ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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I am GOD
日時: 2010/04/01 14:11
名前: テトリス ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)

どうもテトリスと言います。以後お見知りおきを。

更新は火曜日と土日は出来ません。それ以外はします・・・・・・出来たら

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Re: I am GOD ( No.1 )
日時: 2010/04/01 21:03
名前: テトリス ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)

1 降臨

俺の名前は町田 明人(まちだ あきひと)。15歳でΔΔ中学校に通う中三生だ。身長は173cm、体重は覚えてない。顔は(カッコよさ)普通のほう(だと思いたい)。成績も多分普通。辛うじて平均点をキープしてるけど英語は苦手。部活は陸上部。趣味は読書(ジャンル問わず)。と、このように俺は普通の人間だ。だから俺は普通の生活をしていた。しかし、今俺が目にしている光景は明らかに普通じゃなかった。背中から大きく白い翼を生やした人間がいた。

四月二日金曜日晴れ午後一時。この日は気温もそれなりに高く暖かくてポカポカしていた。春が来たって感じだった。今学校は春休みで暇だったのでいつものところへ行くことにした。いつものところとは家から自転車で行って15分ぐらいのところにある廃校で。昔は中学校だったらしい。だいぶ前に廃校になったので警備センサーとかもついておらず校舎に入っても怒られない。俺はここの屋上が好きだった。よくここで本を読む。いつも静かで誰も来ない。だから、誰もいない。でも今日は違った。屋上のドアを開けたときそこに背中から白く大きい翼を生やした人がいた。

「・・・・・・」

ドアを開けた状態で思わず固まった。最初は新手のコスプレマニアかなんかだと思ったのだが違った。羽がゆっくり羽ばたいてる。その羽の動きは次第にもっとゆっくりになり。そして止まった。その人は俺からみて体ごと右側を向いていて顔は下を向いていた。そして、またありえない事が起きた。羽が背中に音も無く静かに引き込まれていく。ついに羽は無くなりその人は顔を上げた。横顔を見るとまだ自分より少し幼い顔をしていた。翼にばかり気をとられていたが背も小さく年齢は12,3才ぐらいだと思った。その少年は全身真っ白だった。髪も白く、服もズボンも長袖で白い、マフラーみたいなのもしていてそれも白い。靴まで白かった。マフラー、服、ズボン、靴に銀色の線の模様がたくさんついてるのが気になった。その少年がゆっくりこちらを見た。目が合い少年が何かを言おうとしたとき。とりあえず俺はドアを閉めた。

Re: I am GOD ( No.2 )
日時: 2010/04/08 20:23
名前: テトリス ◆0afBx3Tq2. (ID: BpXQpyRt)

2 接触

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

俺はひたすら階段を駆け下りていた。怖かった、とにかく逃げたかった。息を切らし、何度もつまずきながらも必死に階段を下りていく。アレが何かは分からない。でも、逃げるに越したことはない。あれが普通の人間ではないことは確かなのだから。ようやく一階につき今度はひたすら廊下を走る。曲がり角を曲がったとき、屋上に居たはずの少年が不服そうな顔をして腕を組み壁にもたれかかっていた。

「何故逃げた?」

少年が不機嫌な口調で聞いてきた。しかし、こっちはそれに答える余裕はなかった。ただでさえ頭が混乱と恐怖で支配されているのに。また少年が目の前に現れたからだ。俺がどうしようか考えていると少年はまた話し始めた。

「しかも、私が口を開こうとした瞬間にだ。こんな経験は初めてだぞ?」

少年の口調は外見の割には大人びていたが何故かそれ程違和感を感じない。それに、少年の服装のいたるところについてある銀色の模様に見えたものはなんとチャックだった。この少年は一体何なんだろう?頭を整理することは諦めて心を落ち着かせる事にした。結果こんな疑問が浮かんだ。俺がそんな事を考えている間も少年は話し続けている。

「まぁ、仕方がないのかもしれないな。確かにお前たちの世界の常識では翼を生やした人間が舞い降りてくるなどありえない事。驚いて当然。しかし、逃げることはないと思うぞ?私の話を聞いて私がどうゆう人間なのかを知ってからでも、せめて害があるか無いかを判断してからでも遅くは無いと思うが?」

そのとき、少年が自分のことを”人間”と呼んだ事が気になりつい聞いてしまった。

「お前人間なのか?」

すると、少年は少し驚いたような表情になると。俺の質問に答えた。

「驚いたなもう口を利けるとは。しかし、私の問いには答えず言った言葉が”お前人間なのか?”無礼極まりない。しかし、混乱しきっているであろう頭の中を上手く制御し、この状況にこんなにも早く適応するとは。意外だったぞ」

そう言うと少年は俺のほうに歩いてきて。

「かがめ」

と、命令してきた。命令の意味は分からないけどとりあえずしゃがんだ。すると少年は俺の顔を覗き込みじーっと俺のことを見た。青色で澄み切った二つの目が俺を見る。少し照れてしまい顔をそらそうとしたとき。少年が顔を覗き込むのを止めてくるりと俺に背を向けて歩き出した。そして、少年は言った

「気に入った。ついて来い、人げ・・・」

少年はそこで言葉を切りこちらのほうに振り返って聞いてきた

「お前、名は?」

俺は立ち上がりながら答えた

「町田明人」

「そうか、では明人よついて来るがいい。いろいろと面白いものを見せてやる」

そう言うと少年は歩いていった。俺は何をすればいいか分からなかったのでとりあえずついていった


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