ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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________超絶ハイスクール.
日時: 2010/11/30 17:54
名前: 輝夜 ◆7qb6oJwwNY (ID: vehLH22f)

初めまして〓

ええと、初投稿で、輝夜かぐやといいますw
いつも見てるだけなんで…たまには書いてみようかなーと思いつきで書いたものなのでありまして、何だか凄い下手です、ご了承ください;
さらにいいますとグロ注意、シリアス過ぎ注意です;
そーいうの大好物なんで☆(死

ただ、怖い話は苦手なんですが(おい

まー取り合えず何か言う前に、ってもうぐたぐた言ってますがorzとにかく書いてみたいと思います、はい←
不定期更新です。部活とか色々ありまして…^^;でも頑張りますw
どうかよろしくお願いします;

出来るだけありふれた日常、つまり私達の身の回りにキッカケがありそうな話にしてます。
そういう話にしてみたかったんです^^

>>1 登場人物(作品を進めるに連れて更新していきます)


                                    それでは、本編へどうぞ。



  

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Re: _____Dark Invisible. ( No.2 )
日時: 2010/04/17 19:43
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

おもしろそうですね♪ヽ(^o^)丿
題名につられてやってきた遊太(ゆうた)でぇ〜す!!

更新頑張ってください\(゜ロ\)(/ロ゜)/

Re: _____Dark Invisible. ( No.3 )
日時: 2010/04/17 19:46
名前: 輝夜 ◆7qb6oJwwNY (ID: 3GsmIGqB)

>>2

 早速コメ有難うございます!!><
 学園モノにシリアスを混ぜ込んだ、みたいな物なのですが…頑張りますw

Re: _____Dark Invisible. ( No.4 )
日時: 2010/05/20 17:42
名前: 輝夜 ◆7qb6oJwwNY (ID: cHwZ8QFd)

序章 プロローグ 


 一青輝夜。
 それが私の名前。

 鶯の鳴き声が聴こえる。私はベットから重い腰をあげて眼をこすり、虚ろな眼で窓の外の景色を眺める。
朝だからだろうか、と私はしょうも無く当たり前の事を考えてみる。しかし、私の耳にはその小鳥の鳴き声が次第に人間の声になって聴こえてきた。

  “誰よりも低く堕ちた、しかし聡明な子になりなさい——”

 私は軽く耳を押さえ、如何にも不快なように片目を瞑る。
 いつか聞いた馬鹿な母親の言葉。何故かその次の日に母親は事故死したが、母親の名前を忘れてもその言葉を忘れることは無かった。
 低く堕ちた聡明な子—… 本当に母親は馬鹿だ。“堕ちた聡明”なんて矛盾したことをよく言えると思う。というか私は規律やら何やら妙に厳しいところと甘いところがあるから余計なんだろうけど、何だか不気味だ。おまけに面倒くさがりとか。
 私は窓の外の景色から眼を離し、勉強机の上の花柄のカレンダーに目を向けた。

  2013年4月5日AM8:00 木曜日

 そのカレンダーにはそう表記してあった。
「2013年4月5日……?」
 さらにその日の予定欄には何か書いてあった。4月といえば、そう、アレである。
「4月5日……あっ…」
 そう、今日4月5日はこれから私が登校する私立学校の入学式であった。

 ひゃあああああああ!!!!!! と珍しく甲高い声を上げ部屋を飛び出る私。そして階段を駆け下りリビングのドアをズバン!! と思いっきり開けた。
「わあびっくりした! …輝夜おはよう、遅かったねー?」
 吃驚した、とか言ってる割に驚いてるのは少しだけだし声だけだし。マイペースな声を出しながらもにこりと笑ったのは私の双子の姉、紅乃。って誰に説明してるんだか、と自分でノリツッコミを入れてみる。
「ってかご飯食べてる時間無いよ?その辺で買って食べてく?」と紅乃。
「……ん、いいよ。入学初日早々校則破りなんてごめんだからね」
「だって私立だよ?ちょっとぐらい平気だと思うよ?」
「じゃあその辺で買ってく。紅乃、食べ終わったら言ってね?」と軽く会話を流す。
 そして急いで鞄の準備をし、さっさと新しい制服に着替えた。ふと外を見ると、いつもの父のお気に入りのムーヴが無い。どうやらもう仕事に出かけたようだ。
 紅乃もいつの間にか荷物纏まったようだし、行こうか。


 今日は風が強い。

                    唯の勘だけど、これからの中学校生活では何か起きそうな気がした。

Re: _____Dark Invisible.人類最弱の少女 ( No.5 )
日時: 2010/05/20 17:40
名前: 輝夜 ◆7qb6oJwwNY (ID: cHwZ8QFd)

第一章 異端と傍観者



 体育館にて。
 学校は…なんというか、黒い外観で覆われていた。最寄り駅からはざっと5分程度とまあ近い場所にある。丘の上にあるからなのか、意外とたくさんの人が来ているのが分かる。それで、今はまあ新入生歓迎というか入学式…あコレ入学式って言うのか。…まあつまり入学式の真っ最中だ。
 めでたく紅乃とは同じクラスになり、隣にはまあ当然として紅乃が居る。
 それで、先程から数人変人が居たりもする。何だか…まあ言うだけいってしまおう。

 まず、同じ組の中の左側、確か名前は… 駄目だ、覚えてない。そいつは何だかある一点の方向をじっと見ている。まるで何かがそこに“在”るような眼で。
 次に…後ろの方ではしゃいでるのが一人。名前は勿論覚えてない。はしゃいでる分には構わないけど、そいつもちらっとさっきの子と同じ方向を見ている。
勿論まだ数人いる訳だが、…なんだ、大抵このクラスか。
 周りの人間を観察している間に、いつの間にか入学式は終わりのチャイムを告げていた。やば、校長の話とかまったく聞いてなかった。ぼーっとしていると紅乃に腕をひっぱられる。
「今日はあと教室行って何かして終わりだからさぁ、もうちょっとだからね」
「あー… うん、」
 私は目を擦りながら席を立ち上がり、自分達のクラスへと移動しようとしたその時、
「あ」
「っ、」
 誰かとぶつかった。
「あ、えーっと…… ごめんなさい、です」
 謝ってきた子は銀髪で長髪、眼は穏やかな翠色の…他のクラスの子かな、という感じの子だった。なんというか…言葉の使い方が個性的だった。無理やり「です」をつけている感じの。
「あ、はい、大丈夫です」
 私は淡白に返事を返し、紅乃に腕を引かれてついて行った。
 あまり、その子の表情は確認しなかった。

 教室。
 此処は…えーと、何組だっけ。…1-5、と書いてある。強い風が窓を叩くが、教室内はまだ騒がしく、新しい友達やらなんやらで盛り上がっていたので風の音はあまり聞こえなかった。紅乃とは当然席も近く、っていうか私の後ろだった。
 ……あ、何人かさっき見たことあるような子が… まあいっか。
「席につけよー」
 若い男の先生が教室に入りながら着席の号令をかける。女子の一部がカッコイーとほざいているが、その辺の感情には疎い為、よーわからん。
「俺の名前は瀬戸内 義人。俺がこれから1-5の担任やるんで、よろしくな」
 まあ、確かにさわやかではあるけどね、見た感じ。にしても女子騒ぎすぎじゃね?私以外全員ですか。
「それじゃあ配り物したら直ぐ終わりだから、じゃあ誰か手伝ってくれるか?」
 おぉ、積極的だこのクラス。ほぼ全員率先的に手挙げたし。
「おぉー。それじゃあこんなに居ても多いし… じゃあ一番左の列の4人、よろしくな」
 先頭を抜かして4人…あ、先頭はさっきの…一点を睨んでた子か。成る程、面倒だからいーや、と言いたげな顔で肘付いてる。…え、寝てるんですか初日から。
 この席は…『ひ』だから…えと、出席番号25番…んで、…先頭かぁ。ヘコむなぁコレ。配られた紙を見ながらも、配ってくれる人に礼儀として挨拶をする。といっても前髪が少し揺れる程度の礼だけど。あー…頭痛がする、早く帰りたいなぁ。
「配布物はこれで全部だな。それじゃあこれから1年間よろしくな」
 先生はニコっと笑う。
「それじゃあ起立。——礼」
「「さようならー」」
 珍しく声の出るクラスだなコレは。うん、凄いと思う。皆が教室から出て行き、私と紅乃も出ようとした瞬間、
「あ、一青…えっと紅乃さんの方ね、ちょっと残ってくれる?」
 紅乃が先生に引き止められた。紅乃は先生に苦笑い混じりに「はい。」と返事し、小声で、ちょっと時間つぶしてて、と囁かれた。…微妙に声が男の子っぽかったもので、きっと私は顔が赤くなっただろう。

 取り合えず携帯を渡されたので、学校探検と洒落込むことにした。流石に私立なだけあって広いし、教室からちらっと見えた中庭もとても素敵なものだった。下駄箱で軽くスキップしながらスカートの裾を翻し、荷物すらも放り投げて子供のように中庭へ向かう。

Re: _____Dark Invisible.人類最弱の少女 ( No.6 )
日時: 2010/05/22 17:17
名前: 輝夜 ◆7qb6oJwwNY (ID: cHwZ8QFd)

***

 思った以上に中庭は広大だった。洋風庭園のような…幻想的でありながらも元気を与えられる、そんな綺麗で壮大な庭。やはり流石は私立だ、と率直な感想を述べた。薔薇にマリーゴールド、パンジーや端っこのほうには蒲公英なども咲いている。
 私はその庭園の中心辺りにある噴水に向かい、そっと水に手を伸ばしたその瞬間、

「動くな」

 後ろから低く低く低い、掠れた声が聞こえた。
 声からして低いが女性の、それに同い年くらいの声が私の脳に響いた。
 暫くじっとして、視線だけを少し後ろに向ける。そして、ふう、と息をつき、思いっきり振り向いた。
「!」
 相手の顔も見ずに、怯んだ隙に相手の肩を思い切り平手で突き飛ばす。しかし、相手は咄嗟に受身を取ったらしく、少しよろめく程度で済んでしまった。見知らぬ相手は直ぐに体制を整える。危ないのでざっと5mほど距離を取り、相手の顔を確認する。が、その顔はやはり知らない顔だった。
「さてさて、貴方はどちらさん? …因みに今肩押しちゃったけど正当防衛だからいいよね」
 余談を合間に挟みながら、私は自然に相手の姿を見据える。背は149cmある私よりも相当大きく、ざっと160cmぐらいある容姿端麗の美女だった。髪は天パだろうか、ふわっとしたウェーブがかかっている橙が強い髪色に茶と金が混ざったような、そんな髪色をしていた。
 何よりも一番眼に留まるのが、雰囲気にはまったく似合わない…拳銃。物騒だし、というか銃刀法違反ですよねソレ。
 何だかんだ考えていると相手はふとふふっ、と先程とは違う、甘ったるいが少し黒い面影のある声で柔和に笑い、閉ざしていた口を開いた。
「黒宮撫子と言います。…よろしく、鎖月輝夜さん。 あぁ、確かに正当防衛ですので、別に其方の損ではありませんよ」
 撫子と名乗る人物はそういって、人差し指をピンと立て、柔和に笑った。意外な人物である。
「あのー… 私の名前、知ってるんですね、貴方」
「無理に敬語でなさらずに。ええ、知ってますよ。同じ学年に双子がいたら誰だって興味を持つでしょう?」
 私はありゃりゃ、バレてるのか、と苦笑いし、やがて直ぐに元に戻り、一拍置いてから答える。
「で、何の用? ……エセ敬語さん」
 私はちょびっと無邪気に、しかし邪悪に微笑んでしまいながら言った。撫子はこっちもエセ敬語バレてるんですね、と笑った。
「用? 用なんて無いですけど…そうね、指令を受けたのですよ。この学園の風紀委員の一人に、“一青輝夜と一青紅乃”を抹殺しろ、とね」
「!」
 物騒な話だ。抹殺だって? しかも何か漫画の中ではお偉いと有名な風紀委員さんじゃないか。今バラしたしいいのかおい。いやいや、本当に笑い事じゃないぞコレ。…マジ、か?
「大マジです」
 読まれた。
 撫子はくすっと笑い、拳銃をホルスターから取り出した。
「私の本来の得物はコレじゃないんですけど…面倒ごとは嫌いなので拳銃にしてみました。 …さっさと死んでくださいな」
 少しずつ近寄ってくる。待て待て待て待て。死ぬ死ぬ死ぬマジ死ぬ。
「…理由、あったりする?」
 落ち着いた素振りを見せながら、私は軽く言い放つ。撫子は驚く素振りも見せず、簡単に語る。表情を何一つ変えず、柔和な笑みで。

「双子は、この学校に居てはいけないそうです」
「は?」
 思わず声を漏らす。
「ですから、双子はこの学校に居てはいけないんだそうですよ?」
 じりじりと近寄られ、私も少しずつ後ろにさがる。私の足が噴水の柵に触れて私が止まったとき、撫子も止まった。
「まあ、殺したらお金貰えますし」
 そこか。
 意外と欲深なお嬢さんだった。
「もう未練はありません? なら死んでください。さようなら」
 そう言って、彼女は銃口を私の心臓に向けた。私は目を閉じて、そして——え、ちょ、待——

 パン

 乾いた音が庭中に響いた。
 しかし、その銃弾が貫いたのは私の心臓では無かった。
「なーにやってんのかなーっ?」
 元気で明るく、しかし重圧のある声がした。恐る恐る眼を開けると、眼を見開いてへたり込んで居る撫子と、未だに煙が出ている拳銃を持つ撫子の左腕を軽々と掴み、高く掲げて笑う見知らぬ少女の姿があった。
その様子を例えて言うならボクシングで試合が終了した時、審判が勝者の腕を掲げる動作と同じだ。勿論表情や状況は違うが。
 もう一度見知らぬ少女の表情を確認する。……あれ、この子……何故か知ってるような……? 気のせいか?
 一人で何やら記憶を辿っていると、見知らぬ少女は此方を向いた。
「……同じクラスの一青 輝夜、だよね?」
 どうやら確認らしい。
「……そうだけど。アナタは?」
「天城 里香。今日やたらにこっち見てきたから覚えててねー」
 おお、成る程。この子は体育館の端っこを睨んでいた子であり、配布物の挙手の時に一番右の列で一人だけ手を挙げなかった(寝てた)子なのか。
「……助けてあげる」
「え?」
 思いがけない言葉だった。
「殺されかけてんでしょ? このあたしが助けてあげるって言ってんだよ」
 その子、里香は、心の底から無邪気に笑った。
 里香と紅乃。その二人はさり気無く似ていて、決定的な違いがある。紅乃の笑顔は偽善的で周りに合わせた笑みだが、里香の笑顔は本当に無邪気なものだった。




保留です


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