ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ライン
日時: 2010/03/25 21:39
名前: 罪 (ID: L9PtbysF)

妄想上で書いてるので
ところどころ変ですが…。

名前は罪で「さい」と読みます。
よろしくです('∀'●)

グロい表現?あります。




〜世界〜

とあるところの、ただの平凡な世界。

なにも 異変 なんかなくて。
なにも 異質 なんてない。

いいや。
だからこその歪み。











「醜いなぁ…もぅ…。」









(愛おしいほど大嫌い)


〜むかし〜



それはまだ。
セカイを理解していなかった頃の…

そして理解せざるをえなかった頃の…






そんな話。





「ままぁ、今日ねお兄ちゃんとお友達と遊ぶのぉ♪」
「ふふっ。そうなの。怪我をしないように、気をつけるのよ? お兄ちゃんもよろしくね。」

「ああ。大丈夫だよ。…×××は強い子だもんな (ニカッ 」
「うんっ!!ぼくは、強い子なんだよ!!」

「そう。  夕方までには帰ってくるのよ?」

「「はぁーい」」











「「ただいまぁ」」



/あの子達には関係ないでしょう!?
/あぁ!?俺がお前もあんな糞餓鬼どもも養ってやっているんだぞ?そんなこともわからないのかっ?



珍しい。
自分の両親が喧嘩をするなんて、とても珍しいことは
幼い自分でもよくわかった。

いったい何をこんなに騒いでいるのだろうか。

父の怒鳴り声は外までよく聞こえた。


お兄ちゃんはそんな両親に驚いていたが
なぜか自分はまるでそれが奴らの本性だとわかっていたかのようにすんなりと受け入れていた。


そのとき、

がっしゃあぁぁぁあん。

と。何かが割れる音がしたかと思えば、
次には

ぎゃあぁあぁあぁあぁあぁあっっっつ!!!!!

と。父の悲鳴が聞こえた。
お兄ちゃんはすぐに走って行った。


ふと、自分の頭の中でも何かが砕けるような
不思議な音が響いた。


だが、それに気づかない振りをして
音のした方へ向かう。

それがこの世界とセカイの別れだなんて。




「まま?お兄ちゃん?どーした…の。——























——ぱぱ?」


見たのは自分の父の無残な姿。
威厳のあるとても厳しい父だった。


そんな父がいま、赤い何かを撒き散らしながら
倒れている。

理解ができなかった。


なぜ父が倒れている?

なぜ母が父を殴っている?








この赤い何かはなんだ?
















「あ………あああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ああああああぁ」



死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体
死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体
死体死体。





死人の姿。






(崩壊の一言と笑い声)

〜覚醒〜


あの事件から数週間。
父の死体は母が家の地下に隠した。
もちろん兄と一緒に口止めをされている。
それに頷けば母は満足げに哂った。


地下室に近寄れば微かに何かが腐っているような汚臭が漂う。


まぁ、その何かなんて答えるまでもないが。






そんな気持ちが悪い地下室の上を通ろうとしたときだった。


ぐにゃり。

視界が歪に曲がった。

「?」

それがなんなのか全くわからなかった。
それにすぐにそれも直ったのでたいして気にも留めていなかった。






そんな視界の曲がりを見た日を境に「それ」を頻繁に見るようになっていた。
最初は本当にただの視界の歪みだった。
それからはだんだんの形を模してきて今ではりっぱな『線』になっている。
僕はそれを≪ライン≫と呼んだ。








たまたま
そう。

たまたま
つい…ね?
















母を殺した。









理由は



母に≪ライン≫を見た。










いままでにも、生物に≪ライン≫を見たことなどある。
それが 生と死の境界線 だということも知った。

つまり僕は生物の死線を見ることができるわけである。





そんな≪ライン≫を母に見た。

(観客は僕と…)

〜恐怖〜





「…お前、なにしてんだよ?」
「あぁ、お兄ちゃん。




                    ママ死んだみたい。フフッ」

「な…に、言って……×××?」
「なあに?…お兄ちゃん。」


「ひっ…………ぅ、あ。

うわゎああああああああああああああああああっっっっっ!!!!!!!!!!」

「あははははははははは!!!どうしたのさお兄ちゃん?    たかが、死体…でしょ?」





「ばっ…ばけ、化け物ぉおおおっっ!!!」
「え?——化け物だなんて、酷いなぁ。」



「——こんなのただの死体じゃん。

 そこらへんにいる虫とかの死体とかわんないでしょ?」

ただ人間の機能が止まっただけじゃん。

「…?あぁ、なんだそんなこと気にしてんの? 大丈夫だよ。お兄ちゃんは殺さないであげるぅ。」
「ひっ………う、ゎあ」
「お兄ちゃんは大好きだからねぇ。あはは。 一番最後に殺してあげるぅ♪」
「ぅ、ゎわ。」





(残るのは絶望のみ)

〜あかい〜



どかっ ばきぃ ぐしゃり。

紅い。 緋い。 朱い。 赤い。






静けさの中の雑音。
赤い液体が自分の身体を汚す。
独特の鉄の臭い。


「ふふふ、あっははははは。
 楽しいなぁ。楽シイナァ。タノシイナァ。」

哂う。 嗤う。 笑う。



こんなにも醜くて歪んだ世界。
僕のセカイには遠く及ばない世界。
こんなもの僕が消してしまおう。



だから安心して待っていて?




お兄ちゃん。












(もうすぐだから…)

〜終わり〜


「あぁ。やっと……やっと終わったよ?

                                                             ——お兄ちゃん?」


「あはは。もうみんな死んだんだぁ。家族なんて、血縁者なんて………いらない。
僕だけが生きていればいい。あはは。」
















広がるのは赤。        のみ。
死体は













































ない。












原型など留めていない。
皮膚も、肉断片も、なにも。







「——ばいばい。   愛おしいほど大嫌いな最後の家族」

(本当に?)

〜終わり?〜



「ただいまぁ———お兄ちゃん」


しーん。
               静寂。

「ママ、今帰ってきたよ?」

静けさが少年に応える。



事実、少年に家族など



いない。

否、
いるのだ。

そこに確かに存在している。













そこに確かに≪死体≫として存在している。







「今日は女の子を連れてきたんダァ」
手にあるのは少女の死体。
近所の最近知った少女の死体。
恐怖に歪んでしまった顔。

不自然な箇所にある穴。

額にぽっかりと空いている穴。


たったのこれだけで
この少女はこの世界との別れを果たした。








(あぁ、なんて愉快だ)

〜終わらない〜


ざわざわ。


んぅ? あぁ、やっとつまらない授業が終わったみたいだ。

ふふ、退屈すぎて寝ちゃったみたいだ。
あぁ。 これでも僕は学生さんなんだよ?

ひどく曲がってしまったようだけどね…。





あはは。
今日も醜いこの世界にご愁傷様ァ。







(さあ、今日も楽しい楽しいお遊戯を始めようか)



—BAD END—

Page:1 2



Re: ライン ( No.3 )
日時: 2010/03/25 17:22
名前: 羽鳥 (ID: dNHRw1XT)

じゃあ、ビンゴかも。
羽鳥のこと、分かりますか?^^
元、嵐猫です。

Re: ライン ( No.4 )
日時: 2010/03/25 17:36
名前: 罪 (ID: L9PtbysF)

あぁ。わかるよw
いま少しずつ書いてるんだぁ

Re: ライン ( No.5 )
日時: 2010/03/25 17:42
名前: 羽鳥 (ID: dNHRw1XT)

分かったか^^www
頑張ってねぇ!!!
どうなるか楽しみだわぁ^^

Re: ライン ( No.6 )
日時: 2010/03/25 17:44
名前: 罪 (ID: L9PtbysF)

うに。頑張る∑(・言・)クワッ

ライン ( No.7 )
日時: 2010/03/25 21:54
名前: 罪 (ID: L9PtbysF)


やっと終わった。

この主人公?に名前はでてきません。
てかつけません。


もう罪が馬鹿なので意味わかんない感じ…。

(↓解説みたいな)
ストーリー的には
主人公は平凡で生きていたものの、母の狂気にふれて
いままで隠れていた能力、生物の死線 を見ることができるようになります。
(その死線にそって斬ったりすることで簡単に殺害することができます)

そして、主人公はその能力に耐え切れず人格の崩壊を起こしてしまいます。
そして、主人公は狂人へと変わり血縁者という関わりを持つ者をはじめ、いろいろな人を殺していきます。

とまぁ、こんな感じです。


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。