ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 【2作目】呪いの遺伝子
- 日時: 2010/03/22 10:42
- 名前: 雷螺 (ID: AlgR.W1y)
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——ご挨拶——
初めましての人は初めまして(●P'v`q)+。*・♪
雷螺と申しますっ(* ゜∀`*)ノ☆。゜+.
1作目の【呪いの牢獄】に引き続き
【呪いの遺伝子】を書かしていただきます(●ノ∀<)。o○
自信はあまりありませんが頑張ります゜+◎´3`d)゜+.
荒らしは来ないでねっ(@・`ω´・)ノ
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- 【2作目】呪いの遺伝子 ( No.7 )
- 日時: 2010/03/22 13:06
- 名前: 雷螺 (ID: AlgR.W1y)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
■+-+-+-+-+-第2章+-+-+-+-+-+-+■
入学式オレはエクステで紫の瞳を
隠し行った———。
「田崎ってなんで前髪で片目隠してるんだ?」
入学式早々話しかけてきた
バレたらまた小学校時代みたいに
苛められる———。
恐怖が襲い掛かる—ー。
「ちょっと顔見せてよ。」
そう言い黒澤良平という
男は、オレの前髪を上げだした
「やめっ触るなぁっ!!」
ついに前髪を上げられてしまった———。
相手の反応は唖然としていた
そりゃそうだ——オレの紫の瞳を
見てしまったのだから———。
「紫の瞳カッコイイね^^いいなぁオッドアイ★」
「は?怖がらないの?」
「怖くはないよ♪ってかカッコイイよ♪」
初めてだった———。
とても嬉しかった——
自分の存在を認めてくれた気がして——
「うわっキモッ化け物だ。」
そう言葉を吐いたのは———
同じクラスの神田麻里という女だった——。
やっぱりオレを認めてくれない人は
居るんだ——。
仕方ないだろオレの遺伝子がこうなんだから
今更つべこべ言ったってどうにも
ならないんだよ———。
「そんな事言うなよッ!!」
「はぁ?アンタコイツ庇うの?」
「だってボクは田崎みたいなカッコイイ オッドアイ見たことねぇ!!」
「カッコイイ?気持ち悪いの間違いじゃないの?」
「違う!!!黙れッッ誰が何と言おうとボクはカッコイイと思うんだ」
良平の声が教室中に
響き渡った————。
こんなにもオレの存在を
認めてくれた人物は初めてだった———。
オレはずっと一人だと思っていた
ソレハ、マチガイダッタンダネ———?
next…*
- 【2作目】呪いの遺伝子 ( No.8 )
- 日時: 2010/03/22 13:40
- 名前: 雷螺 (ID: AlgR.W1y)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
■+-+-+-+-+-第3章+-+-+-+-+-+-+■
それからオレと良平は
一緒に学校へ行く事になった。
運良く良平とは家が向かい側だった
初めて知った時は本当に
驚いた————。
詳しく話しを聞くと
良平も両親を小さい時に
亡くして一人ぼっちらしい…。
「敬浩その……前髪…切ったんだ?」
「うん…良平が褒めてくれたカラ切ったんだ…」
「————え?———」
「ありがとう。」
そしてオレと良平は教室に到着———。
オレが入ってきた瞬間みんな喋らなくなってそしてみんなはオレの瞳を
見つめている———…
なんだその化け物でも見たような瞳は——…
「何かこの教室 化け物よく出入りしてるよねー」
「そうだねー早く出て行ってほしいよねー…」
「迷惑なんだよっっ」
その声の主は————
オレを化け物でも見たかのような瞳で
見ていたクラスの連中だった————。
先生も止めない———。
見てるだけ——…
「ウルサイッ!!黙れっ!!敬浩からしたらお前らも
化け物だぞっっっ!!」
そう——良平が叫ぶのは
いつもの事だった——。
感謝するべきなんだが——…
素直に喜べない——
毎回オレを庇う良平に申し訳ない気持ちと
オレは努力したってこの現実からは
逃れられない————。
神様に
——明日にはオレを殺してください——
と祈る——毎日——
でもオレをやっぱり認めてほしくて——
このDNAを認めてほしくて———……。
next…*
- 【2作目】呪いの遺伝子 ( No.9 )
- 日時: 2010/03/22 13:57
- 名前: 雷螺 (ID: AlgR.W1y)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
■+-+-+-+-+-第4章+-+-+-+-+-+-+■
—side良平—
いじめのキッカケの麻里を
理科室に呼び出した
下校時間を過ぎても
来ない——。
時計の針はもう10時を刺している
するとやっと麻里が来た
「何?」
「【何?】じゃないだろお前意味わかるだろ?」
「分からないっっ!!」
麻里は突っ張りしてボクの
言うことなんて無視。
「お前がその気ならボクにだって考えがある」
「はぁ?」
ドスッッ
ボクは思いっきり麻里の胸へと
ナイフを刺した
ジュースを零したかのように真っ赤な血が
制服を滲み出した———
「痛いっ痛いっ助けて……」
「断る。」
「え?ゴメンナサイッ助けてくださいっ」
「嫌だ。敬浩は、お前よりも苦しんでたぞ」
「イヤッ死にたくないっ」
ボクの話なんかまったく
聞いちゃいない——…
そしてボクは彼女に最後の一発を———…
哀れな敬浩の為に———…
「ぃやあああああああああ!!!!」
next…*
- 【2作目】呪いの遺伝子 ( No.10 )
- 日時: 2010/03/22 14:17
- 名前: 雷螺 (ID: AlgR.W1y)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
■+-+-+-+-+-第5章+-+-+-+-+-+-+■
—side敬浩ー
珍しく夢を見た———。
怖い夢——。
優しい表情をしている良平が
殺人をする夢———。
そんな事ありえない!
良平は優しいし殺人なんて
する奴じゃないっ!!
そうオレは信じていた———なのに…
【ピンポーン♪】
良平だ——
オレは早々玄関の外へそして良平と
いつもどおりに学校へ行った。
「今日さぁ変な夢見ちゃってさー」
「敬浩がボクに夢の話するなんて久しぶりだね♪」
「なんか良平が人殺しする夢見ちゃって。」
「……そうなんだぁ……」
ん?良平今…顔が厳しくなった様な……
気のせいか———。
それにしても今日の良平は清々しい顔してるな
昨日何かいい事でもあったのか?
「なぁ…敬浩、後で屋上に来てくれないか?」
「いいけど。どうかしたのか…?」
「ちょっと話がしたくって…」
「わかったよ。」
いつもの事なのに
なんだか胸騒ぎがするのは
何故だ———?
next…*
- 【2作目】呪いの遺伝子 ( No.11 )
- 日時: 2010/03/22 16:42
- 名前: 雷螺 (ID: AlgR.W1y)
■+-+-+-+-+-第6章+-+-+-+-+-+-+■
【ガラッ】
教室の扉が開き担任が入ってきた
いつもと様子がおかしい——…
「今日はみんなに残念な知らせがある——
昨夜——神田さんが理科室で遺体として
発見されました——。」
「まぁそりゃそうだよねー田崎クン苛めてたし。」
「だよなー」
ふと良平の方へ目線をやると
良平は俯いていた———…
隆平—?お前なのか…?
—屋上—
「良平っ話って何だ?」
空を見上げている良平は
少し顔が曇り——
「神田の事だけど…アレ ボクが殺したんだ——」
「りょっ良平が——…?」
やはり犯人は良平だった—ー。
「ボクどうしたらいいかな——?」
必死でオレにすがりつく良平を
どうにもできないオレ
薄々オレは気づいていた
良平がオレを虐めから救いだす為に
実行したものだと———。
next…*
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