ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- MUDER DUTY ACCOMPLISH—十二人の処刑人—
- 日時: 2010/06/21 20:37
- 名前: 夕凪(沖 誠) (ID: yvqkgorF)
こんばんは<(_ _)>
妖と僕をお書きしている沖誠です。
こちらでは 名を改めまして夕凪(ゆうなぎ)で書いていきたいとおもいます。
和風ファンタジーしか書いた事がないので更に駄文になると思います(-_-;)
それでも構いという方は読んでくださるとうれしです。コメント等はしなくってかまいません。
荒らしさえなければ。
この物語ともに成長していければとおもいます。
お付き合い宜しくお願いします。
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- ACT,1 死者一人目 ( No.1 )
- 日時: 2010/07/04 12:39
- 名前: 夕凪(沖 誠) (ID: yvqkgorF)
————十二人の統べる者に告ぐ
———汝よ。十二人の統べる者のうち一人を処刑せよ。
——十二回における格付けの夜までに・・・
—誰一人とさえ充たされなかった場合
十二のすべての命我のものとする
暗い部屋の中一人の少年が月明かりに照らされながらたたずんでいた
少年は顔についた血を手で拭うと一人脅える男性に微笑んだ。
「こんばんは。私トガミ サイともうします。あなたの命奪いにきました。そしてアンパイアをしに。大丈夫ですよ。そう怖がらないでください。すぐ、ラクに死ねマスカラ」
すべてが決まる格付けの夜に
それまでに終わらせてみせる。
必ず。
「随分とはやく終わったな セイヤいるのだろ」
「ご苦労さまです。ナタル。今日のアンパイア見事でしたよ」
声をする方を振り返ると優しいそうな顔をした男性が現れた。男性は一度散らばった死体を見つめるが視線をはずし、少年に抱きついた。少年は振り払い男性を睨みつけた
「たかかがしれたシフトだ。セイヤ こいつはどうする。殺すか」
少年は視線を別にすべらせ、手にしていた鎌を今にも気を失いそうな男にきりつけた。
「ナタル、ターゲットはすべて消滅しました。この男に猶予をあげてもよろしのでは」
「セイヤは、優しいね。だけどオレは許さないよ。だって見られたんだもん」
先ほどと同じように微笑む少年を見て男性は少年の顎をもち上げ自分の口元に人差し指をあてた。
「仕方ない子ですね。帰ったらたくさん君にお灸をすえないと」
「貴様の悪趣味には付き合いきれない・・・」
「ただの書類の整理の手伝いですよ。君はグローリアデスとして自覚をもってもらいたいものですね。THE FOUR DEVASの一人なんですから」
男はそれを聞くと後ろに退き、恐れをあらわにしている
「グローリアデス・・・まさか死に花を咲かせたひとりなのか」
「アーアー、セイヤの所為だよ。聞かれたからには・・・殺すしかないよね。さようなら」
男を睨みつけると少年は、鎌で男を切り裂いた。
「わるかったな。斬首刑で。安らかに眠れ。」
男の首を放り投げると少年は鎌に息を吹きかけた。
鎌は黒い毛に覆われた生き物になり少年の肩に乗った。
「ご苦労だったな。カルタ。帰るかチャーチに」
「その前に協会に来てくださいね。あなたがしたことは法に触れますから。」
「ああ、またあとでな」
少年は、コートを羽織ると窓から飛び降りた。
その姿みて男性は、ため息をついた。
「あなたは無茶をしでかす。私はあなたを見てるとなんだか落ち着きません。」
- Re: MUDER DUTY ACCOMPLISH—十二人の処刑人— ( No.2 )
- 日時: 2010/06/23 17:24
- 名前: 苺牛乳 ◆Su/h2m.tho (ID: ht8d7Ik4)
なんだか、面白くなりそうですね!
頑張ってください!
続き楽しみに待ってます!
- Re: MUDER DUTY ACCOMPLISH—十二人の処刑人— ( No.3 )
- 日時: 2010/06/26 08:47
- 名前: 夕凪(沖 誠) (ID: yvqkgorF)
苺牛乳様
おそくなってすみません・・・(泣
ありがとうございます。
がんばりますね。
- ACT,2 死者二人目 ( No.4 )
- 日時: 2010/07/04 13:29
- 名前: 夕凪 (ID: yvqkgorF)
今まで幸せだなんて思ったことなんてなかった。
虐げられ、報われることなんて・・・
オレの人生なんて屑にヒトシイ。
「女だって聞いたのにこりゃ売れないな。」
「仕方ないだろ。金、受け取るのに・・・いっそうのこと陰間で売るか。」
「よせよ。気色悪い。おい、女中もどき あんたはどう思う」
「私ですか。そうですね・・・私は 解放してあげるのがよいかと」
「なんだと 貴様・・・まさか、おい女中はどうした」
「女中?ああ、男の使用人ですか。助けました。だってカレを助けてあなたたちをアンパイアしに来たのですから。そして目の前にいる奴隷を助けたいのですから」
目の前にいたのは 黒い着物を纏った男だった。
まるで死神のような・・・
この男に会ってから、オレの人生は 変わり始めた。
「トガミ様、お迎えにあがりました。」
「お迎え・・・」
「はい・・・残念な事にあなたは、死んだとかもんではありません。しかし、可哀想なもので奴隷ですか。もしくは・・・いえ、失礼致しました。あなたの兄は
私と同業者でして、それは もちろんお解かりで?」
「兄は 死にました。働く前に」
「はい、それは もちろんおわかりです。死後のせかいで働いていたのですよ」
働いてた・・・その意味が解らなかった。
「・・・タル様、ナタル様」
さっきまで真っ暗だった視界が男性によってさえぎられた。頭に乗せていた本が取り上げられていた。
男を睨みつけるとスーツ姿の男性はにっこり微笑んだ。
「協会にいかなくってよろしんです。」
「いい。どうせお説教が待ってる。セイヤはミチルと違って説教がましいんだ」
「それ、お兄様に伝えますね。」
「ミチル、いつから嫌味たらしくなったんだ」
「さあ、いつでしょう。あなたとお会いした時からですよ。」
「満瑠(ミチル)。」
「はい」
訝しげにみる男性の頭を小突くと男性は真顔から呆れた顔になった。
「オレは、お前に助けられたんだよな。オレは本当に死んだのか。」
「さあ。私は一切質問には答えませんよ」
「ケチ。だけど兄さんは死ぬまで働いたんだよな。」
「はい、殺されるまでですけど、さてとあなたを協会に連れて行きますか」
「離せっ。双子揃っていじくそ悪いのはかわらないな」
男性は少年を軽々と持ち上げてしまった。
少年がどう動こうとビクともしない。
「少しの間ですから。さあ協会にいきますよ」
「い〜や〜だ 離せっ」
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