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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 時計の国の物語
- 日時: 2010/03/17 18:07
- 名前: 姫海保 (ID: mW7zBAGR)
初めまして♪小説は初チャレなので頑張ります☆
プロローグ
ここは時計の国です。あっちもこっちも時計ウサギさんでいっぱい。彼らは何をしているのでしょう?
見ての通り、時計ウサギはこの国に何億とある時計の管理をしているのです。この時計を通ってやってくるものを「始末」したり、時計のずれを直したりします。
夕方を知らせる鐘が鳴り響いてきました…メイフのお越しになる時間が近づいてきたようです…………
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- Re: 時計の国の物語 ( No.1 )
- 日時: 2010/03/17 18:15
- 名前: 姫海保 (ID: mW7zBAGR)
第一話
「みんな、作業は中止だ!メイフさまが来られるぞ!」
わらわらと広場に集まる時計ウサギたち。時計を修復していたもの、装飾していたもの…どのウサギもまっしぐらにかけてくる。
メイフはかの有名な『不思議の国のアリス』でアリスを不思議の国にいざなった白ウサギである。このメイフは時計の扱いにかけては天下一。有無を言わさず、時計の国はメイフの手にゆだねられた。
「でもなぁ、あのメイフさまはおちゃらけな事で有名だろう?この時計の国はどうなってしまうのかねぇ」
「ホントホント。普通、仕事サボってるのがばれたら怒られるんじゃないのか?」
茶色のウサギとグレイのウサギがひそひそとおしゃべりをしています。
彼らは時計ウサギに給仕をする、この国で唯一のレストランの経営者。クッキーやパン、ケーキで、時計職人の腹を満たすのです。
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