時間がただただ過ぎていく

私はこれからどうする…

「…ぅ、おねぇちゃ…ん」
「!?竜!!??」
「お姉ちゃん…大丈…夫?」
「竜は…!!」

ファーン…ファーン…

パトカーの音…

私は…竜が生きてる限り…

「竜…逃げるよ…」

逃げてやる…逃げ延びてやる

尋は、竜を背負い走った…


絶対捕まるもんか!!

__ネットカフェ__

「あら?今日は泊まんないの?」

受付の人が話しかけてきた…

「えぇ…今日はちょっと…」

いつも話しかけてなんて来ないのに…
何で…

「不思議そうね、でもねなんか今日で
 ここには来てくれない気がして…」

不安そうに言って答えを待つ…
でも…

「…では…ひつれいします。」

分かんない…もうここには…

来ないのかもしれない…
だって本当に…

嫌な予感がするから…。

__キャバ嬢__

『おつかれさまでしたー』

「ふ〜…」
「今日は大変だったわね」
「あ、はい…」

ここのママ…
≪九条 凛kuzyou rinn≫さん
いつも励ましてくれる…
でも…今日はなんか違う…
寂しそう?

「あんな失敗気にしないでいいのよ?」
「はい…。」
「フッ、明日も待ってるわね。」
「………。お疲れ様です」


…明日?

私は明日…ここに来れるの?

________


「はぁ〜マジ失敗…。」
「失敗くらいあるって、ね?」
「うーん、納得いかん…」
「あはははは」

そうやって歩いてると

「あれ?せっちゃん」
「うん?あ、菜々じゃん珍しいね〜おーい!!」

晴が呼ぶとこっちにきずいて…

「2人供!どうしたの?」
「それこっちのセリフだって
 珍しいじゃん、昼間外にいるなんて」

すると真面目な顔になり…

「ちょっと嫌な感じで…胸がザワザワするの…。」
「え?菜々ちゃんも?」
「井緒も?」
「うん…。」

しかも…私は…ネットやってても
尋の事が頭から離れなくて…。
尋に…なにか…。

「ぅおえぇ??ひっ尋ぉ??
 何やってんのあの子!!」
「え!?どこ!!」

「尋はこの時間外に出られないよ??」

だってあのお父さんだもん…
すると晴が…

「ついに尋は家出を決意した!?続く??」
「バカなこと言ってないで!!追わなきゃ!!」
「え?なんで?!」

何で追うのかいまいち意味がわかってない
晴に、菜々子が…

「晴、尋の顔や腕にあざがあったの!!」
「え…?」
「早く行かないと!!」

  タッタッタ___

3人が走っていく時
ちょうど美衣が…。

「あれ?みんなどうしたのかしら…」

追ってみよう…。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。