ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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私と船と大空と〜2-壱UP
日時: 2010/05/04 17:34
名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: KTH/C8PK)

クリックありがとうございマース^^


どーもどーも^^
小説暦がもうすぐ5年にもなるのに全然進歩がないmyselfです。
は?そんな名前知らないって?
そんな方にはこう答えましょう!
「だってネットで書くのは初めてだもん!」

と、そんな話はさておき、とりあえず初心に帰ったつもりで書きますので、あらかじめご注意を……
え?何を注意するのかって?
それはこちら!!

「注意事項」
・脱字、誤字がありますよ、多分。
・見つけたら是非教えてください!!
・更新が遅い。
・とにかく遅い!!(ここ重要)
・頑張ってついてきてくださいww
・あ、後、キャラが異常に多い^^

アドバイスもお願いしますねm

「目次」
一章「守護神と人間の共存」
〜プロローグ >>1
1-零 >>2
1-壱 >>3
1-弐 >>4
2-壱 >>5

○登場人物(進行状況に応じます)
木城 悠里(キジョウ ユウリ)
木城 零里(キジョウ レイリ)
田中 久美(タナカ クミ)
鬼火師 宮火(オニビシ ミヤビ)
鈴見乃ヶ原 魅糸(スズミノガハラ ミイト)
白河キサネ&キヨス

とある旅人


物語は関わった人の分だけある。
それはきっと迷宮入りの事件も解けるような謎も一緒に———

Page:1



Re: 私と船と大空と ( No.1 )
日時: 2010/03/12 17:53
名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: rPXFyhjn)

〜プロローグ

1980年代 北の小さい村

人間はどこで生まれ、どこで消えていくのかは知らない。

「ココでいいんすか?」

この男も、

「はい、ありがとうございます」

この私でさえ———

「本当に大丈夫?」

知る由もないし

「本当に……大丈夫ですから」

知りたくも……いや、知りたい人間もいるだろう

「そう、じゃあ行くけど……気をつけてね、ここら辺で最近、へんな化け物が出るから」

最も、私はきっとその”化け物”の類に入るのだが

「それじゃあね」

きっと、

「本当に、ありがとうございました」

きっと———

「あ、そうだ、アンタこの村に何のようだったん———」

私は、人間じゃない。





2010年 とある旅人の語り

そこは人間の世界であり、違った。
大半の人間は「大属性」に取り込まれ、その中でも特に優れたものは「守護神」に恵まれた”才能”を発揮する。

人間であって人間でない。
その「守護神」を敵とする者もまたいる。
それは天使のような形をしていたり、爬虫類のような形をしていたりと、多種多様だった。
そして、それらを人間はなぜか「寄生虫」と呼んでいた。

そんな普通であり、普通ではない物語を経験した私は
このノートにその”物語”を纏めるとしよう。
題名は……「私と船と大空と」とでもしておこう。

あ、そうだ、この話もこのノートに……。

Re: 私と船と大空と〜プロローグUP ( No.2 )
日時: 2010/03/16 20:37
名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: Bj.1bVbu)

1−零

1990年(破壊暦10年) 太平洋沿岸

ドダドダドダ、ドシン
八月中旬の太平洋に浮かぶ一隻の船内からまるで階段から落ちてくるような音が響いていた。
もしも、この音の主が小さい子供なら読者さんも「あ〜、子供の頃はよくあったな〜」みたいな風にはなるが、その主がもしも18歳の女だったらどうだろうか。
仮にメガネでお下げでドジッコであれば許すが、その女がこの物語の主人公であれば、正直……

「「引くよね」」

本の山と仲良く一緒に階段を落ちてきた木城悠里(キジョウ ユウリ)は頭をさすりながら立ち上がる。
そして親友の目の前に立つ田中久美(タナカ クミ)と悠里の妹である木城零里(キジョウ レイリ)に声をかける。
「痛ッ〜」
「ゴメン、メガネでお下げでドジッコだったら許すけど、やっぱ……引くわ」
「ゴメン、さすがに18にもなる姉をもつ私から言わせてもらうと、それ癖?」
「黙れ」
それぞれの悠里に向けられる言葉を一言で返す。
久美と零里はそそくさと悠里の周りに散らばる本を片付けている。
そしてその集めた本を悠里の手の上におく。
「はい、今度は落とさないでねお姉ちゃん」
「そうだぞ、零里が可哀想だよ」
「はいはい」
そうして悠里たちはまた歩き出すが、途中のちょっとした段差でまたこける羽目になったのだが……。

「「ホント、それ癖でしょ?」」



物語は見る人、語る人、話す人によっていろんな視点が浮かび上がってくるわけであってたくさんの物語がひそんでいる。それを見つけられるかは貴方しだいだが、とりあえず木城悠里を主人公にしようか。
なぜかって?そりゃ、”わかりやすさ”を考えただけだ。
まぁ、がんばってみたまえ。
あれ?紳士風?

あ、そうだ、この話もノートに……。


-コラム1
▼木城悠里について
「大属性」水
「守護神」氷
ある小さな船(ノーアナザー号)の戦闘員であり階段などの段差でこける癖があり実はそれが以外にもコンプレックスだったり……
容姿は茶色のボサボサ頭で長さは肩につくかつかないかぐらいで、目は黒色、服も基本は黒色でフード付黒ワンピースにジーンズをはいている。

◆作者の戯言
知ってました?奥さん、世の中じゃあ色々大変みたいで、新党結成とかホワイトビーチとか色々とね……
んな事は置いといて……
ども、こんばんはmyselfです^^
何日ぶりの更新でしょうか?
まぁ、色々と大変なんですよね、私も。
ま、今日はここら辺で、それでは^^

Re: 私と船と大空と〜1-零UP ( No.3 )
日時: 2010/03/24 17:35
名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: iqzIP66W)

1-壱

ノーアナザー 艦長室

「あのさぁ、このレポート、嘘だよねぇ」
艦長らしき女が手元のレポートを見ながら傍らに待機する男に話しかける。
「嘘じゃないでしょうね、一様蔦チョウに確認させましたんで」
男は前を向きながら無表情で答えた。
一方女はがっかりな顔で机に突っ伏せる。
「そんなぁ!!だって青森だよ!?初めは北海道、その次は横浜で、やっほぃ的なテンションになって最終的には青森!?結局北海道と何の代わりもないじゃん!!」
「泣き言を言わないでください」
男は少し呆れた顔をした。
そしてこんな独り言を言った。
「俺だって寒いのは苦手ですよ」
そう言った時、ドアが開いた。
しかも、思いっきり。
「どぉも、言われた資料を持ってきましたよ」
「悠里、ドアは蹴るんモノじゃなくて開くものだよ」
悠里と久美はそんな会話をしながら部屋に入る。
ちなみに、零里は途中で「私は調理室に用があるから〜」と行ってしまった。
「あぁ悠里!久美ちゃん!どうしよう!私死んじゃいそうだよ!!どうすればいい!?」
女は泣き出しそうな顔をしながら言うが、悠里は呆れた顔をし、本を机の上に置き、ため息をついた。
「まず、艦長としての自覚と覚悟をしてください」
その言葉を真剣に受け止めた艦長は少し考え、こう結論付けた。
「……うん、今した!そうだ!この事は‘本当は青森じゃなくて、横浜だった’って事にして終わらせよう!!そんで、残りは全部神坂山に任せよう!!どうだ、悠里!自覚と覚悟がないとできない事だぞ!!」
「どんな自覚と覚悟!?」
「艦長としての自覚と公認艦船からの除外させる覚悟だ!ワハハハハ!!!」
そんなコントを見ていた久美は水を差すように口を挟む。
「片一歩あってますけど、もう一方が何かやばいですよ。……ていうか目標ターゲットは横浜にいるんじゃないんですか?宮火さん」
「なぜ、艦長である私に聞かない!?」
「今の貴方は信用できません」
「ヒドッ!!」
そこでまた艦長はしょんぼりする。
そんな艦長の姿を見ながら、男——鬼火師宮火(オニビシ ミヤビ)はこう言葉を紡いだ。
「あぁ、その通りだ。標的は青森の山の中、まだ誰にも知られていない土地らしい。詳しいことは全員を集めて話す。田中、木城皆を甲板に集めろ」
その言葉を受けて久美と悠里は返事をし、部屋を出て行く。
艦長と宮火だけになった部屋はとても静かで、その沈黙を破ったのは艦長の声だった。

「いい加減、指令省の言いなりになるのは飽き飽きだね」
「やめてください、あそこにはお世話になっているんですから」


-コラムⅱ
▼指令省と公認艦船について
指令省とはその名の通り指令を下す省であり、現在の政府そのものである機関で、その指令を受けるのが公認艦船である。
船は主に、客船、漁船、そして艦船と分かれておりその中の艦船が二つに分かれていて、その一つが公認艦船である。
これは政府が、指令省が公認したと言う意味で、公認艦船であるという証拠は艦長もしくは副艦長が指令省の構成員であると言うこと。
ちなみにもう一つの艦船の呼び方は海賊船である。
(この説明はまた今度)

◆作者の戯言
いやぁ何でしょうか?今回はやけに"!"の使用回数が多いな気が……
ま、そんなことより……
ども、myselfですww
作者の戯言、ですかぁ
戯言、戯言……
あ、ちなみに皆さんは戯言の意味、知ってます?
ふざけて言う言葉、だそうです^^
あ、ちなみに広辞苑からですよww
いや〜実は私、知らなかったんですよねぇ
アハハハハ!!
それではテンションが一人で上がったところでサヨウナラ〜^^

Re: 私と船と大空と〜1-壱UP ( No.4 )
日時: 2010/05/03 18:47
名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: KTH/C8PK)

1-弐

「はぁ!?」
ラウンジに集まったノーアナザー号の面々はそんな言葉を言った。
「はいはい!ミイちゃん!」
艦長こと鈴見之ヶ原 魅糸(スズミノガハラ ミイト)は威勢よく手を上げた10歳ぐらいの少女に人差し指をさす。
「今の話からしてミイちゃんはとってもガッカリしてるんだね!!」
「そのとぉり!!」
少女——白河キサネはまたこんな事を言い出す。
「それでその、そこはすごく寒いわけだから本来のメンバーであったミイちゃんと副艦長は行きたくないわけだ!!」
キサネは親指を出して言った。
その様子を隣で見ていた少年——白河キヨスは小さくツッコム。
「別に副艦長は行きたくないとは言ってないよ、キサネ」
「おぉ、そうだったそうだった!」
このテンションについていけず、他の乗組員は黙って事を見ている。
「それでそれで、ミイちゃんの変わりに誰が行くの?」
キサネは軽く首を傾げる。
すると魅糸は腕を組み、考える素振りをする。
「そうねぇ、シラカワーズと生川君は舵の操縦があるし、久美ちゃん達は武器の管理を怠るわけにはいかなし……」
すると、キサネも一緒になって言う。
「じゃあ、やっぱりミイちゃんが行くの?」
「そうだな〜」
そこまで考えて魅糸は先ほどの艦長室での出来事を思い出す。
「ねぇ、みーやん」
魅糸は隣に控える宮火に言う。
「戦闘班の遭難訓練ってまだだったよね……?」
薄気味な顔をしながら言う艦長を黙って見ていた宮火と悠里は同じことを考える。
(あぁ、絶対班内から誰か行かせるんだ)
確かに二人の考える事は合っていたのだが、一つ付け加えるなら——



「なんで、俺なんですか!?」
現在悠里は自室で準備をしていた。
「いいから黙って用意しろ」
副艦長であり戦闘班の班長である宮火はドアの外で待機している。
さすがに女の部屋をのぞくわけにはいかない。
「今思ったんですけど、やっぱり寒いんですかね」
悠里は喋りながらも、手を動かす。
「てか、銃は何丁持っていきます?」
「口ではなく手を動かせ」
宮火は軽く呆れながらそう言うと悠里の質問に答える。
「まぁ八月だしな、そこまで寒くないかもしれないが、何が起こるかわからん状態だ。防寒はしとけ」
そして付け足すように言う。
「……銃は0だ」
その言葉を聞き、悠里は手元にあった銃をフムフムと頷き手に取ると腰にある隠しホルダーに入れる。
(護身用ぐらいには持っていくか……)
「あ、後はターゲットの名前ぐらいは教えてもらってもいいですか?」
「手を動かせ」
「動かしてます」
悠里は即答し、ナイフや手榴弾を身に付けていく。
宮火は少し黙り、沈黙が続く。
まるでそれが意味を持つように。
「聞いて、悔いはないのか?」
「何です?その名前を聞いたり、言っちゃったりすると死ぬんですか?」
悠里は軽く笑う。
「別に死にはしないが……」
宮火はあまり言いたくなさそうに言う。
「名前は手見、手見アズサだ」
その名前を聞き、悠里は少し顔を歪ませて立ち上がり、ドアを開ける。

「そりゃ聞かなきゃよかった」


-コラムⅢ
▼ノーアナザー号
公認艦船であり、艦長、副艦長が共に指令省の構成員である。
ノーアナザーは5つの班に分けられ、その班を紹介しよう。
戦闘班——主に戦闘に特化している。班長は鬼火師宮火。
栄養管理班——乗り組み員全員の栄養管理をしていて、料理を作ることが多い。
(零里はこの班所属)
武器管理班——艦内にある武器の管理と手入れを行っている。
(久美はこの班所属)
清掃班——艦内の掃除が主。一番人数が多い。
雑用係——その他、すべて。本当に雑用ばかり。

◆作者の独り言
これから塾だ……
めんどくさいね〜^^
まぁ、頑張りまっすww
というただの作者の独り言
さて、次回はいつ更新できるかな〜^^
それではまたぁ

Re: 私と船と大空と〜1-弐UP ( No.5 )
日時: 2010/05/19 16:53
名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: rPXFyhjn)

2-壱

「んで、場所ってどこでしたっけ?」
悠里は呆れ気味に再度確認する。
「あー。この辺なんだが……」
宮火は地図を穴が開くぐらいに見る。
悠里はもう一度あたりを見回す。
なぜに、コウ何度も確認するかというと、あたりは村やその村に住んでいるはずの人々はもちろん、木さえ見つけられないからだ。
見えるのは——目の前に広がるのは——

ただただ白く輝く大地だけだった。





「悠里たち、大丈夫かな?」
白河キヨスが窓を見ながらハァと、ため息をだす。
ため息をつく度に窓が少し曇る。
「調査ぐらいなら、俺らが狩り出されてもいいんだけどな」
愛用の拳銃を磨きながら答えるのは刈谷 剋(カリヤ コク)で雑用班の班長である。
「それよりもさぁ、お前、いい加減ケーキ食わせやがれ」
刈谷は腹立たしそうに傍らで美味しそうにケーキ(しかも丸々一個)を食べている白河キサネの頭を銃で軽く叩く。
「うはぇ〜」
「意味分かんねぇよ」
もう一回銃で叩く。
さっきよりも少し強めで。
「うははぇ〜」
「さらに意味分かんねぇよ」
そんなやり取りをしている間にもケーキはどんどん減っていく。
「ケーキィィィイィィ!!!」
「ていうか、どんだけケーキが食べたいんだよ」
遠めで見ていたキヨスが軽くツッコム。
「んむぐ!!あと一口しか残ってない!!」
キサネは自分で自分の口を押さえながら言う。
「なに!!こうなったら最終手段だ!!」
そう言いながら刈谷は銃を構える。
「そうきましたか!でも、この最後の一口は渡しませんよ」
キサネはケーキの皿を抱えて袖口からサバイバルナイフを取り出す。
「だから何でそうなるんだよ」
キヨスは諦め半分な目で見る。
「いくぜ!!」
刈谷はキサネに向けて数弾を撃つ。
それに合わせてキサネはナイフを自分の前で軽く振るう。
するとキサネの目の前に大きな"口"が現れる。
するとその"口"が弾丸を飲み込む。
「ふふん♪私にそんな物は効かないぞ」
鼻歌交じりで最後の一口を口に入れる。
その様子を刈谷は見つめるだけしかできなかった。

そんなこんなでケーキ争奪戦は終了。
ていうか、話しずれてね?





「楽しそうですね、皆さん」
雑用班専用部屋の扉を少しあけて見ていた零里は隣で自分と同じことをしている久美に話しかける。
「確かにねぇ、ていうか、暢気だねぇ」
フッと久美は扉から目を離して自分が抱えている資料に目を落とす。
「私たちもサッサと資料届けてお茶にしよ」
「そうだね、今日は……チョコケーキでも作ろうかな」
零里は今日のオヤツを考える。
(チョコケーキ!!)
久美は心のなかでガッツポーズをする。
「ささ、サッサと片付けよ!!」
久美は少し急ぎ足で艦長室へ向かう。


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