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とある悲劇の年代記
日時: 2010/05/30 11:07
名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: GUpLP2U1)

とある悲劇の____________

!始め
どうもおはようございますこんにちは。又はこんばんは。若しくははじめまして。白月と名乗ってやがる者、いやモノです。
ある動画に誘発されてやってみた。後悔はしていない。反省もしていない(しろ
ファンタジーです。多分。魔法とかは欠片も出てこないけど。
あ、ちなみに禁書さんやら何やらとは一切関係ありません。題名は似てるのかもしれないけど。
そんな訳でよろしくお願いします!

※目次

一章 >>

※イメージソング!
「炎を上げる氷」
(動画と小説の内容は一切関係ありません。微妙にあるかもしれないけど←)
URLはまた後程。

Page:1



Re: とある悲劇の年代記 ( No.1 )
日時: 2010/05/30 11:02
名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: GUpLP2U1)

「     」

それは、世にも哀しき喜劇


死した国の、物語……………



(準備はいいかい?)


(さあ、物語を始めようか)


歴史が悲劇を創ったのか、

悲劇が歴史を創ったのか、



それを知る者は………




______________
いきなり訳わからん。

一人の書痴の忠告 ( No.2 )
日時: 2010/06/02 19:07
名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: GUpLP2U1)

「……我が哀しき御魂の元に」

……ああ、また来たのか。
ここに来たのは君で丁度千人目だ。おめでとう。……嘘だよ。本当は覚えちゃいない。ここの本に飲み込まれた人の数なんてね。
まあ、何はともあれ、君はここの本を読みに来たんだろう?そうでなければ、ここの存在さえも分からない筈だからね。
……ああ、早く読みたいって?急ぐなよ。ここでは騒いではいけないんだ。もし大きな音を立てようものなら、その瞬間にここの本達に殺されるよ。彼等は静寂を愛しているからね。僕もそうだけど。
もう一つ。ここの物語に必要以上に感情移入してはいけない。彼等は飢えている。下手をすれば君は二度と戻れなくなるかもしれない。事後処理が面倒だからどうかそれだけは止めてくれよ。
さあ、合い言葉は知っているかい?……うん、合格だ。おめでとうさん。そしてようこそ。本の地獄<楽園>へ。……え?訳が分からない?ふふ、君も行けばいずれ分かるさ。自分がどんな所に来たのかをね。
さあ、物語を始めようか。あまり時間をかけたくないんだ。もう直ぐ、準備も終わるしね。

「さあ、君は何かいい?」


____________
次こそ本編開始。でもこの人楽しい←

Re: とある悲劇の年代記 ( No.3 )
日時: 2010/06/03 21:39
名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: GUpLP2U1)

「……リーゼ、様」
小さくそう呟いても、応えてくれる人はもういない。そして幾度も答えのない問いを繰り返す。嗚呼、何故あのひとが消えなくてはいけなかったのか。何よりも純粋で美しいあのひとが。どうして死ななければならなかったのか、と。
違う。本当は分かっていたんだ。全て、自分のせいであることなど。あのひとが殺されたのも、国が崩壊したのも。自分がほんの少し、歯車を掛け違えなければ今頃は、あの時のように笑えていたかもしれないのに。
……違う。きっとそうでなくても、いずれは起こる事だったのだ。国もあのひとも、脆いものだと分かってたんだ。それの破滅を少し、自分は早めてしまった。
もう、どうしようもないのだ。
罪に気付くのは全て終わった後、と言ったのは誰だったか。今の自分は、まさにそれだろう。ただ夢の中で甘えていただけの愚か者。
(もし、彼女が生まれ変われると言うのなら、)

その時は、重たい鋼鉄の剣ではなく花束を、硬い鎧ではなく、柔らかで綺麗な洋服を。
あの綺麗な笑顔には、戦場は悲しすぎるから。あの純粋な心に、穢れたモノは入り込んではいけないから。
どうか、どうか………


(そうして彼は夢を見る)


*

「ねぇクラン!」
笑顔で少年に近寄る一人の少女。明るい猫毛の茶髪を綺麗に纏め、紅の瞳を輝かせたその姿は、国の光とも言われるこの国の女王、リーゼ=ティエリア=フラウンその人だった。
クラン、と呼ばれた、彼女に善く似たその少年はそれに答える。
「……どうしました?陛下」
それに対して彼女はどうやらどこか気に入らない部分があったようで、不服そうに唇を尖らせた。
「もう!クランったら、何時まで経ってもその呼び方!双子なんだから名前で呼びなさい!名前で!」
彼女がそうまくし立てると、彼は一瞬困ったような表情を見せたが、すぐに優しい笑顔になって、
「……分かりました。リーゼ様」
リーゼはまだ何か言いたそうな雰囲気だったが、どうやら呼び捨てにはしてくれない事が分かり、小さくため息をついてから本題を話し始めた。


(保留)


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