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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 精神論世界
- 日時: 2010/05/11 18:00
- 名前: 爆熱 (ID: X9/3/8Rv)
始めまして、爆熱です!
クリック有難うございます!
頑張って行きたいと思います。
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- Re: 精神論世界 ( No.1 )
- 日時: 2010/05/11 18:04
- 名前: 爆熱 (ID: X9/3/8Rv)
第零話
僕は、漠然と考えていた。
僕はきっと、《人間》にはなれない存在なんだろうな。
人間の成り損ない。
死に底無い。
僕は、只死んだように生きている、死んだ人間なんだ。
歓喜も罪悪も感動も感情も。
欠落した存在。
だからこれから始まる物語は。
決して甘くは無い現実の話———。
- Re: 精神論世界 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/11 18:14
- 名前: 爆熱 (ID: X9/3/8Rv)
第一話 無意味
「暑い・・・」
グタッと体を机にうつぶせにする僕。
神崎陰(かんざき かげ)14歳、身長平均並、性別男。
経歴はほぼ無意味なので省こう。
以上、自分のプロフィール。
「・・・」
真夏な今日は体が解けそうなほど暑く体が火照っている。
唯一命綱と成っているのは、手に持つアイスのみ。
・・・ああ、本当、死にそう・・・。
「死んだらダメだろ」
「・・・五月蝿い」
隣に居る誰かもわからない彼に話しかける。
彼は先程出会ったばかりだ。
なのに何故、親しくしているかというと、単なる気まぐれだったりする。
「死ぬと言う事は人生を終わらすと言う事だ」
「・・・僕は人生を終わらすと言う事は《そこに無い存在》として見られることだと思うね」
「それは《死んだ》と言う事だろ」
「・・・結局は、全部に繋がるんだけどね」
「だな」
僕達は納得し、それ以上反論をきたさなかった。
「所で、キミ誰?」
「今更か。俺は蒼崎刹那。一般人だ」
「・・・」
彼を見ながら僕は涼しい風に当たりながら眼を閉じた。
「にしてもあちーな。何度なんだ?」
「現在34度」
「マジか」
「大マジ」
僕は五月蝿そうに、眉を寄せた。
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