ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 少年少女。
- 日時: 2010/06/09 19:26
- 名前: つむぎ ◆FYcg9E7mz6 (ID: DGGfSCZ7)
はじめまして。
つむぎと言います!
がんばりますので、読んでくださるとタイヘンうれしいです!
●キャスト
・黒木 春 クロキ シュン
未央の彼氏で、心の広い男子。
この話の主人公。
・田井中 未央 タイナカ ミオ
春の彼女で、ふわふわ系少女。
この話のもう一人の主人公。
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- Re: 少年少女。 ( No.1 )
- 日時: 2010/06/09 19:34
- 名前: つむぎ ◆FYcg9E7mz6 (ID: DGGfSCZ7)
● プロローグ
これは、ある二人の人間—————春と未央—————の物語。
二人は出会って恋をして、それから幸せになるはずだったのに。
どうして?
なんで?
未央の頭には、これしか浮かばない。
否—————
きっと、これさえも、浮かばないであろう。
春、あなたは—————どうしちゃったの??
- Re: 少年少女。 ( No.2 )
- 日時: 2010/06/09 19:52
- 名前: つむぎ ◆FYcg9E7mz6 (ID: DGGfSCZ7)
● 1 しあわせ
時は遥か、西暦3,000年にあたるころ、一人の少年、「黒木春」は、いつものように、学校へ行く途中だった。
だた1つ、いつもと違うのは、隣で歩いている「田井中未央」がいることだ。
彼女には、昨日、春のほうから告白をして、付き合い始めた仲だった。
「ねぇ、春君。あそこの神社の伝説、知ってる?」
未央が、可愛らしい鈴のような声で言った。
くるっと春を向いた時に、彼女のロングヘアが、ふわりと風になびいた。
「伝説? そんなん知らへんよ? なんかあるん?」
春は、小さい頃大阪に住んでいたので、まだ、関西弁か抜けていない。
未央も、そんな春がいいと思っているのだ。
「えへへ、じゃぁ、あたしが教えてあげる!!」
未央は、いかにも教えた気に、春にその『伝説』を教え始めた。
その伝説は、こんなものだった。
—————その神社は、『霖雨妥神社』といった。
昔『霖雨』という少女が、『雨妥』という少年と、駆け落ちをし、その地で息絶えたということからこの名がついたらしい。
それから、そこの神社は、『恋』が実るという伝説が出来た。
その名も『霖雨恋伝説』。 漢字ばっかでわかりにくい名前だ、まったく。
「ねぇ、私たちも、お参りしてこうよ」
未央のこの発言さえなければ、春も未央も、幸せに人生を終えていたのではないだろうか。
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