ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- イツワリ
- 日時: 2010/04/29 20:44
- 名前: 恋歌 (ID: tyHe3Nhg)
恋愛も入ってますが、
なんか、コメディ・ライトじゃないので、シリアス・ダークに入れました。
初心者ですが見てやって下さい。
・〜・〜・〜・〜・〜
第一章
Ⅰ_小さな小さな恋
Page:1
- Re: イツワリ ( No.1 )
- 日時: 2010/04/29 20:50
- 名前: 恋歌 (ID: tyHe3Nhg)
Ⅰ_誰にも見えない恋
「明日、映画行かない?」
沙織と行きたく無いよ・・・。
私はその感情を押し潰して笑顔を作った。
「・・・うん。良いよ。」
「良かった!じゃあ、・・・・・・・
私、行きたくない。
でも、行かなかったら沙織、蓮君に言うよね・・・。
なんで蓮君は沙織を好きになったんだろう。
私はずっと蓮君を・・・
・・・さく・・・さくら?
お母さんが私を起こしてくれた。うなされていたらしい。
「咲羅、悪い夢でも見たの?あっ、蓮君から電話着たわよ。電話しときなさい。」
私は軽く頷くと自分の部屋へ向かった。
___蓮君
携帯の電話帳を開きボタンを押した。
___プルル・・・プルル
「あ、もしもし?咲羅です。」
「・・・古寺かよ。そうだ。沙織ちゃんなんだっていってたか?」
沙織のこと考えたくない。貴方からその言葉を聞きたくない。
「・・・おい!聞いてんのか?時間無いんだから早くしろよ」
「・・・っ、ごめんなさい。蓮君の事だよね?格好良いなって思ってるって。」
蓮君が他に何があんだよと呟いたので私は、あせって沙織から聞き出した答えを蓮君にいった。
「それだけかよ。あと蓮君って呼ぶな。沙織ちゃんに勘違いされたら困るだろ。あと携帯の電話帳に『蓮君』ってかいてあんだろ?沙織ちゃんに見られたらどうすんだよ。前にも言っただろ。」
私は必死にごめんなさいを続けて言った。
「・・・めっ・・・ごめんなさっ・・・」
今にも流れそうな涙をぐっと堪えてごめんなさいを続けた。
「いちいちうるせーんだよ。そんな事言う時間があんなら早く直せよ。」
「・・・うん」
- Re: イツワリ ( No.2 )
- 日時: 2010/04/29 21:39
- 名前: 恋歌 (ID: tyHe3Nhg)
Ⅱ_嫉妬
「あっ、伊藤蓮くんだ。カッコイイわよね〜。」
蓮君の名前を気安く呼ばないで。そんな目で蓮君を見ないで。
「ちょっと伊藤君の所いってみるわね。」
私は止めようとしたけど沙織は私の手を引いて蓮君の所へ向かった。
「ん?古寺と・・・沙織ちゃん?」
「ええ。咲羅の友達です!伊藤くんですよね?」
蓮君顔が赤い。沙織を見ただけなのに・・・。
「蓮で良いよ。」
「じゃあ蓮君、・・・あっ。」
沙織は蓮君のえりもとを直した。
「・・・ありがと」
蓮君に触らないで。沙織の手を切って触れさせないようにしたい。目を切りぬいて蓮君を見れないようにしたい。声を無くして蓮君の名前を呼べなくしたい・・・。
___キーンコーンカーンコーン
「あっ。じゃあまたね。」
沙織は映画遅れちゃうわ!と言って教室へ走っていった。
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