ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 約束のコンチェルト
- 日時: 2010/04/28 07:11
- 名前: 天羽 (ID: l8Wvg9Qa)
プロローグ
桜舞う春。わたしは中学を卒業して、高校生になっ
た。
夏。引越しにより、転校。
新しい学校は、どんな学校なのだろうか........
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- Re: 約束のコンチェルト ( No.1 )
- 日時: 2010/04/29 06:39
- 名前: 天羽 (ID: l8Wvg9Qa)
登場人物
藤堂 海春 とうどう みはる
主人公。控えめな性格の女のコ。
舜凛高校で、初めて恋をする。
六条 悠 ろくじょう ゆう
海春の初恋の人。
クラスの人気者だが、それは「表向き」で......!?
遠田 真人 とうだ まさと
悠の親友。
クラスの人気者。吹奏楽部に入っている。
咲乃 蘭 さきの らん
悠と何か関わりがありそうな謎の美少女。
- Re: 約束のコンチェルト ( No.2 )
- 日時: 2010/04/29 07:04
- 名前: 天羽 (ID: l8Wvg9Qa)
「イヤだよぉ.......っ、奏兄ィっ」
その日は雨。流れ出る血は全て雨水に溶けていった。
「蘭...........」
慰めようとして、手を出した瞬間———
「触らないで!!!!!」
え———?
「触らないでよ!!この.......人殺し!」
「人殺し..........?」
俺が..........殺した.......?奏多(かなた)を?
「奏兄ィの命を返してよ!!」
「蘭..........俺...............」
「この血は何!?なんで奏兄ィが死ななきゃいけない
の!?」
「...............」
「さっさと消えてよ!この人殺しっ!!!!!」
「...........っ」
そうか。俺が殺したのか..........
...........俺は、人殺しなんだ...................
第1曲 転校
「転校生の、藤堂 海春です。宜しくお願いします」
『よろしくねー』
『よろしくー』
『初めましてー』
「それじゃあ、藤堂さんの席は六条君の隣ね」
「あ、はいっ」
「えと、その、よろしくね?六条君」
「よろしく」
〜昼食〜
「悠、お昼、一緒食べよ」
「蘭.........いいよ」
「あ、オレも」
「わたしも〜」
スゴイ............人気者だなぁ、六条君。
「こ〜んに〜ちは♪」
「へっ!?」
振り向くと、
女の子と、男の子が立っていた。
「そんなに驚かないでよぉ〜。お昼、食べよっ」
「あ、うん!」
「へぇ〜。じゃあ、海春って吹奏楽部に入るんだぁ」
「うんっ」
「そっかぁ」
昼食は、友達と食べるといつもよりも美味しく感じる
気がする。
あ、ちなみにこのコは若山 雪ちゃんで、もう一人は
遠山 真人君。
「じゃ、僕と一緒の部だね」
「そうなの?」
「こいつ、こう見えて、意外と吹奏楽部なんだよ〜」
「担当はピアノだけどね」
「スゴ〜イ」
「あれ?蘭と悠が一緒なんて、珍しい.......」
「?珍しい........」
「.......あっ、それは禁句だよっ!雪」
「え?あ、ごめんっ!聞かなかった事にして!」
「?うん」
なんか、怪しいよ..............
っていうか、蘭って?
もしかして、あの美少女?
悠君と蘭って人って、まさか、付き合ってる!?
ズキン
なんでこんなに胸が痛むの———?
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