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- セイギノチカラ
- 日時: 2010/05/05 19:52
- 名前: 獅子縅 (ID: anU0jNNh)
毎日のようにイジメに合い、愛情すらない家族に絶望している高校生、天宮透はある日の放課後に不良グループから集団リンチを受け死にそうになる。
死を覚悟した透は刹那、体中から激しい痛みに襲われ異形の生物へと変貌を遂げてしまう。
化け物となった透はその本能のままに不良グループを殺害してしまうがその時、不意に現れた謎の男に声を掛けられる。
『おめでとう。君は生まれ変わったのだよ同士よ。』
謎の男の言ったその言葉が後の透の運命を大きく変えることになろうとはこの時の透は気づくことはなかった…。
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- Re: セイギノチカラ ( No.1 )
- 日時: 2010/05/05 20:12
- 名前: 扇子乃和登 ◆D2y6C8Qlfc (ID: 2nMcmtOU)
上手い、それだけに勿体無い。
「」『』()等内、最後の一文では、『。』を省略するのが文章作法です。
折角の序破急なのですから、作法も完璧にしましょう。
後は、一文を六〇文字以内に纏めると読み易くなります。
……それ以前に、段落の最初は一マス空けましょう。
- Re: セイギノチカラ ( No.2 )
- 日時: 2010/05/05 20:35
- 名前: 獅子縅 (ID: anU0jNNh)
第0話『プロローグ・前編』
始まりは“僕”こと天宮透(あまみや とおる)にとって最悪な状況から出来事だった。
「おい天宮ぁ〜誰のツラ見て逃げてんだよ!」
『ゴホッ!…ガハッ…!』
それは学校のとある帰り道、いつも僕からお金を盗ったりパシリに使う不良グループの集団に遭遇してしまったことから端を発していた。
あの時の僕は彼らに関わるのが嫌でその場から逃げ出したのだが…。
「おい!待て!待ちやがれ天宮ぁ!!!」
例によって不良グループに見つかり“狩り”と称する彼らの戯れによって灰ビルの屋上まで誘導され、逃げ場を失った僕はいいように彼らのサッカーボールになっていた。
『…げほげほげほっ。』
「お前さ、俺等見て何逃げてんだよ?」
数分後、不良グループのリーダーと思しき男が僕の前髪を掴みながら口に咥えたタバコの煙を思いっきり僕の顔面に吐き出しながらそう言った。
「知ってるか?コイツの家の連中、そうとうなクズ揃いらしいぜ。」
その言葉を皮切りに周囲から僕の家族間の噂話を嫌と言うほど聞こえて来始めた。
「おぉ、俺知ってるぜ。父親はヤク中で母親は男好き…唯一マシな妹はコイツの叔父に引き取られて今は音信不通なんだとよ♪」
「マジで?最悪な環境じゃね?俺ならマジぐれるわ。」
「おまけに息子のコイツは学校一のいじめられっ子とくればお涙頂戴の話の完成って訳だ♪」
人の身の上話の不幸を笑う彼らを見て僕は悔しくて悔しくて涙が溢れそうになっていた。
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