ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ただいまみなさん! 狂飾メモリー オリキャラ募集中 アンケも
日時: 2010/09/11 10:46
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 初めましての方も、こんにちわの方も、
どうも、亜倉歌樹です。

 先に注意事項を書いておきます
・この先内容がエグイです。出たかったら今のうちです
・なんせ題名が思いつきません。送ってください。気に入った題名を採用させてもらいます。
・この作品は、ジャンプスクエアに出たらなぁみたいなノリで書きます。
 ジャンプスクエア苦手な人、観ない方がいいですよ。
・感想、意見、ご要望等ありましたら、どんどん送ってください。

題名募集用紙

題名…「(考えた題名)」

理由…「(考えた理由)」


オリキャラ募集用紙

名前…「(キャラの名前)」
年齢…「(キャラの年齢)」
性別…「男か女か」
性格…「(大人しい、勝気とか)」
死因…「(事故や殺害)」
罪 …「(犯した罪)」
特徴…「(髪の色とか)」
武器…「(銃とか)」

アンケート用紙

1、この小説内容の一部を、読み切りで出しても構いませんか?
①構わない ②駄目っしょ ③ご勝手に

2、『シオ』という少女を、少年にしても構いませんか?
①良くね? ②やめてくれ ③オカマ?(えww

3、読み切りを描くときに、『アイカ』という敵のオリキャラが出てきますが、そのままの名前と容姿で出しても大丈夫ですか?

①いんじゃね? ②バカ野郎! ③眠ZZZ

 ご応募まってまっす!

>>1 序章
>>2 第1章 第1話
>>3 第1章 第2話
>>4 第1章 第3話
>>7 第1章 第4話
>>10 第1章 第5話
>>11 第1章 第6話
>>21 第1章 第7話
>>31 第1章 第8話
>>32 第1章 第9話
>>33 第1章 第10話

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Re: 題名決定!狂飾メモリー でもオリキャラ募集中! ( No.71 )
日時: 2010/07/21 14:22
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

「何だ…!?」

 ジュイ以外の一般人も、この光景に目を疑うだろう。
 イツムは確実に、一つずつ弾丸を落としていた。

「俺にそんなのきかねーよ。さーて、そろそろかな?」

 弾丸の嵐がやんだ。その変わりにカチカチとから回った音が聞こえた。

〈弾、無イ…? 弾切レ? ???」
「お疲れ様〜のご愁傷〜♪」

 イツムがジュイに振りかえった。

「新人、後はとどめだ。途中まで『宿題』やってやったんだからちゃんと終わらせろよ」

 ジュイはしばらく固まっていたがおもむろに立ちあがり、持っていた刀を握り直した。
 そして、イツムの前を通り過ぎ、獄罪逃れの前に立った。

〈ヒィィ!!〉
「…」

 ジュイはまだ刀を獄罪逃れに向けていなかった。
 戦う様子がない。

「一つ…聞きたいことがある」
〈?〉

 ジュイは自分の勾玉を見て、言った。

「なんで、罪滅ぼししなかったんだよ」

 獄罪逃れはきょとんとしていた。しかし、少しうつむき、肩を小刻みに揺らした。
 それは、夢にも思わなかった感情によるものだった。

〈キ、キヒヒ。キヒヒヒィ? ギヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」

 いきなり、笑いだした。

〈ナンデ? 何デ? 罪滅ボシ!? ギャヒャ!!! ナンデッテ、生キタカッタカラニ決マッテル!!」

 獄罪逃れは未だに気色悪い笑いを続けている。
 もう、それは人ではなかった。

「…そうか」

 ジュイは思った。救いようがないと。
 刀を構える。





「…助けたかったのにな、俺」

Re: 題名決定!狂飾メモリー でもオリキャラ募集中! ( No.72 )
日時: 2010/07/22 13:54
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

「おかえりぃジュイくん〜」

 ユキがジュイに手を振った。
 ジュイとイツムが獄罪逃れを倒して店に帰ってきたのだ。

「で、どうだった縁桐?」

 シオがクッキーをつまみながら言った。

「そこ、そこ?」
「まあまあと判断してやるよー」

 その判断にジュイは苦笑いした。

「ふーん、ヘタレが?」

 ロクムがニヤッと笑った。
 ジュイは息を吸い、吐いた。

「俺はヘタレじゃない」
「ヘ・タ・レ」
「…」
「いい加減にしろ二人とも」

 シオが二人を止めた。

「それにしても、縁桐さんの真玉、すごい成長力でしたね」

 シキが感心した。

「いや、本当はまだ難しい方のサーチ、使ってないんだけど…」

「「「「「「…えぇ?」」」」」」

 全員が絶句した。

「ふむ。簡単な方法は『血液を集中させて戻す』というようなものだが、あれだけの詮索が出来るとは…」

 シオは頭の中をぐるぐると回して考えているのだろう。

「すげ〜。俺難しい方法でしか遠い獄罪逃れの場所分かんないのに」

 スズキがほえぇと声を上げた。
 不意に、店のベルが鳴った。

「いらっしゃいませ」

 店員が新たな二人の客にそう言った。
 まず入ってきたのは、修道女のような少女だ。
 腰まで伸びた黒髪に銀の十字架のついたカチューシャをつけ、濃紺の瞳、モノクロのロングスカートだ。
 次に入ってきたのはダンディなニ十代後半の男。
 ツンツンした金髪に緑の目で、マフィアのような黒いスーツを着こんでいた。

「悪ぃなぁ。ここって罪人の集まりかぃ?」

 男が言った。

「あぁ! あんたらもしかして『ゼロ』さんと『マグナム』さん!?」

 そう言って椅子から立ちあがったのはロクムだ。

「ん、なんだ? 花便知り合い?」

 イツムがロクムを見上げた。

「チャットで知り合った新しい罪人さーん。それっぽい事言ってたからプライベート機能で聞いてみた」
「ほぼ当たって砕けろだねぇ」

 ユキがのんきにそう言った。

「はいゼロさんもマグナムさんも本名言ってよ。あたしも知らないし」
「花便さんも知らないんですか…」

 修道女のような少女が自己紹介を始めた。

「私は一ノ瀬夕貴(イチノセ ユウキ)。この前(罪人に)なったばっか」
「俺ぁ歌鬼右(ウタキ ユウ)だ。結構前になったんだ。よろしくなぁ」

 二人は仲がいいのだろう。ジュイ達の机の近くの椅子に、二人並んで座った。

「何回吐いた〜?」

 いきなりイツムが切り出した。

「彪瀬、いきなりすぎよあんた」

 ロクムがイツムを小突いた。
 ユウキは無表情で答える。

「まだ4回」

 そしてユウも答える。

「俺ぁ54かねぇ…でも獄罪逃れも20匹くらい戻したと思ってらぁ」
「へーっ!」

 こうして新たに二人の罪人が増えた。
 その後も集会は続いた。






 一人の男の、企みが忍び寄っているとも知らずに。

Re: 狂飾メモリー オリキャラ募集中! ( No.73 )
日時: 2010/07/30 05:13
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 ——ある日だった。
 それは本当に、なんの変哲もない、ある日だった。
 ジュイ達罪人の集会も終わりになったときだった。

「あ〜あ、一日って早いねぇ」

 ユキがゆっくりと背伸びをした。
 真っ赤な夕暮れに、ユキの髪が映えている。

「俺としては、まだ長く感じるんだけど…」

 ジュイは頬を強張らせた。


 その日は、もう終わるはずだった。


「じゃ、解散ってことにね?」

 ロクムがシオに問うた。

「む、では今回の集会はお開きに——」
「わあぁぁぁぁぁああぁ!!!」

 その声はスズキだ。
 全員がスズキを向いた。

 ジュイは、他の全員は、それを見た。

 スズキが、目から血を流している。

「スズキ!?」

 ジュイが叫んだときだった。

「きゃあぁぁあ!」

 今度はシキだ。
 シキも目から血涙が流れている。

「この現象…まさか、二人とも…!?」

 以前シオが言った現象…『地獄に落ちるサイン』。

「ち、違う! そんなわけねぇよ! だって俺、まだ百回達してねぇもん!」
「私もです! 達しているどころか、今まで吐いた回数分獄罪逃れを戻してます!」

 二人の足元に、墨のようにどす黒い水たまりが溢れてきた。
 一人分が入れるくらいの大きさになると、黒い水は二人の足に絡みついた。

「閻魔様、閻魔様! 私どもはまだ規定を超えておりません! なのに、なぜですか!?」
「サボってたけど! サボってたけど! まだ百回達してねぇよ!」

 二人はずぶりずぶりと沈んでいく。足、膝、腰まで達している。

「スズキ! シキ!」

 ジュイは気づいていなかったが、すっかり打ち解けていた。
 二人を黒い水から抜き出そうとした。
 しかし。
 腕を誰かに強く掴まれた。シオだ。

「止めろ縁桐! お前も飲みこまれるぞ!」

 二人はもう、首まで黒い水に呑まれている。
 ジュイはシオに、何か囁いた。
 一瞬目を見開いたシオだったが、強い顔でうなずいた。

「…スズキ! シキ!」

 二人にジュイは言った。


「絶対、絶対行く! 絶対地獄に行って、二人を連れて帰る!」


 スズキ、シキは、、血と涙が混ざった水溶液で顔を濡らしていた。

「ジュイ…」

 スズキは黒い水から手を出し、黒く汚れた手で目を拭った。

「言ったからには、絶対来てくれよ! 俺、約束守んない奴大っ嫌いだかんな!」

 そのまま、二人は黒い水たまりに消え、水たまりも消えた。

「…本当に行くつもりか? 縁桐」

 シオが眉をひそめた。
 イツムが問うた。

「は? 新人君何するつもり?」
「縁桐は、地獄に行って二人を連れ変えるつもりらしい」
「んだと!?」

 ユウが苦笑いをした。

「そんな事して、自分が戻れなくなってもいいの?」

 ユウキが無表情でジュイに聞いた。

「…今まで俺、友達とか仲間とか、そんなのいらないって思ってたけど…此処にいるみんなと、あの二人の
おかげで、俺、初めて…」

 それ以上は、喉がつまって言えなかった。

「…だから、行きたい。まだ弱いけど、戦った経験もなんもないけど、行きたい…」

 ロクムがフッと笑った。

「ヘタレが粋がってんじゃないわよ。仕方ないわね、あたしたちも行こうか? シオ」

 シオ、ユキ、イツム、ユウ、ユウキは顔を見合わせ、合図した。

「「「「「行ってみよう」」」」」

 ジュイの目が輝いた。

「みんな…ありがとう!」

Re: 狂飾メモリー オリキャラ募集中! ( No.74 )
日時: 2010/07/28 13:23
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: FwQAM/tA)

スズキー!
なんか物語が急激な展開を見せてますね!
地獄へ行くとは……これはドキドキしてきたぞ!

Re: 狂飾メモリー オリキャラ募集中! ( No.75 )
日時: 2010/07/29 13:48
名前: マナちゃん (ID: JiXa8bGk)

頑張ってくださぁい☆


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