ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 修羅−光の俺、影の俺−
- 日時: 2010/03/29 20:35
- 名前: 乙夜 (ID: nQSCmx7R)
*/人物
○折原 修[オリハラ シュウ]♂・高1
L主人公。もう一つの人格、翔の兄。
●折原 翔[オリハラ ショウ]♂
L修のもう一つの人格であり、修の弟。
*/目次
異常ナ俺達 >>01
人間破壊の始まり >>02 >>03 >>04 >>05
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- Re: 修羅−光の俺、影の俺− ( No.2 )
- 日時: 2010/03/27 22:57
- 名前: 乙夜 (ID: kQMNZXMh)
【壱夜】人間破壊の始まり
「…めんどくせぇ」
学校の机に伏せながら小さく呟いた。
その声は誰に届く事もなく、ざわめきにより消えていった。
『うるせぇ』
ふと、弟の翔(もう一つの人格)の声が聞こえた。
「(何が?)」
『特にキャーキャー騒いでる女だよ』
「(?)」
伏せていた顔をあげ、周りを見ると女子が俺の方を見て騒いでいた。
俺は昔からよく女子に告白された。
でも、モテるかどうかは知らねぇ。
「(あぁ…ホントだな)」
『気付かねぇのかお前は』
「(悪ぃ)」
バンッ
「(あ?何だ?)」
何かの壊れる音がした。
その音のした方向に目を向ければ壊れたドアと厳つい先輩らしき人物が5人いる。
『んだ、アレ?』
「(さぁ、知らね)」
めんどうだから視線を、再度机へ向けた。
「折原修って言う奴は、どいつだ!!」
「(俺達かよ)」『俺達かよ』
俺と翔の声が見事に重なった。
まぁ、一応兄弟だからな。
「『うるせぇ』」
これもまた見事なハモりだな。
でも、教室のざわめきは一気に静まっていた。
- Re: 修羅−光の俺、影の俺− ( No.3 )
- 日時: 2010/03/27 23:16
- 名前: 乙夜 (ID: kQMNZXMh)
ガンッ
「テメェかぁ…礼儀のなってねぇ後輩はよぉ」
一番強そうな奴が近くにあった机を蹴り飛ばす。
派手な音を出して転がった。
「うるせぇな…朝から」
「んだとぉ…!テメェ、さっきからよぉ、ガタガタ言いやがってッ!…ちょっと来いや!!テメェに礼儀を教えてやる!!!」
「テメェに教わるなんて死んでも嫌だね」
「…の野郎ッ!!!調子乗んな——
バシュッ
「…あ?」
何かの斬れる音とともに、奴の脇腹から血が流れている。
「今度は…外さねぇぞ?」
俺は、声のトーンを低くして言い放った。
俺の投げたナイフは奴の脇腹に刺さった。
「……ンメェ…ッ!!」
掠れる様な声で呟き、その場に倒れた。
血がドクドクと流れだしている。
「くしょぉぉぉぉおおおお!!!」
狂った様に声をだし、持っていたバットを俺に向かって振り上げた。
俺は接近戦の得意な翔に代わった。
「よぉ、イイ根性じゃねーかぁ…」
「ひッ!!」
恐怖に怯えた声をだし、その場で震え始めた。
弱ぇな。
「死ぬ覚悟出来てんだろ?」
その一言を言い、相手の後頭部を蹴り潰した。
ぐしゃっと潰れる音が響く。
「ハハッ…弱ぇ」
- Re: 修羅−光の俺、影の俺− ( No.4 )
- 日時: 2010/03/28 15:04
- 名前: 乙夜 (ID: kQMNZXMh)
『翔…大丈夫か?』
「(あぁ、心配ねぇよ)」
頭の中で少しだけ会話を続けた。
「次、来いよ。ぶっ殺してやるから」
『翔、次俺に殺らせて』
「(わーった)」
翔と人格を交代し、次なる相手を殺しに向かう。
俺はどっちかと言うと素手は苦手だ。
だから小型ナイフを使う。
俺とは違って翔は、素手で相手を倒すのが得意。
翔曰く、素手の方がカッコイイらしい。
「さぁーって、来ないなら俺からいくよ?」
恐怖に固まって一歩も動かない。
つか、動けないのが正解だろ。
「お、お前…そんな事して良いとお、思ってんのか?」
相手の一人が言う。
まぁ、何せ今ココで2人の人間を殺してるからなぁ。
言われても仕方がない。
「別に」
『つか、早く殺れよ』
「(ん)」
制服に隠していた、ナイフを気付かせないようにその場に出す。
「ふ、ふふふざけんなよッ!!俺の親父警視総監なん——
バシュッ
「黙れ。それが何だっつーんだよ?」
長い話に付き合ってらんねぇ。
俺は残りの2人にもナイフを刺した。
ドサッとその場に倒れる。
すると、騒ぎに駆けつけた先生が来た。
「何だ!どうし——ッ!!!」
話ていた言葉は、死体を見て言葉を詰まらせた。
「何なんだコレは!!!!」
俺に気付き、言葉を投げかける。
「俺が殺ったけど?」
そう言えば顔を青くした。
俺は奴等の体に刺さっている、ナイフを抜いて、近くのカーテンに拭いた。
「汚ぇ血」
『んだソレ、笑える。ハハハッ』
- Re: 修羅−光の俺、影の俺− ( No.5 )
- 日時: 2010/03/29 19:58
- 名前: 乙夜 (ID: GE12XJNK)
「…おい、ボーッとしてないで救急車!誰か救急車!!!」
先生の誰かがそう叫んだ。
周りの人間は、吐くなり、倒れるなり騒がしい。
「折原!!警察まで来い」
そう、告げられた。
でも、俺にはハッキリ言って関係ない。
他の人間も殺すのだから。
「…先生ぇ。そんな事していいの?」
「何を言ってるのだ!!」
「先生もこんな風になっちゃうよ?」
転がっている先輩の頭を持ち、先生に見せ付ける。
そして手を離し足で潰した。
ぐしゃと再度音が鳴る。
「うッ…!!!」
先生が口を抑えて固まった。
「こうなる?それとも、生きる?」
絶望的な顔が生徒と教師の顔に出た。
- Re: 修羅−光の俺、影の俺− ( No.6 )
- 日時: 2010/04/17 00:20
- 名前: 乙夜 (ID: WJdkfPQp)
あげ
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