ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 1000日目の夜
- 日時: 2010/05/26 18:40
- 名前: 熱帯魚 (ID: PCp3bZQ1)
殺す人間 殺される人間
人類は2つの種類に分けられた
それでも僕らは愛して笑って誰かを殺す
そんなクレイジーな物語を一つご覧あれ。
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- Re: 1000日目の夜 ( No.1 )
- 日時: 2010/05/26 19:25
- 名前: 熱帯魚 (ID: PCp3bZQ1)
prologue 始まりの朝。
65億の人間は今日もいつもと同じ日々を送るはずだった。
世界中の人達全員が、そして俺だって昨日と同じような日々を送るはずだった。
だけど変わってしまったのだ。
全部が全部変わってしまったのだ。
朝 目が覚めると俺は自分の寝ている上に、
布団越しに何か重たいものが乗っかっていることに気がついた。
見てみればそれは木を切る用の大型チェーンソーだった。
なんでこんなものがここにあるのかわからない。
と言うか俺はチェーンソーなど買った覚えはない。
あまりにも不可解な出来事に、目の前に刃物があると言う恐怖より先に
俺は単純に驚いていた。
とりあえずどかさないと立ち上がれなかったので
俺はチェーンソーを持ち上げようとした。 すると
大学ノートを破ったような紙がチェーンソーの上に乗っている事に気がついた。
俺はチェーンソーを置いてその紙を広げてみた。
「 お前は殺す側の人間
生き残りたければ殺すしかない
生き残りたければ殺し続けるしかない
生き残りたければ裏切るしかない
生き残りたければまず近くの人間を殺す所からはじめる
次の人間を殺すまで24:00時間
」
俺は気づいていなかった。自分の手が震えている事に。
だが気づいている事もあった。
それは
家の外で耳を塞ぎたくなるほどのたくさんの悲鳴が響いている事だった。
1000日間の惨劇はもう始まっていた。
さぁ あなたもそれを掴んで早く外においで
クレイジーな1000日間はもう始まってるよ
自分の中の誰かが そう言った気がした。
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