ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ATTACKER_______＿＿
- 日時： 2010/04/04 20:59
- 名前： レアチーズ ◆UitazO1LZc （ID: YAjKlDB6）
どうも、こんばんは！
クリック感謝いたしますｍ(_ _)ｍ
改めまして、レアチーズという者です。
レアと呼んでくだってＯＫです←
４月から受験生という時期ですが((大丈夫かよ
小説書かせていただきたいと思います。
ん。小説家なりたいです。だけど無理ですね私では（←
国語・英語が苦手という致命傷患者です…orz
文章書く事だけが取り柄なんです、国語…。
まぁ、そんな私ですが地道に小説のほう書かせていただきますｗ
更新は勉強の合間になので結構遅いです。すいません；
そして、よろしくお願いします！
〆注意＿＿＿
・更新遅←
・誤字脱字…あればスイマセンorz
・英語使うくせに英語苦手な主です((蹴
・グロ注意
・感想、コメ等大歓迎です！
・悪口、チェンメ等やお控えください
以上です
○題名が決定いたしました！！
参考もいただき誠に感謝申し上げます＾＾
ATTACKER＝攻撃者です。
そのままですね((
…実に簡潔かつシンプル！((黙
すいません、英語やっぱり苦手です…orz
〆キャスト
—主人公—
名前：山本 悠也/ヤマモト ユウヤ
性格：売られたケンカは買うタイプ。が、意外とサッパリ。
頭に血が上ると周りが見えなくなる質。そして面倒臭がり。
備考：運動能力は化け物級で、握力も凄い。
そして、実戦経験がないのに戦闘能力が高い。
3年前より前の記憶がなく、家族、兄弟はいない。
ABMでの名前はジーク・アルフォレス
武器：
—ABM—
名前：西藤 智/サイトウ トモ
性格：冷静で責任感が強い。人をまとめるのが得意で、
頭がよくきれる。真面目。
備考：ABMのメンバー。メンバーでその中でも一目信頼をよせる人物で、
若干17歳という歳で実力がABMの中でもトップ5に入るだろうと
言われている。そして若干１７歳という若さで副指揮官に任命される。
ABMでの名はレイン・フォールド、コードネームはシギ
武器：神裁(破弓)
コードネーム：RABBIT/ラビット
性格：掴みどころが無くマイペース。人に迷惑をかけるのを嫌う。
結構男前な性格で誰とでも親しめる質。ドSという噂があるが…
備考：ABMのメンバー。一見しっかりした人のように見えるが、実は適当な人。
メンバーの中でもかなりの実力派で一目置かれている存在。
かなりのお酒好き。仲のいい人の前では素でいる。仕事には真面目。
武器：???
コードネーム：ヴレッガ
性格：一匹狼な質だが心優しい。自由人。
決断力がある。クールのようで豪快な性格。
備考：ABMのメンバーだが、何故か武器を所持しいない。
神出鬼没。上層部で何やら目を付けられている。
おっさんだけど何かカッコいい。左目に眼帯をしている。
コードネーム：リーオ
性格：???
備考：ABMの中で最年少。二年前から入団した。
詳細は不明だが、どうやら親はいないらしい。
武器：狼爪(鎖鎌)
—ABM(オリ)—
名前：神風 蛇紅
コードネーム：キリャ
詳細>>14
名前：久龍 煉寺
コードネーム：レン
詳細>>15
名前：天宮 楓
コードネーム：シオン
詳細>>16
—LMA—
名前：ZERO(№0)
性格：好戦的で暴力的だが頭がよくまわる。
かなり凶暴で相手を見下す質。
備考：LMAで1番最初に造られた最強の殺戮兵器。LMAのボス。
トランス以外の能力を２つ持つが、大飛翔以外は不明。
ABMで最も危険視されている。酷く製造者(人)を憎んでいる。
能力：？、大飛翔、トランス
名前：レイク(№Ⅱ)【詳細不明】
名前：弌姫/イチヒメ(№Ⅲ)【詳細不明】
名前：ヴァン(№Ⅳ)【詳細不明】
名前：ギム(№Ⅴ)【詳細不明】
〆辞書＿＿＿
○対・殺戮兵器 破壊機密機動隊
通称：ABM
A（arms）兵器
B（break）破壊
M（mobile troops）機動隊
○生きた殺戮兵器
通称：LMA
L(live)生きる・生きた
M(massacre)殺戮
A(arms)兵器
○トランス
LMAの特殊能力。体のどの部分でも兵器、又は武器化する事が出来る能力。
基本全てのLMAが使える。が、ヴァンだけは使えない。
トランス[身]
トランス[矛盾]
○LMAの能力（詳細は後ほど）
大飛翔
〆Prologue＿＿＿
“生きた殺戮兵器”
通称、LMA
世界政府が造りだしてしまった、
意思を持った殺戮兵器の事だ。
それは、人の命を弄んだ世界の大罪とも言える。
生きた兵器、人をベースとして造られた殺戮用人造人間。
つまり、
世界政府は人を殺戮兵器に仕上げてしまったのだ。
…後に暴走を起こし、
施設を破壊し世界中に解き放たれてしまった
その6対もの兵器は、
———きっと世界中の人の殺戮を行うだろう。
しかし、この事は公になっていない。
世界政府も動き出しているのだ。
そして、兵器の暴走からたった半年で
———対・殺戮兵器用の武器を作り上げたのだった。
更に、その武器を扱う、また、
殺戮兵器の破壊を目的に組織されたのが、
“対・殺戮兵器 破壊機密機動隊”
通称、ABM
しかし、メンバーは世界でもたった
数えるほどしかいない———…
What time does it start?
(それは何時始る？)
…殺戮の時は、
今も尚近づいている———————
- Re: 破_______________ ( No.1 )
- 日時： 2010/03/26 20:03
- 名前： レアチーズ ◆UitazO1LZc （ID: CaWj6tMz）
第一章『始りの時間』
ある秋の日。
秋風に吹かれながら、俺はただぼーっと辺りの景色を眺めていた。
顔にはすり傷を負い、体中がズキズキ痛む。
「…何やってんだろ」
そう呟きながら見上げた空は、皮肉にも雲一つない快晴だった。
*
半時間前、俺は今日も学校をサボって河原でブラブラしていた。
と、いうもの…学校にいるとムシャクシャしてくるからだ。
…学校が嫌いなわけではない。
だた…大勢の人を見ているとムシャクシャしてきて、
そして、その何とも言えない感情を抑えているとイライラしてくるのだ。
なので今日もこの河原に来る前、たくさんの人とすれ違ったが
極力目を合わさないでいた。
そんな時に、他校の俺より一・二歳くらい年上の集団に鉢合せしてしまった。
いかにも不良、といった感じだ。
しかし、この時間に学校に行っていない俺も、彼等と似たようなもの、か…。
俺はできる限り目を合わさないようやり過ごそうとした。
でも、それが逆に彼らを怒らせてしまったらしい。
「—————おい、テメェ何処の高校だ？」
完全に喧嘩を売られてしまった。
「…、
どこでもいいだろ…」
俺はそう言ってふぃっとそっぽを向いた。
「あぁ？…調子こいでんじゃねぇぞ！」
「あんまなめた口聞いてっとブッ殺すぞ…！」
…どうでもいい、ほっといてくれ…。
——しかし俺も馬鹿らしいな。
「…面倒くせぇ…」
正直加減だけは。
——————…
そしてそれから半時間、俺は一方的に痛めつけられたが、
俺は手を出さずに耐えていた。
いや、手を出してないけないのだ。
だって、
俺は———…
…しかし、耐えきるのは無理だった。
もう無理だ。
大勢の人間を見ているとムシャクシャする。
殴られる事は全く平気なのに、何で。
何だよ、この変な気持。
どうすれば、このえたいの知れない感情を消すことができる？
—…、
——そうか
簡単な事か。
俺が…我慢しなかったら———————！
————グシャ…ッ
一瞬、
空気が凍った。
辺りに鈍器で殴るような鈍い音が響く。
俺の拳が、集団の中の一人の男の顔面に直撃していたのだ。
「…ッ！」
俺の顔から血の気が引いた。
マズい。
“また”やってしまった。
ドサッ
その男は倒れこんだ。
そしてピクリとも動かない。
「あ……？」
その集団は、目の前の光景を目撃して唖然としていた。
それもそうだ。
人が殴られただけで、数メートルも吹っ飛んでしまったのだから。
「—————ひっ…、 う、嘘…だろ？」
「コイツ…、人間じゃねぇ！！」
その集団は吹っ飛ばされた仲間の男に
駆け寄る事もせず逃げて行った。
「っ…」
俺は彼らの去る姿を見て、小さく声を漏らした。
…そう、分かっている。
—————俺は普通じゃない。
俺は俯いた。
何なんだ俺は。
何者なんだ俺は。
…三年前、
記憶が無くなる前、
俺は何者だったんだ—————？
俺は倒れている男のポケットを探った。
すこにはケータイ。
俺はフリーダイアル119番を押した。
…誰かに怪我を負わせて、もしこんな状況になったら
いつもこうしている。
悪いのは…俺だ。
俺が耐えれば、この男はこんな怪我を負わなかったはずだ…。
俺は事情を話し終えると、ケータイを切って男のポケットに戻した後、
河原の下流の方向に歩いて行った。
『その場で待っていてください』と電話の向こうの人から言われたが、
俺はそんな事せずに去った。
救急車で来る大勢の人に会わないためだった。
*
俺は深く溜息をついた。
何で俺はこうなんだろうか。
三年前より前の記憶が無いとはいえ、どんな人物であろうが、
こんな普通じゃない人間はいないだろう。
「…もういい、寝よ」
俺は考えるのが嫌になって、不貞腐れた。
ゴロン、と後ろに寝転ぶと
「…あ？」
何故か見覚えのある顔があった。
「…こんな所にいたんだ」
「智！？…なんで優・等・生(強調)のお前がこんな所に…」
少し皮肉交じりに俺がそう言うと、彼は軽く溜息をついて、
「何でって、君を探しに来たんだよ？山本 悠也クン」
全く無表情のまま、若干皮肉交じりにそう言い返してきた。
い、威圧を感じる…。その無表情さがた怖い。
彼…俺の親友は、どうやらご立腹らしい。
「はは…、悪ぃな…。
…いや、つーか！智、マジで何で此処にいるんだよ！？」
「サボり」
彼はスパッとそう言った。
あまりにも簡潔だったので、思わずその言葉に何も言えなかった。
「…、
また、喧嘩したの？」
すると、何も言えない俺を横目で見ていた智は俺にそう尋ねてきた。
まぁ、俺の顔の傷を見ればそう言いたくなるのも分かるけどな。
「…好き好んで喧嘩してるわけじゃねーよ」
俺は俯いてそう言った。
「俺…また誰か殴っちまった。絶対殴らねぇ筈だったのに…。
しかも、殴った相手が死んだかのように動かねーしさぁ。
んで、それ見てた奴等、恐ろしいもんでも見たかのように逃げ出すし…。
…普通じゃねーよな、俺。
さっきも言われたよ、殴った相手の仲間に『人間じゃねぇ』って」
…その時の風が、何故か冷たく感じた。
勢いよく吹いたその冷たい風は、俺の心をかき乱すかのようだった。
- Re: 破_______________ ( No.2 )
- 日時： 2010/03/26 20:26
- 名前： レアチーズ ◆UitazO1LZc （ID: CaWj6tMz）
———“「人間じゃねぇ！！」”
その言葉が頭から離れない。
普通じゃない、と言われるより、
そう言われた方が、自分の存在を否定されたみたいで嫌だった。
「————なぁ、俺ってお前から見て…どう見える？」
俺は、智にそう尋ねると同時に、彼の顔を見た。
しかし、彼は俯いて口を閉ざしたままだった。
…少しの沈黙が流れる。
すると彼は、はっと気が付いたかのように顔を上げ一言。
「…、ゴメン聞いてなかっ————」
「帰れ！」
俺は明らかに苛立った声で、ズバッとそう言った。
「つーかお前っ、最悪だな！親友がこんなにも苦しんでるっつーのによ！
…あーあ、お前に聞いた俺が馬鹿だった！」
はぁー…、と長い溜息をつきながら、俺はまた不貞腐れた。
くそう、コイツは何でこうなんだよっ。
それを見た智は、
「いや、冗談だって。ちゃんと聞いてた」
詫びれた様子もなく笑いながら言った。
「笑うな眼鏡！」
俺は智に対して顔を真っ赤にして怒ったが、
でも少し感謝した。
智が、遠まわしに『元気出せ』って言ってくれているようだったからだった。
*
「…悠哉、そう言えば今からどうするの？」
少しの間、気分晴らしに話をしていると、
俺の隣に座っていた智が、ん〜…、と背伸びをしながら俺にそう尋ねてきた。
「あ？今から…は、特に何にも考えてねーな」
俺は、さっきまであんなに憂鬱だった空を眺めながら、
頭の後ろに手を組んで言った。
「あ、でも、何処か行くんだったら————」
「『人が少ない所』でしょ？」
「…さっすが俺の親友、分かっていらっしゃる！」
俺が何故か丁寧語でそう言うと、
彼は「そういえば…」と返してきた。
いや、つっこめよ丁寧語を。
「———悠哉って人間嫌いだけど、僕といるのは実際どうなの？」
智が珍しく少し戸惑いがらそう言ってきた。
あぁ、そんな事か。
「心配いらねーよ！一人くらいならなイライラ抑えられるから」
「え、僕でもイライラされてるんだ。傷つくなぁー」
と、智は棒読みで表情を変えずそう言ってきた。
『いや、棒読みで言われても傷付いてるように見えねーよ…』
と、思ったがあえて言葉に出さなかった。
「…じゃあ、下流の方目指して歩く？まだ二時過ぎだし」
智がさて、と立ち上がりながらそう言った。
「え、俺さっきそうしてたんだけど———」
「文句言ったら…分かるよね？」
…、
ちょ、怖い笑みだなオイ。
行かなきゃ…どうなっても知らないよ？って目が訴えかけてんだけど…
俺は変な汗をかきながら心の中でそう思いつつ、
「…わーったよ！分かったからその笑み止めろ！
かなり怖ぇんだよ、別の意味で」
と言った。
すると智は今度は一瞬嬉しそうに笑い、俺の前を歩き始めた。
俺も智の隣に並ぶと、また話をしながら歩き始めたのだった。
*
「…あれか…」
何処か遠くの場所から何かを眺めながら誰かがそう言った。
男は、細めた目に映る人物を再度確認すると不気味に笑い、
「奴を殺せば“ABM”のクズ共も、さぞかし混乱するだろうなぁ…？」
そう呟くと、一瞬にしてその場から姿を消した。
男の見つめていた先にあった景色は
…“１ヶ所の河原”だった。
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