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希望の光
日時: 2010/03/26 07:59
名前: 鈴音 (ID: TV9sr51/)

鬱系の小説です
苦手な人は逃げてください

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第一話 虐めとの戦い ( No.1 )
日時: 2010/03/26 08:26
名前: 鈴音 (ID: TV9sr51/)

なにもかもが分からない
どうして虐められているのかすら分からない
「あれー?まだ生きてたんだぁ。早く消えろよ!」
見下した冷たい目が向けられる
「うわ…キモ…。廃棄物は焼却炉にいれなきゃ」
いじめっこの一人がそういうといじめられっこの香澄はひきずられるように焼却炉へと連れて行かれた
「やめて…よ…。どうしてこんなことするの…?」
香澄は弱弱しく聞いた
「あははっ!どうしてこんなことするの?だって!あははは!決まってるじゃない!あんたが目障りだから!とろくてキモイから!ゴミはこの学校にいらないのよ」
いじめっこの一人が香澄の髪の毛を掴み、立たせた
「おい。やめろよお前ら。嫌がってんじゃねーかよ。」
近くを通りかかった男の子、裕樹はとめにかかった
「…!裕樹君…!?」
いじめっこたちのボス、杏は裕樹のことが好きなのだ
「…誰?」
香澄は裕樹を見ながら呟いた
「大丈夫?香澄さん」
裕樹は香澄の腕を引っ張って優しく抱き起こした
「大…丈夫…」
香澄は裕樹に弱弱しく微笑んだ
「裕樹君…!違うの…!私たち香澄と遊んでいただけなの!」
杏はうろたえながら声を張り上げた
「なにが違うんだよ…!お前らは香澄さんを虐めてただろう」
裕樹の瞳は冷たかった
「違う…の…」
裕樹の腕の中にいる香澄が呟いた
「…香澄だって違うって言ってるじゃないの!」
勝ち誇ったように杏は笑った
「私が…私が悪いの…」
香澄の声はどんどん小さくなっていく
「香澄さんは悪くないから。そんなに自分を責めないでいいよ。」
裕樹は香澄に微笑んだ
「ありがとう…」
裕樹に聞こえなかったはずの言葉。でもその言葉に答えるかのように裕樹は香澄に笑い掛けた
「さてと」
裕樹はそう呟くと香澄をお姫様だっこしてどこかに歩き出した
「どこへ行くのよ!」
杏は大声をだした
「病院。お前らに虐められて自分を責めていたのもあって鬱病かもしれないから連れて行くだけ」
香澄に聞こえないように裕樹は杏たちに呟いた


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