ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 見てはいけない本。
- 日時: 2010/04/04 21:54
- 名前: 桃花 (ID: Jp7wPE2D)
主人公など関係ない。
そもそも怖い話に主人公はいない・・・・
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- Re: 見てはいけない本。 ( No.1 )
- 日時: 2010/04/04 22:13
- 名前: 桃花 (ID: Jp7wPE2D)
第一話【名前のない本】
私、柊沙希ですっ
小説大好きな女の子。(でも地味子じゃないよっ)
「おもしろい本ない?」
友達の岬に聞いてみた。彼女も本好き。
「うわさでは名前のない本があるんだって・・・」
「名前のない本?」
「その中身は真っ白で・・・見たものは・・・」
「・・・・なに?」
「吸い込まれて出てこられないんだって。」
「こわーい」
「でしょー?」
「う・・・・うん」
そういって岬はあっちへいった。
(沙希はびびりすぎっ)
岬はぶつぶつつぶやいた。
名前のない本なんてガセなのよっ
「まっからかうのはおもしろいしー
あっ そだ
図書室いこーっと」
岬は走って図書室に行った。
図書室はしずかでだれもいなかった。
「貸切みたい☆」
岬は伝記など好きなジャンルの本を読んでいた。
「あっ 帰る時間だ」
岬は家に帰った。
カバンを開けて宿題をしようと準備していた。
・・・・そのときだった。
バサッ
「ん? なにこれ汚い本」
岬は(どうせ持って帰ってきただけ)と思っていた。
「・・・・この本・・・」
岬はきづいた。
この本には名前がない。
作者もジャンルさえない本・・・・・
岬はぱらぱらめくっていた。
「うそ・・・・真っ白っ きもっ」
そういって閉じようとしたけど閉じない。
岬は思いっきり力を入れた。
・・・・閉じない・・・・
「うっそっ 閉じない!?」
びゅおおおおぉぉぉぉー
「きゃあぁぁぁぁぁ・・・・・・」
岬は本の中に吸い込まれてしまった。
しばらくして・・・・
岬は目を覚ました。
(ここはどこ・・・・?)
「ここは本の中だよ」
「え・・・・」
岬の前に人が現れた。
・・・・沙希だった。
「沙希っ」
「ねえ・・・」
「?」
「どうして?うそついたの?」
「んと・・・・」
「うそつきには罰をってね」
「え・・・・」
「本は真っ白でしょ?あなたを本のなかの主人公にしてあげる。」
「それって・・・」
「本の中にずっといるの」
「いやだよっ・・・」
「バイバイっ 岬」
「いやああああああああ」
- Re: 見てはいけない本。 ( No.2 )
- 日時: 2010/04/04 22:50
- 名前: 桃花 (ID: Jp7wPE2D)
(一話の続き)
「んでさあ・・・・」
「何?」
「うちのクラスの岬が行方不明なんだって」
「あっ・・・沙希は?悲しくないのかな・・・」
「沙希・・・転校したんだって・・・・」
「こわいねっ」
「そりゃあ・・・近くに本があったらしいし」
「それって名前のない本?」
「かもね・・・・」
あなたの近くにも名前のない本はありますか?
一話 END
- Re: 見てはいけない本。 ( No.3 )
- 日時: 2010/04/04 23:10
- 名前: 桃花 (ID: Jp7wPE2D)
第二話【童話の続き】
シンデレラ・人魚姫・鶴の恩返しなどさまざまな童話がありますね・・・・・
知ってました?童話には白紙があること・・・
「おねえちゃんっコレかって!」
「しかたないなあ・・・・」
「やったあ!」
わたちはかりな。5さいのおんなのこだよっ
おねえちゃんの美歌たんはなんでもかってくれるの。
でもね、この本を買った後6日後・・・・
おねえちゃんが消えちゃった。
その話をするね・・・・
「おねえちゃんこれよんでっ」
「いいよっ むかしむかし・・・・」
「おしまいっ」
「おやすみなたーい」
「おやすみ。かりな」
私、美歌。
この本にあんなことしなければ・・・・・
これはこの本を買って6日後の話です
「この本、余白がある。めずらしー」
わたしは余白を見て思いついた。
(余白に続きを書こう)
「よーし。シンデレラは王子様に殺されました」
わたしは余白にこう書いた。
『シンデレラは王子様と喧嘩し、王子様に殺されてしまいました。
血が流れて、シンデレラはこの世を去りました』
「できたあ!」
その夜。
私は普通に寝ていました。
がたがた・・・・
「ん・・・・」
ここは・・・・
わたしは目を覚ますと違うところにいた。
(これは夢ね)
服装はシンデレラ風味
王子様が近くにいた。
「ごめんね」
「え・・・・」
王子様はわたしを包丁で刺した。
(なんで・・・夢なのにいたい・・・・)
「ゆめじゃないよっ・・・・」
「ほんとに死ぬよっ」
「・・・いや・・・」
わたしはこの本に殺された。
妹にもなってもらわないように本を焼いた。
幽霊の状態で・・・・
きをつけて・・・
あなたの近くにも余白のある童話が
あるかもよ?
二話 END
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