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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 13人とピエロと精神異常者兄弟と
- 日時: 2010/04/20 18:29
- 名前: 綺琉 (ID: bGZR8Eh0)
はじめまして、綺琉です。
普段は別のところで活動しているんで、
シリアス・ダークは初です。
中称、荒らしなどは違う所でやってください。
どうしてもやりたい、という方はせめて綺麗な荒らしをやって下さい。
グロ描写などが多くなってしまうと思います。
苦手な方はご遠慮ください。
アドバイス、意見などは大歓迎です。
では、宜しくお願いします。
- Re: 13人とピエロと精神異常者兄弟と ( No.1 )
- 日時: 2010/04/20 18:44
- 名前: 綺琉 (ID: bGZR8Eh0)
主人公;峰 空斗 (ミネ クウト) 兄
峰 海斗 (ミネ カイト) 弟
プロローグ
僕らのお父さんはピエロだった。
それが嬉しくもあったし恥ずかしくもあった。
お母さんはいなかったけれど、僕らは幸せに、
・・・とても幸せに暮らしていた。
そんな暮らしが一変したのは僕らの好奇心のせい。
綱渡りを練習するお父さんをぼんやりと見ながら、
僕らは考えた。
綱を切れば、どうなるんだろう。
相手と目を合わせれば、相手も同じ事を考えてるのが解った。
やろう。
目配せをして、綱を切った。
プチ、ヒュルル、グシャ。
父さんは一瞬で動かない肉の塊になった。
その日から、僕らはピエロが怖くなった。
自分の罪を責められているような気がして。
嘘をついて普段通りに振舞っている自分達を嘲笑されている気がして。
幾度も繰り返し嘘をつき、泣いて見せる僕ら。
僕らは、異常なんだろうか。
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