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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- タ リ ナ イ — 。
- 日時: 2010/06/08 18:25
- 名前: 小南 リン (ID: IZhvYfzu)
僕から離れて行く足なんて僕が切り落としてあげましょう。
僕を見ないで他のモノを見る目なんて僕が潰してあげましょう。
僕の言葉を反論する口なら、下を切り取ってあげましょう。
————一言で世界がかわった。君の一言で・・・。
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- Re: タ リ ナ イ — 。 ( No.1 )
- 日時: 2010/06/08 19:06
- 名前: 小南 リン (ID: IZhvYfzu)
第一話@一目惚れ
『はぁ〜。疲れた。カラオケでも行く?』
学校が終わった帰り道。
辺りが朱色に染まる。
『良いね。行こうか』
もう、本当は帰らなきゃ、親が心配する時間なのに実希は僕が家に帰りたく無いのをしっている。
え?なんで帰りたく無いのかって?
両親は共働きしていて朝まで帰って来ないから・・・。
『おい、お前』
『えっ!?・・・陸?』
僕はふと、隣に目を移した。
頬が紅い。もしかして・・・?
『あのっ、はじめまして。麻田実希です。秋山陸君ですよね?』
『ああ。君、蒼の彼女?何時できたんだよ!教えろよな〜。』
『『違うっ!』』
僕は一瞬で解った。
実希は陸が好きなんだ・・・。
許さない。許さない。
僕の中のどす黒い血が溢れ出るような気分になる。
『あっ、よろしくな』
陸は実希に手を差し出し、実希はそれをとる。
許さない。許さない。
実希に触れるな。汚れる。
僕じゃなく陸なんかに差し出す手はいらないよね?
『えっ、そうなんだ。はははっ』
二人の話声が微かに聞こえる。
僕は鞄に入っていたシャーペンを握るとおもいっきり実希の腕に向けて振り下ろした。
『ぎゃあああああー!!』
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