ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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─ESP─
日時: 2010/06/22 18:40
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

復活しました♪
新作お願いしますm(__)m

☆お客様一覧表☆
亜倉歌樹様



〜ESP 第1章〜
>>1 1話 
>>4 2話

Page:1



Re: ─ESP─ ( No.2 )
日時: 2010/06/21 20:31
名前: 亜倉歌樹 (ID: lOah4y4E)

 どもども初めまして、亜倉歌樹というもんです。

 来ましたね〜SF。
 シリアス系に結構しっくりくるタイプw
 私としましてはSFに向いてないんでもっぱらファンタジーですが、応援してます!
 頑張ってくだせーっ!!

Re: ─ESP─ ( No.3 )
日時: 2010/06/22 17:44
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

>>2 亜倉歌樹s
初コメマジ感謝です!!
亜倉さんも頑張って下さい♪

Re: ─ESP─ ( No.4 )
日時: 2010/06/22 18:38
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

【能力覚醒】

気付けばそこは、真っ暗な場所であった。
エンジン音が聞こえ、時折激しい衝撃がある。どうやら車の中らしい。
そんな悠長なことを考えながら、連は目を覚ました。
辺りを見渡すとトラックの荷台に入れられているようだ。

「目、覚めたんか?」

暗闇から聞こえた突然の関西弁に、連は驚き身体をビクリと動かせる。
「落ち着けや。とりあえず逃げなあかんやろ?」
関西弁をしゃべる男は立ち上がり、左手を連に向ける。
すると、男の左手の手のひらに信じられない現象が起きた。

バリバリバリ

暗闇の荷台を、男の手のひらの上にある電気の球が明るく照らす。
しかし、よく見るとそれは雷が手のひらに浮いているようなものだった。
「わいは電撃使い。まあ族用語でライトニングや。お前は?」
「は・・・・?」
連はその言葉に首を傾げた。自分にそんな能力はない。
連の表情を見て、男は雰囲気で事情を把握した。
「お前、まだ覚醒してないんか?まあええわ。俺は堺淳之介。よろしくな。」
「え?あ、俺は海藤連。よ、よろしく。」
連は淳之介と握手をすると、一応頭を下げた。
「逃げようか。奴らもわいらが逃げると思ってもないし、裏をかいたるで!!」
淳之介はそう言うと、両手を荷台の扉に向ける。
「どうする気ですか?」
「ぶっ飛ばす!!」


バリバリバリバリバリ!!!


淳之介の両手に緑の閃光が流れ、淳之介が叫び声をあげた瞬間に緑の電撃がドアを攻撃した。
その瞬間ドアが音を上げて壊れて見事に大破した。
「よっしゃ!!」

「ドアが破壊されたぞ!!」

前から男性の声が聞こえた瞬間、2人は顔を合わせた。
「ど、どうします!?」
「飛び降りるで!!」
淳之介は連の腕を掴むと、躊躇なくトラックから飛び降りた。

「ぎゃぁぁぁぁぁあ!!!!!!」

連は悲鳴を上げながらトラックから飛び降りると、派手に地面にたたきつけられた。
淳之介は慣れた身のこなしで地面に着陸すると、連の手を引っ張り無理やり立たせる。
「また捕まるで!!はよ逃げるで!!」
連はそう言われ、体中の痛みを堪えて立ち上がった。
周りを見渡すと、すでに空は明るんでいた。
昨夜拉致され、もう日が昇っていることは、ここは東京じゃない。
高校生の連はそれだけを理解した。
しかし、問題は場所だ。
連たちを乗せたトラックはどうやら、海岸沿いの道を走っていたらしい。
海は朝日できれいに・・・・


「はよ来い!!!」


連は淳之介の言葉で我に返った。
目の前から昨夜も襲ってきたガスマスクに武装した2人が駆け寄ってくる。
「やばっ!!」
連は淳之介の後を追い、近くの森林に入り込んだのだった。

**********

名も分からぬ森に逃げ込んだ2人は、ただ足を動かし敵かどうかも分からない者から逃げていた。
「ちょ、ちょ待って・・・」
淳之介の後ろを走っていた連は立ち止り、敵の視界から消えるように木の裏にしゃがみ込んだ。
「何してんねん!!はよせえや!!」
「お、俺もう無理・・・てかよ、いったい何だよ!!」
連が木に拳を叩きつけたその時だった。

ボォウ!!

連の左手から謎の発火。連は驚き、慌てふためいて火を消した。
「な、なになに!?」
連は自分の手を見て安全を確認する。
しかし、火傷一つない綺麗な手だ。
確かに火は手から出ていた。

「お前、パイロキネシスやん!!」

連は淳之介の言葉に頭を混乱させる。
「ぱ、ぱいろねきしす・・・?」
「パイロキネシス!!炎使いっちゅう意味や。」
淳之介が説明していると、後ろから足音が聞こえ始めた。
もう追いついたのか・・・・

「よっしゃ!!しまっていこうや!!」

「賛成です!!」

連と淳之介は向かってくる敵に片手を出し、連は炎の球、淳之介は電気の球を作りだす。
「行くぞ!!」
淳之介の掛け声とともに、2人は敵めがけて走りだした。


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