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【XganX】短編集
日時: 2010/05/29 19:56
名前: XganX (ID: JUrMEp6v)

どーもこんにちは。
ここは、短編集を書きたいと思います。

それでは宜しくお願いします^w^

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Re: 【XganX】短編集 ( No.1 )
日時: 2010/05/29 20:05
名前: XganX (ID: JUrMEp6v)

【10人】

それからだった。この地獄は———。

アパートに住んでいる佐野正樹のポストに妙なものが入っていた。

「なんだこれ?」

サラリーマンの佐野は今年で25歳。
結婚の予定もなく、質素な暮らしを送っていた。
そんな佐野のところに一通の手紙が届いた。
なにも書かれていない茶封筒に一枚の紙が入っていた。

Re: 【XganX】短編集 ( No.2 )
日時: 2010/05/29 21:20
名前: XganX (ID: JUrMEp6v)

一枚の紙にはこう書いてあった。

『大阪市内にいる10人の人間にこれを配った。一週間以内にこの10人を殺害せよ。
なお、これは他の10人にも配ったため、あなたが殺される可能性もある。』

「…は?なんだよ、このいたずら、ムカつくなあ」

そう言ってその茶封筒を捨てようとゴミ箱に入れたとたん、

カラン…

なにかが落ちた。
拾ってみると、持ち歩き可能なほどの小さなレーダーだった。
そこには地図が描かれていた。
画面上には3個光っていて、ひとつは自分のいる場所が光っていた。

「…手の込んだいたずらだなあ…」

とりあえず、レーダーは携帯と一緒にポケットに突っ込み
その日は、なんの恐怖も持たず会社に出勤した。

はじめはなにも思わなかった。
こんなことになるなんて。

Re: 【XganX】短編集 ( No.3 )
日時: 2010/05/30 09:34
名前: XganX (ID: JUrMEp6v)

午後8時、会社が終わり、家に帰宅しようと準備をしていると、ふと、あのレーダーと紙のことを思い出した。
昼間は何とも思わなかったが急に不安になったきた。
『一週間以内に10人を殺害せよ』
『あなたが殺される可能性もある』
急に怖くなってポケットに入れといたレーダーを取り出した。

レーダーの印は3つから2つに減っていて
1つは自分の場所、もうひとつは動いていた。
もしかしてこれは、その紙が配られた10人の居場所を表しているのか?
ふとそう思い、打ち消した。

(そんなはずはない、これはいたずらだ)

そう確信した佐野はこれ以上レーダーを確認しずに
そのまま寝た。

ひとつが自分のところに近づいてきているのも知らずに…。

Re: 【XganX】短編集 ( No.4 )
日時: 2010/05/30 11:32
名前: XganX (ID: JUrMEp6v)

午後2時それは起こった。

パリンッ

部屋の窓が割れる音がした。
初めのまだが割れる音で目を覚ました佐野はベットから飛び降りて身構えた。

「だれだ!」
「う、動くんじゃねえ」

相手の手には鉄パイプが握られていた。
相手がおもいっきり鉄パイプを振りおろした。

ガゴッ

とっさにかわしたが、鉄パイプの軌道がそれてパソコンにあたってパソコンがつぶれてしまった。

「お前何するんだ!」

パソコンには大事な資料が入っており、これをつぶされるのは本当にいたかった。
頭に血がのぼった佐野はそばに置いてあった掃除機の先で相手の顔面をどついた。

「うわっ」

相手がひるんだのを見逃さず、馬乗りになって鉄パイプを奪った。

「おいっ!何だお前、なにしにきた」
「くっやめてくれえ」


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