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ゆみこさん
日時: 2010/03/29 13:05
名前: ゆあさ (ID: KEtXLOAa)

〜登場人物〜

木下 槙乃(きのした まきの)

14歳の少年。顔はカッコイイが、性格がキツイ。
勉強も、スポーツも出来る派。

たまに、やさしい面もある。
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如月 夢依(きさらぎ ゆめい)

14歳の少女。自分に自身の持てない、おとなしくてやさしい子。友達は由梨絵以外ほとんどいない。
理系が得意。パソコンも得意。
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北川 聡史郎(きたがわ そうしろう)

14歳の少年。槙乃の親友。
性格はわりとよい。
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水沢 由梨絵(みなざわ ゆりえ)

14歳の少女。クラスで1、2位を争うほどの美人顔。運動や勉強はそこそこ・・・。

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Re: ゆみこさん ( No.1 )
日時: 2010/03/29 20:17
名前: ゆあさ (ID: KEtXLOAa)

第1話

人気の少ない道路沿いの電信柱に張られている紙に、古めかしい文字で書かれてあった。

【ゆみこさんに注意—】

それを見るものはだれもいない。
なぜならそれは、誰も信じることの無い、迷信となっているからである。

それが、これから始まる恐怖となることは、誰一人しらなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「おい、槙乃。帰ろうぜ。」

聡史朗が呼び止める。

時刻は夕方5時。
からすが怪しげに鳴き、空が不気味にも真っ赤に染まっている。

槙乃は、急ぐことなく自分のペースでかばんに道具を詰めている。

「—で、どうなんだよ。」

聡史朗が聞く。

「なにが。」
槙乃はしかめっ面をして聞き返す。

「何がって、お前、由梨絵のことどう思ってんだよ」

「バカじゃねーの?別に何も思ってねーよ。」

「クールなやつ。」
聡史朗があきれた顔をして、つぶやくように言った。

空はもう、青と紺の混じった漆黒になっていた。
キラキラと、夜空の宝石が入り混じっている所もある

その日は、そのまま家に帰り、いつもの生活をして
一日を終えたふたりであった。


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